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苺な彼とビールな僕

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. 空色クリスマス




お久しぶりの空色ホミン•*¨*•.¸¸♬









~Cside~











雪が降ると思い出す

出会ったばかりの日のことを 




まだ、幼かった君のことを…………















「ユノさん、コーヒーでも淹れましょうか?」




「ん、ああ」









ベランダで佇んだまま動かないユノさんにそっと声をかけてみる






外はとても冷たい風が吹いていて、そんな所でずっといたら体が冷えてしまうのに







何か悩み事がある、とか?







でも、この冷たい冬は僕も嫌いじゃない



この国特有のキンとした空気は心まで清々しくしてくれるから









今日はクリスマスだからと早くに帰ってくれたから、久しぶりにゆっくりと過ごせている気がする







リウのいた頃はこんな風には過ごせなかった……








「ユノさん、冷えちゃいますよ?」




「チャンミン、こっちにおいで」




「は、はい、あの?///」








ベランダに出たところでグイと腕を引かれて僕はユノさんにすっぽりと包まれる







背中に感じる吐息にドキドキとしてしまうのは何年経っても変わらない














「チャンミン、耳が真っ赤だ」




「さ、寒いからです///」




「ふふ、そうか?」




「そ、そうです!!///」




「ね、それより見て、ほら!!」





「あ///」







そう言って長い指が差した先に見えたのは白くてふわふわとした、もの?







あ!!これって!!







「ユノさん!!」




「そう、雪だよ」




「初雪、ですね///」




「ああ、俺たちは運がいい」








真っ暗な空から落ちてくる雪を暫く眺めていると、色々な事が思い出されて胸がいっぱいになる







そういやリウが僕に雪だるまをプレゼントしてくれたことがあったっけ






結局は溶けて水になってしまっていて、その後泣いちゃって大変だったんだよね







懐かしい思い出………







そんな事を考えていると、急に強く抱き締めるから思わず振り向いた






ふわりと触れた唇は冷たくてまるで氷のよう


 




