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. 恋しいのは君の手 26
~Yside~
「ユノ、今日も絶好調だな!!」
「ふふん、当たり前だろ?」
「おっ、言うね~終わったらちゃんとマッサージしてもらえよ?」
「ああ、勿論!!」
バックダンサー達とのリハを終えて転がるようにして控え室に戻る俺
だってそこには俺の愛しい恋人が待っているから!!
慌ててドアを開けると大きな瞳をくるくるとさせて、疲れた体も一気に癒される気がするよ
「ユノ、びっくりするじゃない」
「ん、チャンミンの顔が早く見たくて」
「!!!!……そ、そう言うことここで言わないの!!///」
「じゃ、どこだったらいいの?」
「えっ?そ、それは///」
でっかいタオルを持ったまま真っ赤になる耳が堪んない
マッサージベッドにセッテングしようとしてたのか
そんなので顔を隠すとかちょっと反則じゃねえの?
じりじりと壁に追い詰めると余計に顔を真っ赤にして怒るから、可笑しくて遂には2人で吹き出してしまった
「もう、こんなことしてると早く帰れなくなるよ?」
「それは困る!!」
「じゃあ早く横になって?」
「はーい!!」
俺を見つめる眼差しはどこまでも優しくて
大切にしなきゃって
護っていかなきゃって
だってずっと2人で一緒にいたいから
背中に感じるあなたの指の温もりに、今日もじんわりと癒される俺だったんだ
. 恋しいのは君の手 25
~Cside~
…………あの後、僕らは生まれたままの姿になって肌を重ね合った
でも、結局最後まではシなかったんだよね、うん///
なんでかっていうと、その………ユノに散々啼かされて、キャパオーバーになっちゃって
僕の方が遂には力尽きて眠ってしまったから……
だってあんなにも気持ちのいいものとは思わなかった///
ユノのテクニックがどうとかそういう前に、触れられるだけで体が熱くなって、僕のソレもギンギンに反応しちゃって
男のくせに触れられるのが気持ちいいとか、ちょっとどうなの?とか思ってしまうけど
きっとそれはユノだから
大好きな人に触れられることが1番の理由なんじゃないかと思う
恋人になって、なにがどう変わるのかは分かんないけど
何があっても僕がユノを護る
ユノのそばにいてマイナスになることがないように、1日1日を大切に生きていきたい
だってもう離れられない
世界で一番愛おしい人だから………!!
満足そうに僕を抱えて眠る寝顔を見つめながら、起こさないようにそっと触れるだけのキスをしたんだ
. 恋しいのは君の手 24
*ほんのりR18です♡
~Yside~
「チ、チャンミン?///」
「……うん、僕はユノのものだよ///」
「すげ、殺し文句///」
長い腕を絡ませてそんな台詞とか、もうどうやったって敵わない
だって、ちゃんと恋人になってから触れたかった
想いを伝え合うだけじゃなく、あなたの口から俺の事を好きだって、そばに居たいって言って欲しかった
重なる唇には次第に熱を帯びて、クチュ、と音を立てて必死で舌を絡め合う
あれから何日経ったっけ?
喧嘩とまではいかないまでも、気まずい雰囲気だったのは何でだっただろう
「………ん、ユノ///」
「チャンミン好きだよ」
「………あ、わて……ない…で、んっ///」
バスローブから覗く素肌が艶めかしい、そろりと手を差し込めばピクンと跳ねるから止まらなくなる
触れるたびに漏れる甘い声、上気した肌はしっとりと汗ばんで
ああ、ツンと尖った胸の突起が愛おしい
堪らずペロリと舐めると驚いたように俺を睨むから、目線を合わせたままチュッと吸ってやった
「………あっ///」
「チャンミン可愛い」
「………や…はずか……し……///」
「ん、俺に任せて?」
「あっ、ああっ!!///」
可愛い突起を舌で転がしながら、既に熱をもったソコを布の上からゆるゆると揉んでやったんだ
. 恋しいのは君の手 23
~Cside~
「チャンミン、こっち来て?」
「…………///」
「ちゃんと顔見て、俺の話聞いて?」
「……はい///」
バスルームから出たらてっきりそのままそうなっちゃうのかと思ったのに、意外にも手を取られてソファへと座らされてしまった
ドキドキとしながら見上げるアーモンドの瞳は少し潤んで熱をもって
ユノは大きく息を吐くと繋いだ手にギュッと力を込めた
「チャンミン、俺、俺はさ、こんな仕事してるから普通のやつよりは側にいれやれないかもしれないけど」
「………///」
「それでもチャンミンが好きで堪らないんだ」
「……ユノ///」
「だからちゃんと恋人になって?ずっと俺のそばにいて欲しい」
そう言って懇願するように握られた手に唇を寄せるユノ
ああ、どうやったって敵わないのに
僕はそっとその手を解くとユノの背中に両手を回した
突然の僕の行動に戸惑うのが顔を見なくてもわかる
もう、どうしようもなく好き
「チ、チャンミン?///」
「……うん、僕はユノのものだよ///」
「すげ、殺し文句///」
僕達はおでこをコツンと合わせて微笑みあって、お互いの温もりを確かめ合うように抱き締めあったんだ
. 恋しいのは君の手 22
~Yside~
すっげ、心臓がバクバクしてる………
勢いに任せてホテルの部屋のインターホンを鳴らしたまでは良かった
落ち着けって自分に言い聞かせてきたはずなのに、あなたの顔見たらまるで抑えが効かないとか
正直モテない方じゃなかったし、勿論こんな世界で生きてきたんだ、それなりの恋愛だってした筈なのに
まるで初めて恋した時のようにドキドキと胸が高鳴って、今すぐ奪ってしまいたくなる
ああ、どうかこの気持ちを受け止めて欲しい……!!
でも、その前に確かめなきゃいけないことがある
「………ユノ?」
薔薇色の肌に潤んだ瞳、やばい、かけらほどの理性もふっ飛んでしまいそう
「チャンミン、こっち来て?」
「…………///」
「ちゃんと顔見て、俺の話聞いて?」
「……はい///」
俺の言葉に不安げに見つめるあなたを、怖がらせないようそっとソファへと促したんだ