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. JELLY LOVE 4
~Cside~
………今のはいったいなんだったんだろう
暗い照明の中ハットを被った男性が静かに動き出すと、それに合わせるようにドラムの音だけが響いて
ここって生演奏じゃなかったよね、なんて考えてる間もなく流れるようなその動きに魅了されてしまった
そのダンスは有名な外国アーティストのものだったけれど、その人とは違う何か………
『いいぞユノ!!』
『キャー!!もっと踊ってー!!』
オープニングの静かさとは違う激しさ、音楽に合わせて踊るその人は不意にこちらを見上げた
………わ、目が合った?///
ニヤリと笑ったその人は歓声の中、静かにステージを降りて消えていった
「おいシム!!大丈夫か?」
「………えっ?///」
「なんだユノに見惚れてんのか?あいつのダンスは本当にヤバいよな!!」
「み、見惚れてなんて!!………ユ、ユノ?」
「ああ、後で紹介するよ、おー酒足んねえな!!もっと持って来い!!」
そう言って笑顔で席を立つヒチョルさんの後ろ姿に、ただ呆然としてしまう僕だったんだ
. 旦那様は発情期 3
~Cside~
「うっ、いたた///」
「なんだよチャンミン、腰痛なの?」
「いや、えっと、あの///」
「あー!!そういう事か!!ユンホさん激しそうだもんな~」
「ちょっ!!キュヒョン!!///」
そう言って僕をマジマジと見つめるキュヒョン、腕なんて組んじゃってうんうんと頷いてるし
そ、そんなにハッキリ言わなくても!!///
明日が大学だってわかってる筈なのに、最近のユノはそんなことは御構い無しに僕に触れてきて
一番酷いのは少しずつ触って僕をその気にさせて我慢できなくしちゃう事!!
結局最後までする羽目になっちゃって、次の日の余韻が凄くてこんな事に///
ニヤニヤとするキュヒョンを軽く睨んで冷めたコーヒーを飲み干す僕
今日はバイトがなくて本当に良かった……
「そういやキュヒョンこそシウォンさんとどうなの?」
「へっ?あー週末会うことになってるよ」
「へえ、それってその、付き合ってるの?」
「うん、まあ……そんなとこ///」
ちょっとバツが悪そうに視線を泳がせるキュヒョンは、どうやら本当にシウォンさんとお付き合いを始めたらしい
「でさ、シウォンさんが今度ダブルデートしないかって、ユンホさんに聞いてみてくれない?」
「ダ、ダブルデート?///」
キュヒョンの思わぬ言葉に思わず大声を出してしまった僕は、周りの皆にクスクスと笑われる羽目になってしまったんだ
. JELLY LOVE 3
~Cside~
「いやぁ、チャンミンさんって結構呑める口だったんですね~」
「ん、そうでもないよ、ただビールが好きなだけなんだ」
「クールな顔してなんだかイメージと違うな、きっと仲良くなれますよ、僕達!!」
そう言ってグイグイと迫ってくるミノ、同じ部署に配属になって知り合った後輩だけど
人懐っこい笑顔が爽やかなイケメン君、なんだよね
ビールやゲームの話も合いそうだし、人見知りの僕にもしっかり話しかけてくれるし
一緒にいて居心地がいいかも……
次々に運ばれてくる料理も美味しいし、お酒だって飲み放題だし
飲み過ぎないように気をつけなきゃ……
『さあ!!ショーが始まりますよ!!皆さん盛り上がって行きましょう!!』
突然店内に響き渡るマイク音にハッとしてフロアへと視線を移す
VIPルームはさながらバルコニーのようで、階下に広がるステージを一望にすることができた
……と、照明が落とされてステージ中央にスポットライトが照らされる
そして浮かび上がる長身のシルエット
ハットで顔を隠して佇むその姿があまりにも綺麗で、思わず見惚れてしまった僕だったんだ
. 旦那様は発情期 2
~Yside~
『ユ、ユノのバカ!!立てなくなっちゃうじゃない!!///』
昨日の夜キッチンで襲っちまって、最初はいたずらのつもりだったのに結局は最後までシちまって
チャンミンを随分と怒らせてしまった……
でも、シンクに手を突かせて後ろからとか、ある意味男のロマンじゃねぇか!!