「何考えてたの?」





「え?///」





「どうしたら君を夢中にできるのか」





「………ぼ、僕はいつだってあなたに夢中です///」





「ふふ、チャンミン愛してるよ」








僕もです、と伝えたかったのに








言葉にする前に塞がれてしまった唇、そして見つめ合う僕達の行きつく先なんて決まっているから








でも、あなたの腕に抱かれながら、やっぱりリウの事を考えてしまう僕だったんだ







































































. 二人の未来 ~おまけ~ リウside













~Rside~











『お言葉に甘えて籍を入れることにしたよ』









父さんからそんな連絡があったのは俺達がアメリカに戻って数日経った後だった







ったく、さっさとやっちまえば良かったのに







相変わらず人のことばっかり気にして自分のことは後回しにして







でも、気になってたからちゃんと伝えることができて良かった






あの二人には幸せになって欲しいから







小さな頃から一緒に過ごした憧れの人、いつかプロポーズするんだ、なんて言っていた幼い日々






苦しい想いをした日々もあったけど、今俺がこうして生きているのは父さんとチャンミンがいたから





ほんの少し


ほんの少しだけ胸が痛む






そりゃ仕方ないよな、ずっと好きだったんだから














「ちぇっ、俺ってただのお人好しかよ」




「リウ?」




「ん?なんでもない」




「そ、そう?///」




「それよりこっちこいよ」




「ん///」







リビングにひょっこりと顔を覗かせたミヌの腕を引いて、その温もりを抱き締める







今はお前がいるから………







「ミヌ、シよっか?」




「な、何?突然?///」




「ん、ムラムラしてきたから」




「バカ///」








呆れながら俺を見つめる可愛い恋人にキスをして、二度と離れないよう腕の中に閉じ込めたんだ





























. 二人の未来 ~おまけ~ 後編











*ほんのりR18です♡


~Cside~











どうしてそんなに性急なのかわからない……






そりゃあ二人にとってはとても幸せな日だとは思う
 





でも、出会った時から僕は既にあなたのものなのに






………わかってるくせに///






こんなに強引にされても体は熱くなるばかりで、好きが溢れて仕方がない






食べられてしまうんじゃないかって思う程の激しキスに、苦しくて逃れようとするのに離してもらえないとか






ねえ、待って


欲しいのは体だけじゃない……







あっという間にベッドに沈められると、首筋にピリッと軽い痛みが走る






跡を残されたと気づいた時には、もう既にあなたの指が僕の奥を解していた







声もあげられない程の快感に溺れながらのばした指は絡めとられ




胸の尖を口に含むとあなたはニヤリと笑った






そして、ポロリと溢れたのは僕の涙……









「どうして泣くの?」




「……だ、だって……今日は意地悪、です」




「余裕がないだけだよ、それだけ君に夢中なんだ」




「……も、もっと……顔見せて……?」




「チャンミン愛してる」




「………ユノさ……僕も………あっ、ああっ///」










体の奥に感じるあなたの熱に浮かされて、揺らされるまましがみつくしかなかったんだ




























. 二人の未来 ~おまけ~ 中編














~Yside~










どれほど、憧れたらすむのだろう………








初めて出会ってから10年以上が過ぎているのに、見るたびに綺麗になっていく君






二人にとってゴールともいえる正式な届を出して、やっとここまでくることができた







とても、長い時間だったと思う







自分のことは後回しで、いつもリウの事を最優先に考えて時には母のように、兄のように接してくれていた







………少々好かれすぎていたのは否めないが(笑)







とうとう君を俺だけのものにする事ができた







昔、俺の事を中世の暗黒王のようだと笑った事があったが





正にその通りなのかもしれない







焦がれて止まない愛おしい人……!!







先にシャワーを浴びる君を待ちきれず、バスルームに押しかけたのは俺の我がまま







だって1秒だって惜しいんだ



静かな部屋に響く水音さえ俺を煽って仕方がない








一刻も早く君の肌に触れたい、そして抱き締めてキスをしてとろとろに蕩かせてしまいたい






俺のこと以外考えられないほど夢中になって欲しいんだ








「………んっ……ユノ……さ…待って……んんっ///」









君の唇を夢中で貪ると、苦しげに漏れる吐息が甘くて仕方ない







このまま抱いてしまいたいが、それでは後から酷く怒られてしまいそうだ、な








「………ユノさん、強引過ぎ///」




「ん、早く抱かせて?」




「………もう///」








濡れた髪のまま見上げる鳶色の瞳に、永遠の愛を誓う俺だったんだ































. 二人の未来 ~おまけ~ 前編












*ちょっとR18です♡


~Cside~











「先にシャワーを浴びておいで」








そんな風に言われて向かったバスルーム







2人で届を出して帰ってきて、用意しておいた食事を済ませて……







なんだろう、緊張しちゃう、な///







ボディソープで体を洗いながら自分の体をじっと見つめる





何年経っても求められるのは嬉しい事だけど、僕はあなたの心を引き留めておくほど魅力的だろうか






こんなにも求められているってわかっているのに///







シャワーで体を流すとふう、と一つ溜息をついた







この後の事を期待して熱くなる体が抑え切れないとか、僕ってどれだけあなたに慣らされてしまったんだろう






もう、あなたなしでは生きられないほどに///






「チャンミン?」




「わ!!///ど、どうしたんです?」




「待ちきれなくて来てしまったよ」




「す、すぐに出ますから、あの……んっ///」






慌てて出ようとする僕を引き寄せる逞しい腕、壁に押し付けられで蕩けるようなキスが落ちてくる






まだ服も着たままなのに!!///






「……ん……ダメ、濡れちゃいます///」




「構わない」




「………や……シャワー……あっ///」



 
 

抱き締める腕はスルリと肌をなぞって僕の中心へと辿り着く






ダメ、そんなとこ触ったら……!!///







「もうこんなにして、悪い子だね」




「………やっぱり意地悪だ///」




「昔から君にだけは抑えが効かない」




「………知ってます……あっ、ああっ///」









クチュクチュと音を立てて僕の中心を撫でる手に気が遠くなってしまう






一人でこんな風にしてるとか、恥ずかしくて顔も見れないよ///







「可愛いねチャンミン、欲しかったの?」




「!!!!///」

 


「もう諦めて?」







耳元で囁く甘い声にゾクゾクとして、とても逃げられそうにない僕だったんだ











































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紫苑☆

Author:紫苑☆
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