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苺な彼とビールな僕

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. 愛をもっと!! ~その男変態につき 18~








~Yside~






あの日、無理を言って同僚に幹事をお願いして、トロトロになったシム先輩を抱えるように歓迎会を後にしたもんだから



後で随分噂になって先輩には怒られてしまった




俺としては2人の仲をオープンにしてもいいぐらいなのに、ここは先輩の顔を立てて暫くは大人しくすることにしたんだ



全く、シャイ過ぎる恋人を持つのも苦労するよ(笑)



女子社員の中では俺達の仲を詮索しようとしていた奴もいたけど、そこは俺が上手く誤魔化しておいた



社内では相変わらずのツンデレなシム先輩だから、俺の片想いって事で納得したみたい



まあ、ヒョナにはバレてたみたいだけど(笑)



大人しそうな顔してなかなかの根性の持ち主らしく『私、諦めませんから』なんて、サラリと言われちゃって(笑)



そういうの嫌いじゃないけど、俺の横で動揺する先輩がこれまた可愛くて堪んない




「ユ、ユノ、いい加減僕のパンツ返せよ!!////」


「ええ~どうしよっかな~」


「お、落ち着かないんだよ!!あれじゃあ!!////」


「ん?ティーバック好きでしょ?」


「ばっ!!////好きじゃな……んぁっ!!////」


「んふ♡チャンミン反応良すぎ」


「……あっ……や////」




本日はコードレスバイブ付きのティーバック、仕込んでたのに気付かないとかどこまでも天然なんだか



「……ユ、ユノ////」


「ん、続きは帰ってからね」



下唇をキュッと噛んで快感に耐える先輩に、ゾクゾクとして次のペナルティを企む俺って、やっぱりあなた限定の変態だって思うんだ



























. 愛をもっと!! ~その男変態につき 17~








~Cside~






飲み会の最中にユノにトイレに連れ込まれて、なんかエロいキスとかされちゃって



どうして怒ってるんだろう……あのヒョナって子と話してたから?



