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苺な彼とビールな僕

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. 君といたいから 7











~Cside~









「は、離して、下さい///」




「無理だな」




「………なっ!!んっ///」









社長の隣に座って同じパソコン画面を覗きながらの作業とか!!







ただでさえ頭に血がのぼって何やってんのかわからなくなってるのに








いきなり耳に吐息を感じたと思ったら、柔らかいものが触れて、僕は椅子から転げ落ちそうになってしまった!!







そして呆然とする僕は気付けば社長の膝の上に座らされてるし、まるで女の子みたいに横抱きにされちゃってて!!







「こら、暴れるな」




「し、社長!!///」




「ユノ」




「……へっ?///」




「名前で呼んで?」




「ええっ!?///」




「出ないと下ろしてやらないよ?」




「そ、そんな!!…んっ///」







どうにか体を離そうとするのにがっしりと腰を掴まれて動けない







耳元で囁かれて変な声とか出ちゃってるし!!///







そういや社長は馬鹿力だって聞いたことがあったっけ……って、そんな悠長なこと考えてる場合じゃなかった!!






「チャンミン」




「……む、無理、です///」




「俺も無理」




「うっ………ユ、ユノ……さん///」




「ん、及第点だな」











そう言って満足気に僕を見つめるあなたが悔しくて、思い切り睨み返してやったんだ




































. 恋する君は花の香り 12












~Cside~










「えっと、じゃあここで」





「へえ、こんな近くに住んでたんだ」




「はい、学校が近いんですよ、だからアパートも借りやすくて、それに支援もあるし」




「そっか、一人暮らししてんだな」




「……はい」







バイト終わりにカフェで話をして、途中で僕のお腹が鳴ってしまったからラーメンまでご馳走してくれて






ハッキリとは覚えていないのに懐かしい笑顔に癒されたっていうか






きっと、良い人なんだろうって……







帰りは心配だから家まで送る、なんて女の子みたいに扱われて







『だってストーカーとかいるかもしれないだろ?』







とか言われちゃって、思わず2人で顔を見合わせて吹き出してしまった






そういや店長も心配してたっけ







「それにしてもストーカーはないよな」




「随分イケメンのストーカーですね///」




「言うねぇ、何も出ないぞ」




「ふふ///」




「でもストーカーと変わんないかも」




「……えっ?わ///」








不意に腕が伸びてきたと思ったら僕は抱き締められていて






一度ギュッと力を込めてからそっと体を離された






「ごめん、我慢できなかった」




「……い、いえ///」




「チャンミンの香りを確かめたくて」





「……///」





「また連絡する、おやすみ」








そう言ってふわりと笑うアーモンドの瞳が優しくて、何も言えなくなってしまう僕だったんだ















































. 君といたいから 6











~Yside~









「すいません、遅くなりました」




「ん、ありがとう、隣に座って?」




「あ、はい///」




「ここなんだけどね」









コーヒーの香りとともに部屋に入ってきた君、少し緊張しているように見えるのは気のせいじゃない、よな








自分の椅子の隣に座らせて、同じパソコンの画面を覗き込めばふわりと香る君の甘い香り







仕事なのは嘘じゃないけど、ヒチョルの言う通り職権濫用してるのも否めない








「えっと、ここですか?」




「ああ、君はパソコンには強いと聞いたから」




「ちょっと待ってくださいね、うーん、何でこんなに重いんだろう?」








カチカチとマウスを触る指が気になってじっと見つめていると







赤い耳がやけに気になって仕方がない







少しだけ触れてもいいだろうか………








真剣に画面を見つめる君の横顔をチラ見して、隙をついて耳に唇を寄せる






「……わっ!!///」






ほんの少し触れただけなのに、驚いて椅子から転げ落ちそうになる君






慌てて掴んだ腕が細くて驚いたけど、そのまま自分の膝に座らせてやった







「し、社長!!///」




「ん、ごめん、我慢できなかった」




「は、離して、下さい///」




「無理だな」




「………なっ!!んっ///」









俺の膝の上で真っ赤になって暴れる君を抱きしめて、もう一度その可愛い耳に唇を落としたんだ


































. コメントお礼と雑談など









おはようございます、このブログの管理人紫苑☆です( ˊᵕˋ* )



年の瀬も押し迫って皆様いかがお過ごしですか?




本日はコメントのお礼と雑談を少し、お話ではありませんのでお付き合いいただける方だけご覧くださいませ◡̈⃝⋆*








まずは読者の皆様、一年お世話になりました!!



