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. チャラい奴に超夢中 21
~Cside~
「全部俺のもんだ」
「…………えっ?……あっ……ああっ///」
耳元で響く甘い声、バスルームで壁に手をつかされてそのまま、とか……!!
ヒチョルさんがいつ帰ってくるかわかんないのに!!
流石にそこで最後まではシなかったものの、気怠い体は火照ったまんまで
ふわふわのタオルに包まれてベッドへと運ばれて、蕩けるようなキスをたっぷりとされちゃって
結局最後までシてしまった……!!
だって、ユノが妬いてくれてるって思うだけでジンジンと体が熱くなってどうしようもない
ユノに追いかけられていた筈なのに、いつの間にか僕の方がユノを求めてる
心も体もすっかりユノ一色に染められて……!!
「チャンドラ、愛してる」
「………も……離し……て///」
「それは無理」
「!!!!……こ、この体力バカ///」
「煽ったのはお前だし」
「なっ!!ぼ、僕は別に………あっ///」
「もう一回だけ、な?」
「あっ……ああっ!!///」
背中から入ってくるユノを思い切り睨みながらも、押し寄せる快感に身を任せてしまう僕だったんだ
. そんなデカイの入るわけない!! ~チャンミンの憂鬱~ 8
~Cside~
……正直ユノの言ってることがよくわからなかった
そういやずっと昔にもっと周りに気をつけろ的な事を言われたことがあったっけ
その時はどういう意味か分からずに聞き流していたから、別に気にしてもなかったけど
家に帰ってからのユノはむっつりと黙り込んで、ちょっぴり怒ってるみたいだった
家の前で別れたと思ったら、晩御飯の後うちにやってきて、クッションを抱きしめたまま動かないし
買ってきたドーナツは普通に食べてたし、具合が悪いわけでもないみたい
いったい何が………?
「なぁ、チャンミン」
「えっ?な、何?」
「ほんと気をつけて」
「う、うん……でも僕、男だよ?///」
じっとりと僕を見つめるアーモンドアイ、なんだろやっぱり怒って………?
「ダメだ!!ダメ!!」
「ユ、ユノ!?///」
そう言って突然クッションを床に投げつけたユノは、僕をめがけて飛びついてきたんだ
. チャラい奴に超夢中 20
*ちょっとR18です♡
~Yside~
「………ちょ……ユノ、待って!!///」
「無理」
「シャワーぐらい浴びさせてよ!!……んっ///」
「じゃあ一緒に浴びよ?」
「ダ、ダメ!!ヒチョルさんが!!///」
腕の中でバタバタと暴れる細い体をがっしりと掴んで抱き寄せる
必死になって逃げようとするからバスルームに追い詰めて着ているものを全部剥いでやった
途端に薔薇色に染まる艶やかな肌……!!
強引だって責められたっていい
早く体を重ねたくって仕方がないんだ
「………待ってってば、あっ///」
「ほら、大人しくしろって」
「そ、そんなとこ………あっ……ん///」
「ん、そのまま壁に手ついて、そう、いい子だ」
「………はっ……あっ………ふ…ん///」
甘い声を上げる体を撫であげて壁に手をつかせる
そんな可愛い顔で睨まれてもちっとも怖くない、チャンドラの弱いとこなんて知り尽くしているのに
撫でるたびに跳ねる体に俺自身も過剰に反応しちまってる
俺の知らないチャンドラを誰にも見せたくはなかったのに!!
「全部俺のもんだ」
「…………えっ?……あっ……ああっ///」
可愛く反応するチャンドラの背中にキスを落として、既に硬くなった中心をやわやわと揉みしだいてやったんだ
. そんなデカイの入るわけない!! ~チャンミンの憂鬱~ 7
~Yside~
「え?見られてた?」
「そうだよ、気付かなかったの?」
「ええっと、ユノの事を見に来てるのはわかったけど……」
そう言って首を傾げる俺の恋人
………ダメだ、本人は全く気付いてない!!