た、確かにその……連絡先とか聞かれたけど////



遠くにいたユノにはそんな事は聞こえなかったはずなのに、あんな風に独占欲を出されてしまうと……その、胸の奥がズクンと熱くなって



ユノとのキスでトロトロにされた僕は、いつの間にかタクシーに乗せられて、ユノと一緒に家へと向かっていた



飲み会は、とか

ユノは幹事だったのに、とか

チーフや同僚達はなんて思っただろう、とか



色んなことが頭の中をぐるぐると回っていたけど、抱き寄せられた腕の強さにちょっと安心しちゃうなんて



心の中はすっかりユノでいっぱいみたい




剥れた顔の割には、凄く優しく愛されちゃって、焦れったいほどの愛撫に先に根をあげたのは僕の方で



し、しかもティーバックも履いたまま……////



「……んっ……はっ…ぁん////」


「ん、先輩すっげいい」


「……や………なま……////」


「ん?何?」


「….な、名前で………あっ////」


「!!!!チャンミンやばいって」


「……ひっ……あぁんっ!!////」


「……くっ」




何も考えられない程に何度も揺さぶられて愛されて、僕はそのまま意識を飛ばしてしまった









































. 愛をもっと!! ~その男変態につき 16~








~Yside~






『ちょっと待った!!!!』





人の間をどうにか抜けて、仔猫のようなポーズでシム先輩に迫り来る敵を牽制する



なんだか耳まで赤くしてドギマギとする先輩に胸がジクジクと痛むけど



背中からがっしりとホールドすると人にはわからないよう耳にそっとキスをした



「!!!!////ユノ!?」



いきなりの俺の行動にフリーズする先輩を抱え込み、目の前で目を丸くするヒョナをひと睨みする



「……あ、あの?////」


「悪いけど先輩は俺のもんだから」


「ユ、ユノ!?////」


「ぜってー渡せねーから!!」



人ってこんな低い声出るんだってくらい怖い声だったと思う



俺の言葉に固まったままの先輩をそのまま立ち上がらせ、ヤイヤイと囃し立てる同僚達を尻目に座敷を後にした



我に返った先輩が暴れ出す前にトイレに連れ込んで、壁に押し付けると強引に唇を塞いだ



「……んっ、ユノッ……やめ……////」



深くなるキスに先輩が蕩け始めた頃、ズボンの上からティーバックをグッと引き上げてやったんだ



「……んぁっ!!////」


「……赤い顔しちゃって、谷間なんかに見惚れてんじゃねーよ」



グイグイと引き上げると体を震わせて身を捩るシム先輩、さっきから既に反応してるのバレバレなんだけど



「……ユ、ユノ////」


「俺がヤキモチ焼きなの知ってるでしょ?またペナルティが増えちゃうね」


「………ひっ////」



足の間に膝を差し込んで、反応し始めたソレをグイグイと刺激してやった



ちょっと乱暴にされると興奮するのわかってんだ



されるがままに恍惚の表情なんて浮かべちゃって、酔って潤んだ瞳が堪んなく色っぽい



「……帰ってお仕置きだね」


「……あ////」



コツンとおでこを合わせてもう一度抱き締めると、今度は甘くて優しいキスをたっぷりとお見舞いしてやったんだ




















. 愛をもっと!! ~その男変態につき 15~








~Cside~






『ヒョナです、ずっとお話ししたくて////』




そう言って僕の向かいに座ったのは総務に入った新人の女の子、最近ユノをマークしてるソナって子と一緒にいる子、だよね?



最近ヤケに目が合うとは思ってたけど、もしかしたら僕からユノの情報を聞き出すつもり、とか?



チャラさから言ったらうちの会社でナンバーワンのユノだけど、最近付き合いが悪いから秘密の恋人でも出来たんじゃないか、なんて言われてて



まさか僕がそうです、とも言えないし……

どうしよう、困ったな////



「シムさんはお付き合いされてる方いるんですか?」


「……へっ?僕!?////」


「チョンさんに聞いても教えて頂けなくて」


「あ、あの?////」


「もしよかったら連絡先とか教えて頂けませんか?お友達からでもいいので」



これってどういうことだろう、てっきりこの子もユノのファンだと思ってたのに、これってもしかして……その、僕に?////



「……え、えっとユノじゃなくて?////」


「違います!!私、シムさんのことずっと素敵だなって思ってて、あの////」



こ、この状態って所謂コクられてるってことでいいのかな?



上目遣いで見つめられて、なんだか胸の谷間だって見えてるし、嬉しいけどこれは丁重にお断りしなきゃいけないよね////



こういうの慣れてないからドキドキして上手く話せないよ



「あ、あのね……わっ!!!!////」


「ちょっと待った!!!!」




なんとか言葉を選んで口を開いたその時、誰かが大声で叫んだと思ったら、見慣れた腕が目の前に伸びてきて、背中からがっしりと抱え込まれてしまったんだ////

























. 愛をもっと!! ~その男変態につき 14~








~Yside~






「おいチョン、こっちもビール頼む」


「おーい、グラス足んねーぞ!!」


「これコースに入ってんのか?追加で頼んでくれよ!!」




料理もセッティングされてるし、ビンゴゲームはもうちょい先だし、乾杯の後は少しゆっくり出来ると思ったのに、上司や先輩方にたっぷりと用事を言いつけられちゃって




あちこちから呼ばれて注文を伝えたりとか、俺はここの店員じゃないっつーの!!




これじゃあせっかくのシム先輩が見れやしないのに!!




ティーバッグの食い込みを気にしつつ座敷でモジモジするとか、マジ可愛くてやばいんだけど(笑)




クローゼットの中身を入れ替えてやったから、仕方なくティーバッグを履いて出かけていったシム先輩




……途中でどっかで買って履き替えてもよかったのに




まさかそのまま飲み会に参加してくれるなんて、ほんと期待を裏切らないよな♡



嫌がってる割に喜んでいるとか、どんどんMっ気が増してる気もするし



すっかり俺好みになっちゃって♡



そうだよ、奥さんはちょっとエロいぐらいの方がいいんだよ!!




ニヤニヤしながら満足げに彼を眺めていると、頬を染めて睨み返してくるとか




まったく、そういうとこも堪んない♡




そうこうしてるうちにヒョナが先輩の隣に座るのがチラリと見える、やはり敵は行動に出やがった




誰がお前になんか渡すかよ…




俺は彼女に牽制をするべく立ち上がり、意を決して二人のいるテーブルへと向かったんだ






















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紫苑☆

Author:紫苑☆
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