こんな拙い私の話を読んでいただき感謝しかありません(꒦ິ⌑꒦ີ)



日々頑張れるのも読者様のポチポチのお陰!!本当にありがとうございます





そしていつもお話の最後にコメ欄を解放しているのですが、相変わらずお返事が書けておらず(汗)



この場にてお礼申し上げます←おい





ま*様
ひ***様
y*****様
K*****様
葉*様
時***様
ゆ***様
m****様
y*******様
み***様
は****様
バ**様
あ***様






順不同ですが温かいコメント励みになっております!!







初めましての方もおられて緊張←


こんな私でごめんねwwww






また、書き漏れもあるかと思いますがご容赦くださいね(;^ω^)






ほんまね、いつまで続くかわかりませんが、とりあえず妄想の続く限り頑張りますよ~









さてさて、デビュー15周年を迎えたホミンちゃんですが……









はっ!?





何ですかこの幸せエプロンサジンは!!






いつもうちらの妄想の枠を超えてくるホミンちゃん、恐るべしですよね、はい(泣)






幸せかよ←







とりあえず推し達がいちゃついてたらええんです!!←







もっとやってくれ!!






あとスタイリストさんに座布団100枚くらい投げたい気持ちです←エプロン最高♡







年末は韓国の歌謡祭に出演予定だそうで、本日は収録もあるとか







寒い中頑張るカシちゃん達にエールを送りたいですよね!!







さてさて、年明けの京セラですが私は3日間参戦となります←皆勤賞






今回はミーグリは考えておりませんが、土日はきっとイオンのフードコートあたりをうろついております←






だってね、お土産のお話かけてないから_(:3」∠)_







それでも会いたい方がおられたらご一報下さいね←






毎日の仕事と家事に追われて、いつの間にか社畜のように働いてる日々






やっぱり癒しはホミンちゃんですよねー!!






来年も色々やらかしてくれることを祈るばかりです(ノ∀\*)キャ






ではでは今年も残すところあと2日、みなさん良いお年をお過ごしくださいね!!






読者様サランへッ\♡/

サランへッ\♡/

サランへッ\♡/






最後になりましたがいつもステキなタイトル画を作ってくれるAli様にも感謝を込めて!!





サランへッ\♡/

サランへッ\♡/

サランへッ\♡/







普段はこちらにおります|x・`)チラッ


↓↓↓↓




しおさんのインスタ☆








ではでは紫苑でした・:*+.\(( °ω° ))/.:+











































































. 恋する君は花の香り 11











~Yside~









「やあ、お疲れ様!!」




「すいません、お待たせしちゃって」








そう言って息を切らせながら店に入ってきた細過ぎるシルエット







綺麗な顔に長過ぎる手足はまるでモデルのよう







でも、宝石みたいな大きな瞳と艶々のホッペは昔のまんまだ







それにしても大きくなった、なんて変に感心してしまうけど







あれから10年以上が過ぎてるんだから当たり前、だよな








「ほんと久しぶり」




「……あの///」




「やっぱり思い出せない?」




「………ご、ごめんなさい」





「そっか」





「……あの、もしかして僕のおじいちゃんちで遊んだ、とか?」





「そう!!二人でよく遊んだよ!!」




「………そう、なんだ///」









俺の言葉にホッとしたように微笑む君が可愛くて、ああ、本当に出会うことができたんだって







その後はポツリポツリと自分のことを話してくれて、もちろん病気のことも







最初はストーカーかと思って遠ざけられていたことも知って焦ったけど







そんな病気のことがあればナーバスになる筈だよな








「あの店長さんは母の知り合いで、とても良くしてくれるんです」




「そっか」





「あの……また、会ってくれますか?」





「勿論!!俺からも誘おうと思ってた!!」




「ふふ///」









チャンミンの言葉に思わず立ち上がってしまった俺に、可笑しそうに片目を細める君が眩しくて







いつまでも見つめていたくなる俺だったんだ



























. 君といたいから 5












~Cside~










『今日少し残って欲しい、手伝って欲しいことがある』








そう言って僕を見つめるアーモンドアイから目が離せない








明日までに作らなきゃいけない資料もあったし、今日は仕事を家に持ち帰りしようか、なんて思っていたけど







社長から言われたら断れるはずない、よね///









やいやいと囃し立てるヒチョルさんをひと睨みしてパソコンへと向き直る








社長のお手伝いするならこっちを先に片付けてしまわなきゃ








まだまだ新人の僕ではできることも少ないから、社長の役に立てることが本当に嬉しいもの








俄然張り切っちゃう、よね///








そうと決まれば滞っていた作業もサクサクと進んであっという間に定時を迎える







一緒に残ると断言してたヒチョルさんはリョウクさんに引き摺られて帰って行ったし(笑)








「チャンミン、手が空いたらこっちに来て?」




「あ、はい!!」




「ついでに熱いコーヒーも頼む」




「はい!!///」









社長室から聞こえるあなたの声にドキドキと胸は高鳴って










仕事中だとわかっているのに、どうしたってときめいてしまうのは、仕方のない事だと思うんだ
















































. 恋する君は花の香り 10











~Cside~









「お前、大丈夫なのか?知らない奴なんだろう?」




「多分、大丈夫……です」




「そうか?何かあったら連絡しろよ?」




「ありがとうございます、店長」









そう言って店を出たのはちょうど夜の7時を回った頃







あの人は待っていてくれるだろうか?