乱れたエプロンにはだけたセーターがエロすぎて、ああ、思い出すだけでも体の芯が熱くなる
……最近本当に艶っぽくなっちゃって、益々心配なっちまうよ
こんなにお互いが求めあっているってのに、なかなか2人の時間が持てないのが現実で
まあ、生活してるんだから当たり前のことなんだけど
一日中腕の中に閉じ込めて、雨のようにキスを降らせて、その体を隅々まで堪能したい、とか
いやいや、こんな事言ったら二度と触らせてもらえないかも……
昨日の夜だって毛布を巻きつけて背中を向けて寝てしまったのに
うちの奥さん怒ると怖いから(笑)
俺の顔を睨みつけるチャンミンを思い出すだけでニヤニヤとしちゃって、思わず咳払いをして誤魔化す俺だったんだ
. JELLY LOVE 2
~Cside~
「じゃあ新人君達を歓迎して乾杯!!」
「「「カンパーーーイ!!」」」
ド派手な照明とガンガンに音楽の流れる中、所謂VIPルームで乾杯するスーツ姿の僕達
なんでもヒチョルさんはここのオーナーと知り合いらしく、特別に使わせて貰えたんだとか
ま、そうでもなけりゃ一介のサラリーマンがこんな高級そうなクラブに通い詰めるワケないか……
とりあえずはシャンパンで、なんていかにも高級そうなグラスで乾杯したものの
やっぱりビールが飲みたくなるのは悲しき庶民の性、かな(笑)
普段なら家に帰ってシャワーを浴びてから一杯やるのが毎日の楽しみだけど
たまにはこういうのもいいよね
『Lo Siento』
店の名前はスペイン語だろうか、シンプルな外装とは違って店内は至ってゴージャス!!
芸能人も利用するらしいから個室も沢山あるみたい
「ヒチョルさん、僕ビール頼んでいいですか?」
「ああ、好きなもの頼めよミノ、新人は基本飲み放題だからさ」
「ええー!!そりゃ飲まなきゃ損だ!!チャンミンさんも頼みましょうよ、ね!!」
「あ、うん///」
そう言って僕の顔を嬉しそうに覗き込むミノに、思わず苦笑いを浮かべてしまう僕だったんだ
. 旦那様は発情期 1
~Cside~
「なあ、今日もダメなの?」
「ダ、ダメです///」
「じゃあ明日は?」
「だ、だから週末まで……///」
「ん、無理!!」
「ユ、ユノッ!!///」
キッチンで洗い物の途中、ちょっかいをかけてくるユノを思い切り睨み返す
全く、最近いつもこんな風で困っちゃう///
ユンホさん……ユノと1つになってから2人共が嬉しくて幸せで
そりゃ最初は凄く痛かったけど………その、最近は僕の良いところばかり攻めてくるから開発されたっていうか///
いっぱい感じちゃって、頭が真っ白になって///
次の日は余韻が残りすぎて何も手につかなくなるし、もちろん体も怠いしで色々大変だし
カレンダーに印をつけてアレは週末まで我慢して貰うようにお願いしてるのに
「………や、どこ触って…///」
「なんだよ、こんなになってんじゃん」
「そ、それはユノが触るから……あっ///」
「胸も感じやすくなったよな?気持ちいい?」
「………や、やだ……ああっ///」
結局はキッチンで後ろから襲われて、ユノに口でイかされてしまった僕だったんだ
. JELLY LOVE 1
~Cside~
「え?クラブで、ですか?」
「ああ、新人歓迎会も兼ねての飲み会なんだけどさ、シムも行くだろ?」
「あ、えっと……僕は……」
「よし決まり!!つか、強制参加みたいなもんだ!!」
「えっ?ち、ちょっと!!ヒチョルさん!!///」
「ドタキャンすんなよー!!」
そう言って僕の背中をバシバシと叩くヒチョルさん、うちの部署の主任であり直属の上司なわけだけど……
人の話を聞いてくれないのがたまにキズ、だよね
僕の名前はシム・チャンミン、この春から新しい支社に配属にされることになった
出社初日は人見知りを発揮して殆ど誰とも話せなかったけど
上司であるヒチョルさんが随分とカバーしてくれて本当に助かってる
仕事も出来るしいい人なんだけど、遊びも全力らしく、しょっ中飲みに誘われるのがまた困ったところで
ま、こういう時は割と奢ってもらえたりするから、飲めるだけでも有難いと思わなきゃ
つか、スーツで行くのかよ……
突然の誘いに戸惑いつつも、うまい酒が飲めると思うと、つい頬が緩んでしまう僕だったんだ
. 奥様はご多忙につき 27
~Yside~
『ユノ、あの……いってらっしゃい///』
そう言って玄関から見送ってくれるうちの可愛い奥さん、そう、やっと俺達は1つになる事が出来た!!
