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. 僕のお尻が狙われてます 15
~Yside~
全体的にみて感触は悪くなかったと思う
距離が縮まるとつい触れたくなって揶揄ってしまったが、そこまで嫌がられてはないような(笑)
だって見上げる瞳は潤んでいたし
怖いけど興味深々って顔に書いてあった
まだ次の約束はできていないから、こういう時は強めに推してみるのもいいかもしれない
そう思いついたのが今朝の話、打ち合わせもあるからカフェの近くまで行く予定だし
何気なく送ったメッセージで今日バイトなことは確かめてあるし
俺って割と用意周到じゃない?
こうして訪れた君のバイト先、遠目から見てもわかるスリムなシルエット
そして何より可愛いお尻!!
「…………え?チョン、さん?///」
「やあ、チャンミン」
「あ、えっと、なんでここに?」
「ん?俺がコーヒー飲みに来ちゃいけない?」
「あ!!いえっ!!その///」
「ふふ、アメリカーノ一つ頼むよ」
「は、はいっ!!///」
突然現れた俺に戸惑うバンビアイが可愛くて、つい口元が緩んでしまう俺だったんだ
. 僕のお尻が狙われてます 14
~Cside~
「じゃあまた、モデルの件前向きに考えておいてね」
そう言って車から手を振るにっこりと笑うアーモンドアイ
反射的に振り返した手をおろし、僕は慌ててペコリと頭を下げた
結局あれから色々あって、こうして駅まで送ってもらっちゃって
なんだかとっても疲れちゃったよ………///
屋敷の中を案内してくれたのは良かった、でも、その後そのお尻を触られたり、なんだかキスみたいなことされちゃったり
綺麗な顔が突然目の前に現れて、カップを取り上げられたと思ったら髪を撫でられて
このまま襲われるんじゃないかってガチガチに固まってる僕に『ほんの挨拶だよ』なんてにっこりと微笑まれちゃって
もう何がなんだか……
スマホにはキュヒョンからのメッセージが鬼のように届いていて今日はどうだっただの、お尻は無事だったかのって
まったく人ごとだと思って(泣)
正直に言えば怖かった、でも、やばいのが嫌じゃなかったってこと!!
あの、お尻を触られた時の指の感覚が忘れられなくて体が熱くなっちゃう
モデル、やってみてもいい、かな?///
帰りの電車に揺られながら湧き上がる複雑な感情に、戸惑ってしまう僕だったんだ
. 僕のお尻が狙われてます 13
~Yside~
「なななな、何するんですかーー!!!!///」
「あーはーはーは!!いや、冗談だよ、さあコーヒーでも淹れよう」
「…………///」
むっつりと黙ってしまった君の肩をポンポンと叩いてリビングへと促す
まったく、そんな反応をされてしまうと余計に揶揄いたくなるのに
ちょっぴり震えていたのは怯えているから?
そして警戒して睨み返す大きな瞳はまるで子鹿のよう!!
ゆったりとしたソファへ促すと、とっておきの豆を挽いて濃いめのコーヒーをカップへと注ぐ
媚薬効果もあると言われているこの豆が、さて、君には効いてくれるのだろうか
「さあ、熱いうちにどうぞ」
「…………おいし///」
「ふふ、だろう?良かったらおかわりもあるよ?」
「…………チョンさんて、その///」
視線を泳がせながらカップからの上目遣いだとか、無意識にしちゃ警戒心が無さすぎる
はやる心を押さえながら冷静を装って向き直ると、途端に染まる肌から目が離せない!!
「ん、何?」
「も、もしかして……….そ、そっちの人、ですか?」
「は?」
あまりにストレートな質問に空いた口が塞がらない、そして当の本人は至って真剣だから余計におかしくなってしまうよ
「チャンミン、そっちの人って……ぷっ」
「あ!!す、すいません、僕!!///」
「いや、いい、あんまり素直で虐めたくなるね」
「えっ、えっ?///」
持ったままのカップをソーサーごと優しく取り上げると、真っ直ぐに見つめるバンビアイにそっとキスをしたんだ
. 僕のお尻が狙われてます 12
~Cside~
「どう?落ち着いた?」
「あ、はい///」
「そう、良かった、じゃあ案内しようかな」
「は、はいっ///」
キツイ坂を登ってやっとのことでここに辿り着き、ホッとした所にまた至近距離でのこの笑顔とか
まったく、心臓に悪いったらないよ///
先を歩くチョンさんについて長い廊下を歩く、無駄に広い庭がやたらと目について更に緊張してしまう
だって!!めちゃくちゃ豪邸じゃないか!!
スタジオだって聞いてたのに想像とは全然違うから無駄にキョロキョロとしてしまうよ……
「何?落ち着かない?」
「えっ?わ///」
いきなり隣に来たと思ったらさりげなく伸びてきた手がスルリと僕の腰を撫でる
ゾワゾワとした感覚にギョッとして見上げた先には優しく煌めくアーモンドアイ!!
だから距離が近いんだって!!///
「チ、チョンさん?///」
「ふふ、感じやすいんだね」
「えっ?えっ?///」
か、感じやすいってなんだーーーー!?///
そして腰の辺りを撫でていた指がそのまま僕のお尻へと!!!!///
「ちょっ………どこ触って!!///」
「うん、いいね」
「あっ///」
にっこりと笑ったチョンさんの指が僕のお尻の真ん中をスルリと撫でるから、驚いて尻餅をついてしまう僕だったんだ
. 僕のお尻が狙われてます 11
~Yside~
「やあ、いらっしゃっい」
「こ、こんにちは///」
「連絡来ないから心配してたんだよ、駅まで迎えに行ったのに」
「あ、えっと、なんだか申し訳なくて、その///」
「まあいい、さ、入って?」
「あ、はい、すいません、お邪魔します///」
そう言って申し訳なさそうに眉を下げるバンビアイに思わず口元が緩む
どうやら気を使ってここまで歩いてきたようだが、かなり息が上がっている様子
アトリエまでは結構な坂になっているから、まあ、仕方ない
それにしても必死に汗を拭く様子に思わず構いたくなってしまう、そして汗で額に張り付いた髪が気になって仕方ない
「ふふ、そんなに暑いの?」
「あ、いえ、歩いてきたから///」
「そう、上着を脱いで楽にするといい、それともシャワーでも浴びる?」
「えっ!?///」
ソファにリュックを置きながらギョッとして振り返る君が可笑しくてつい吹き出してしまう
ま、半分くらいは本気だけど……
いや、でもあまり最初から怯えさせるのは良くない、よな(笑)
「あーはーはーは!!冗談だよ」
「あ///」
「お茶でも出すよ、座ってて?」
「は、はい///」
見るからにホッとしてソファに座り込む小鹿ちゃんに、緩む口元が抑えきれない俺だったんだ