今日チャンミンがうちの店に来ることはわかっていたし、ある程度予想はしていた
でも、まさかあそこまでとは……
そう、チャンミンはモテる
高校の時はファンクラブもあったくらいなのに、何かの間違いだってまったく我関せずで
大学に入ってからも噂には聞いていたんだ
まあ、あの独特の雰囲気に、皆んな気軽には声はかけられないみたいだけど
俺としてはその方が有難いっていうか、安心っていうか
「それよりユノ、仕事は大丈夫そう?」
「ん、それは全然」
「そっか、僕も出来る限り顔見せるね」
「ありがと、でも無理すんな?」
「ふふ、わかってる///」
無自覚な恋人に少し不安を感じつつ、繋いだ手に力を込める俺だったんだ
. チャラい奴に超夢中 19
~Cside~
「大丈夫、お前には怒ってねぇよ」
「うん、早く帰りたい」
「ん、早くその服脱いじまえよ、似合ってるけど肌見せすぎ!!」
そう言って不機嫌そうに僕を抱き寄せるアーモンドアイ、何もそんなに怒らなくても……
でも、心配してここまで来てくれたんだって思うとジンと胸が熱くなる
だって僕の事ずっと考えてくれてたって事、だよね///
ユノの腕の中が心地良すぎて動けないでいると、いつまで抱き合ってんだ、なんてヒチョルさんには散々からかわれちゃって
またユノと言い合いになってひっちゃかめっちゃかになってしまった
イェソンさんとシンドンさんにはひたすらに謝られちゃって、悪いのは黙ってたヒチョルさんの方なのに
当の本人はまったくの知らんぷりで(笑)
その後僕は早々に衣装を脱がされてユノの車に押し込められてしまって
たっぷりと甘いキスをされてしまった///
『続きは帰ったらな』
耳元で囁く甘い声に反応する自分の体に、ああ、僕ってすっかりユノに染められてるな、なんて
そんな自分に呆れながら、もう一度ユノの胸に顔を埋める僕だったんだ
. そんなデカイの入るわけない!! ~チャンミンの憂鬱~ 6
~Cside~
…………今日一番の衝撃だった
ユノがバイトをしてる大学近くのコンビニ、講義終わりに寄ってみたら大変なことになっていた
店の周りに女の子達の人だかりができていて、ちょっとした騒ぎになっていたんだ
そう、ユノは凄く良くモテる
でも、本人にはあまり自覚がないらしい
けど、それより人と関わるのが大好きだから、来るものは拒まずって感じで誤解されやすい
人との距離も近いし、仲良くなればとても良くしてくれるから
おおらかなようでとても繊細だし、あの人懐っこい笑顔で微笑まれたら、誰だって……
「チャンミン!!」
「あ、ユノ///」
「来てくれたんだ!!てか、何でそんなとこで止まってんの?中入れば?」
「あ、うん///」
自動ドアが開いてユノが顔を見せると、キャーと嬌声が上がり女の子達が一斉に後ろに下がった
さっきから僕の事もジロジロ見られてる気もしたけど、それは僕がユノの知り合いだから?
『ちょっと、あの2人友達みたいよ』
『ええ、神がかってる~』
『やば過ぎじゃない』
女の子達の嬌声にフリーズする僕は、ユノに腕をグイと掴まれて店の中へと引き込まれてしまったんだ
. チャラい奴に超夢中 18
~Yside~
「だからこれはどういう事なんだ!!」
「ああもう、耳元で怒鳴るなっての」
「これが黙っていられるかっての!!無断でチャンドラをモデルに使うとか!!」
「だからシルエットだけだって~なぁ、チャンミン?」
「ユ、ユノ、落ち着いて……」
「ッ!!クソッ!!」
散々探し回って辿り着いた撮影スタジオ、関係者以外はお断りします、なんて門前払いを食らってやっと中に入れて貰えたのはもう日も暮れる直前だった
ヒチョルのヤツめ、自分のだけでなくチャンドラのスマホの電源まで落としていたらしい
血相を変えて飛び込んだ俺に、スタジオの中はいっときパニックになっちまったが
何にしてもチャンドラが無事で良かった……!!
しかし!!
しかしだ!!
心配そうに俺に駆け寄るチャンドラの着ている服といったら!!
シースルーのインナーに紐のような布が縫い付けられたロングジャケットを着せられて
ぱっくりと開いた胸元から惜しげも無く艶やかな肌を晒している
しかもメイクまでされちまって、やたらとセクシーな目元にドキドキしちまうじゃねえか!!///
チャンドラの無事は確かめたから、とりあえず頭を冷やそうとくるりと踵を返す
途端にパタパタと駆け寄るチャンドラが可愛くて今すぐに連れて帰りたくなる!!