僕を懐かしそうに見つめてアーモンドの瞳を細める人、確か名前は……ユノ、と言った








もしかして僕が幼い頃、祖父母の家で遊んでいた男の子?








記憶が曖昧過ぎて顔すら浮かんでこない、でも、そんな偶然ってあるだろうか………








遠い昔、祖父母の家から母に引き取られてその後二人で暮らしてきたけど







離婚のストレスや環境の変化についていけず精神的にとても不安定で







心因性の記憶障害に陥ってしまった







一時は母の顔も忘れてしまった時もあり、その時はかなり母を悲しませてしまったっけ







それに自分の持って生まれたこの香り……







生まれつき香りを纏っているなんて、自分でも君が悪いと思うのに






他人から見れば更に………







大人になった今はなんとか受け入れられるけど、幼い頃はよくからかわれたから







人との付き合いもあまりしなくなってしまった








そんな僕を訪ねてくれたあの人……










店長に頭を下げて店を飛び出した僕は、彼の待つカフェへと一目散に駆け出したんだ
































































. 君といたいから 4











~Yside~










『俺が何だって?』







そう言って顔を覗かせたのは些細な牽制







秘書室が騒がしいのはヒチョルが帰ってきたからで







顔を覗かせればデスクでヒチョルに詰め寄られるチャンミンの姿






なんだよ近すぎないか、なんてくだらない独占欲







だってね、他人に微笑みかけるのも妬けるほどなのに……






ひょいと顔を覗かせれば途端に真っ赤に染まる肌、綺麗な首筋のホクロがやけに艶っぽいとか






まったく、俺も相当だな







ニヤニヤとするヒチョルを小突いて追い払うと、リョウクが気まずそうに視線を逸らすから思わず笑ってしまった






今日はイェソンが居ないから余計に落ち着かないのかも







「すいません、騒いでしまって」



「いや、君のせいじゃない」



「………はい///」



「今日少し残って欲しい、手伝って欲しいことがある」



「あ、はい!!」







そう言ってふわりと笑う君の笑顔が眩しくて、いつまでも見つめていたくなる俺だったんだ
































. 恋する君は花の香り 9












~Cside~










「え?記憶障害?」




「………はい」





そう言ってチャンミンは深くため息をついた






あれから店の裏で話していたけど、彼は仕事中だったし、連絡先を交換して帰ろうかと思っていたのに






『あと少しで終わるから待ってて貰えませんか?』






なんて思いがけず言われちゃって……!!







俺としては願ったり叶ったりだし、ドンへの奴に今度奢るって約束して先に帰らせて







近くのカフェで時間を潰すことにした







それにしてもまさかこんなことになるなんて、ドンへに感謝しなきゃいけないな








そしてやっぱり怪しまれてたみたいだし(笑)









記憶障害、って言ってたな………







俺の事を覚えてないのはショックだけど、何か事情があったなら仕方のない事







そういやチャンミンの両親って見たことなかったっけ……







祖父母と暮らしてる時は寂しそうなそぶりは全く見えなかったけど







何か力になってやれたら……









カフェで冷めたコーヒーを飲みながら、だだ、君の事ばかりを考えてしまう俺だったんだ

























. 君といたいから 3











~Cside~








「それで社長とはどうなの?」




「はっ?///」







突然僕のデスクの横に座ったと思ったら、いきなり爆弾を落としてくるヒチョルさん






毎日散々絡んでくるから軽く受け流していたのに、今日は随分ストレートじゃないか!!





それでなくても大きな眼で射るように見つめられて、恥ずかしくてとても目を合わせていられないのに







……うちの会社って顔面偏差値高くない?








「ちょっとヒチョルさん、周りに人もいますし」




「リョウク、お前も気になるだろ~?」




「うっ……それは否定できないですけど」




「ちょっ!!リョウクさんまで!!」




「これはまた飲み会の予感だな」








そう言って一人でウンウンと頷くヒチョルさん、全くまだ仕事中だっていうのに






「やっぱ監視しておかないとだな、あの社長のことだから……」




「俺が何だって?」




「わ///」









僕とヒチョルさんの間にひょいと入ってきたのは、紛れもない社長その人だったんだ




























. プロフィール

紫苑☆

Author:紫苑☆
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