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苺な彼とビールな僕

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. 最上級のチャラい奴 22












~Yside~









「チャンドラ~行ってくるよ」




「あれ?今日は早くに行くんだ?」




「ああ、ちょっと寄るとこあるからさ、チャンドラは夜には帰ってるだろ?」




「うん、買い出しに出るだけだし、夕方には戻ってる」




「そっか、じゃ早めに帰るよ」




「うん、いってらっしゃ……ん///」







玄関先で見送ってくれるチャンドラに甘いキスを残してマンションを後にする







こんな何気ない朝のやりとりにも幸せを感じずにはいられないとか







まったくどんだけチャンドラに夢中なんだか…







うちの親に紹介してから将来が定まったっていうか、先の事がはっきりしたっていうか






お互いにこの先一緒にいるんだろうとは思っていても、まだぼんやりとしていたから







やっぱりアレだよな、ちゃんと申し込まないと!!








今日早くに家を出たのは行きたいところがあったから







だってほら、男のけじめとして必要じゃね?







やばい、すっげえドキドキしてちゃんと言えるか不安になってきた







今日取りに行くリングもきっと喜んでくれるはず!!






この先俺の隣にいるのはチャンドラしかいないから




もう絶対に離すことはないから








結婚しよう








出会いはかなり衝撃的で、でも結局は俺の一目惚れだった気がする






ずっとそばにいて

ずっと愛し続ける







チャンドラがいないと、どうにも生きていけそうもない!!







「よし!!」








朝のキンとした空気を胸いっぱいに吸い込むと、まだ人もまばらな街へ颯爽と足を踏み出す俺だったんだ

















































. 最上級のチャラい奴 21












~Cside~












『チャンドラがいないと息が出来ない』




『…………ずっと、ユノの側にいるよ?決まってるじゃん///』









なんだろ、やけに感傷的なユノにドキドキとしちゃって、そのまま腕の中に閉じ込められるようにして眠ってしまった







早くに寝たせいかやたらと早く起きちゃって、その……また朝から襲われてしまったけど







僕も求めていたからお互い様っていうか


愛を確かめ合うってこんな感じかな、なんて………








流石にユノのご両親に顔を合わせた時には恥ずかしくて



 

お母さんにまた顔が赤いって心配されてしまった///






ユノの方は至って普通で、お父さんと結婚のこととか話してて、焦ってコーヒーを溢しちゃったりとか






全く、何やってんだか………///







まだゆっくりしていけって言うご両親に丁寧にお礼を言って、ユノの実家を出たのがお昼を過ぎてから






緊張の糸が解けた僕は車の中でぐっすりと眠ってしまって、目が覚めた時には家に着いていた






結婚とか、この先の事は正直まだ考えられない………






でも、隣で僕の手をしっかりと握るユノの手は離したくないと思う







なのに何を勘違いしたのかユノったら……







「チャンドラ~また誘ってんの?」




「ばっ!!ち、違っ!!///」










そんないつものやりとりに口元が緩んでしまうのは、悔しいから内緒にしておこうと思うんだ















 




 
















. 最上級のチャラい奴 20













~Yside~










こんなにゆっくりしているのは何年振りだろう








チャンドラと付き合い始めてからやたらと健全な生活を送るようになって







こうして温もりに触れて甘い溜息をついている







自由気ままに生きてきた俺に、こんな日々が訪れるとか……













「……ユノ?起きなくていいの?」




「ん、まだいい」




「あのね、さっきお母さんが心配して……」




「ほっとけよ、お前に構いたいだけだ」




「………うん///」









腕の中で擦り寄るふわふわの髪が擽ったくてそっとキスを落とす






なんだか柄にもなく感傷的になっちまう、よな







ここに連れてきたのは先々のことを考えてのこと、そう俺とチャンドラの……








「チャンドラ、チャンミン」




「………何?」




「ずっと、そばに居てくれよな」




「何、急に///」




「ん、なんとなく、だ」




「ええ?なんとなく?」




「チャンドラがいないと息が出来ない」




「………ずっと、ユノの側にいるよ?決まってるじゃん///」










そう言ってふにゃりと笑ったバンビアイが愛おしくて、擦り寄る体を強く抱き締める俺だったんだ









































. 最上級のチャラい奴 19












~Cside~









「あら、チャンミンさん大丈夫?なんだかお顔が赤いけど……」





「あ、いえ、大丈夫、です///」





「そう?飲ませ過ぎちゃったかしらね、ごめんなさいね、つい嬉しくて」





「あ、いえ///」





「ユンホさんが誰かを連れてくるなんて本当に初めてなのよ~私達のことは気にせずゆっくりしてらして?」






「あ、ありがとうございます///」







二階の客間からトイレに向かう途中、様子を見にきたユノのお母さんに見つかって心配されてしまった





でも……何があったかなんて、とても言えない、よね///






ユノはといえば散々僕を啼かせた挙句、ベッドで横になるとすうすうと眠ってしまって






そういやこの日のスケジュールを空けるために忙しくしてたっけ、なんて……







起こさないようにそっと部屋に戻ると、客間にある小さな冷蔵庫を開けてみる







中には飲み物や食べ物がどっさりと入れてあって、きっとお母さんが入れておいてくれたんだろう






距離は近いけど凄くいい人、だよね







それにしてもユノの家ってお金持ちだったんだ……僕の家とは全然違うよ







ま、ご両親自身も普通じゃない気もする、かな(笑)








「………チャンドラ?」





「あ、ユノ、起きたんだ」




「どこ行ってたの?」








シーツの合間から不機嫌そうに顔を覗かせるアーモンドアイにゾクゾクとしちゃう







そう、最近は目が覚めたら側にいないと怒られるんだった……







「チャンドラ、来て?」




「……はい///」








低い声に吸い寄せられるようにベッドへ近づくと、あっという間に腕を引かれて腕の中へと閉じ込められてしまったんだ




































. 最上級のチャラい奴 18











*ちょっとR18です♡


~Yside~








「………やっ……ダ、ダメ……あっ…///」





「もう諦めろって、な?」





「だ、だって!!……シーツ汚しちゃ……あっ…ん///」





「ん~しょうがないな」





「………んんーーっ!!///」










跳ねる体をベッドに沈めて首筋をなぞるようにキスを落としていく







左手に握られたチャンドラのソレは痛いほどに膨らんで、スライドするたびに蜜を垂らしていて








………最近ますますエロくなった気がする








それもこれも俺のせいだってチャンドラは怒るけど、そりゃ素質があるからに決まってる






チャンドラの艶っぽさと儚さは天性のもの……











「チャンドラエロい」





「………もう、やだって///」





「ん、イきたい?」





「………ユ、ユノの意地悪///」





「チャンドラが可愛いのが悪い」





「なっ!!///」








怒って睨み返す仕草さえ愛おしいとか、俺も相当なもんだけど








「声、抑えとけよ」





「えっ?あっ、ああっ!!///」










ぬらぬらと蜜を垂らすチャンドラのソレを口に加えると、一気に絶頂へと追い込んでやったんだ















































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紫苑☆

Author:紫苑☆
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