「ユノ、あの……ごめん、僕何も知らなくて」
「大丈夫、お前には怒ってねぇよ」
「うん、早く帰りたい」
「ん、早くその服脱いじまえよ、似合ってるけど肌見せすぎ!!」
「………ユノ///」
不安げに見上げるバンビアイが愛おし過ぎて、その細い体を思い切り抱き寄せたんだ
. そんなデカイの入るわけない!! ~チャンミンの憂鬱~ 5
~Yside~
「いらっしゃいませ!!」
「そうそう、そんな感じで元気よく、チョン君はイケメンだから噂になりそうよね~」
「ええ?噂、ですか?」
「そうよお、この辺の女子大生はイケメンに飢えてるんだから」
「は、はあ///」
上から下まで俺を見つめてニッコリとするパクさん
そう、今日は待ちに待ったバイトの初日
全てが初心者の俺に指導してくれるのは店長の奥さんであるこの人だ
ここのコンビニは夫婦でやっていて、奥さんが店の中のことを任されているらしい
店長は営業で店を留守にしていることが多いらしく、昼間の男手が欲しかったみたいなんだ
慣れてくれば夜勤もさせてくれるとか……
ま、まだまだ未成年だからそこまでは出来ないけど
「チョン君モテるでしょう?彼女とかいるの?」
「はあ、まあ///」
「あらあら、それは彼女さんも心配するでしょうね、ほら、店の外から偵察隊が見てるわよ」
「へっ?て、偵察隊?」
肘でツンツンと突かれて外へと目を向けると、あわてて離れていく女の子達
……なんだよ偵察って、全く興味ないのに
俺にはれっきとした恋人がいるんだから誰にも入る隙なんてない
「きゃー!!」
外で女の子達の黄色い声が上がったと思ったら、見覚えのあるシルエットが入り口のガラスに映ったんだ
. チャラい奴に超夢中 17
~Cside~
「さあ、もう目を開けていいわよ~」
訳も分からず声の高い男の人に連れていかれて、あれやこれやと着替えをさせられて最終的にはメイクまでされてしまった!!
この僕がメイクとか!!///
いや、ほんとマジであり得ないんだけど……
「シムさんって本当にメイクのしがいがあるわ~本当に綺麗」
「は、はあ///」
「スタイルだって抜群だし、色んなアレンジができそうねぇ」
「おいシンドン、チャンミンが怖がってんだろ?」
「あらやだ、私全然怖くないわよ~」
そう言って僕にバチバチとウインクをするその人、スタイリスト的な感じ?
シンドンさんって言うんだ………だいぶんいかついけど勿論男の人、だよね
「さ、チャンミン行くか」
「ヒ、ヒチョルさんっ、状況を説明して……」
「いいからいいから、協力してくれるって言っただろ?俺の事務所のホームページの撮影なんだ」
………事務所のホームページ?
そんなの僕、全然関係ないと思うんだけど!!
「ヒチョルさんって!!」
「あーもううるさい!!とりあえず時間ないから先に撮るぞ」
「ちょっ!!///」
同じようにメイクをされたヒチョルさんに腕を引かれて、僕はスタジオの中心に置いてあるソファへと座らされてしまったんだ
. そんなデカイの入るわけない!! ~チャンミンの憂鬱~ 4
~Cside~
「それでバイトは決まったんだ」
「うん、チャンミンの大学近くのコンビニ、合間にも会えるかって思ってさ」
「あ、うん///」
「じゃ俺、明日初日だから頑張ってくるよ!!」
しんと静まり返った部屋に戻ると、さっきの会話を思い出す
バイトを始めるのは知っていたけど、まさかうちの大学の近くだったとか
どうやらその近辺で探してたって聞いたのはユノの友達のドンヘ君からだった
大学近くのコンビニとか、若い女の子達の利用も多い
しかも近くに女子大もあるのに、ユノったら……
ドンヘ君には僕のことが心配だから、なんて言ってたみたいだけど、それより僕の方が心配になっちゃうよ
だってユノってばカッコいいんだもの///
好きだからとか、恋人だからって贔屓目じゃない
昔からユノの周りには男女を問わず人が蟻のように集まってくるんだ
勿論ビジュアルの良さもあるけど、内面的にもモテる要素が多いっていうか
「大丈夫、だよね……」
自分に言い聞かせるように呟いた言葉に、なんだか余計に落ち込んでしまう僕だったんだ