………考えたら長かった
何も知らない子供のうちから付き合って、それから少しずつ愛を深めあって
結婚してからわかった事だが、チャンミンはとても感じやすい体のようで
ああ、可愛くてエロいとか!!最高の嫁じゃないか!!///
「……チーフ、何やってんです?」
「おわっ!!テ、テミン!!///」
「一人でニヤニヤしちゃって、通報レベルにキモいですよ」
「う、うっせ!!」
せっかく休憩室で今朝のチャンミンを思い出しながら弁当を食っていたのに
まったく、テミンのやつ!!
「そういやシウォンさん、恋人できたらしいですよ」
「へえ、アイツがねぇ」
「あれ?知らないんですか?この前バーベキューに来てた子ですよ!!ほら、チャンミンさんのお友達の!!」
「はっ?キュヒョン?」
「朝から皆んなにセルカ見せまくってましたよ、あ、ほら、来た!!」
「おーい、ユノーーー!!」
満面の笑みで休憩室に入ってくるシウォンに先が思いやられて、溜息しか出ない俺だったんだ
. 鈴カステラのお店やさん 25
~Cside~
「なんだチャンミン、おかしな歩き方だな~」
「そ、そうですか?普通です、よ?///」
「大方ユノに襲われたんだろ?わっかりやすいな~お前ら!!」
「ド、ドンヘさん!!///」
そう言ってクスクスと肩を揺らすドンヘさんを軽く睨み返す
確かにユンホさんに襲われてこうなっちゃったけど、知らんぷりしてくれればいいのに
本当に嫌になっちゃう///
ユンホさんに愛された次の日は、僕の缶詰からは幸せの鈴カステラがポコポコと生まれて
お店に大量に持っていく事になるから直ぐにばれちゃうんだよね
この前作りかけで出来なかった鈴カステラ特設コーナーも出来上がったし、今日はユンホさんが迎えにきてくれるから
一緒に写真撮ってもらわなきゃ///
ユンホさんのお仕事が忙しくてあんまりお出かけ出来ないし、何故だか僕はすぐに攫われてしまうから
『お前は一人で出歩くな!!』
………なんて怒られちゃって///
でも、迎えにきてもらうと帰り道がまるでデートみたいで、ちょっぴりドキドキしちゃう///
今日のランチは苺味の鈴カステラを添えて……
お客さんがいっぱい来てくれるといいけど///
『いらっしゃいませ!!』
『いらっしゃいませ~』
ドンヘさんの声に負けないように僕も大きな声を張り上げて、新しいお客さんをお迎えしたんだ
. 奥様はご多忙につき 26
~Cside~
「い、いたた……」
「バカ、起きなくていいって」
「で、でも……朝ご飯が、いたた///」
「そんなの俺が作ってやるよ、だから休んでろって」
「………ユノ///」
起き上がろうとした僕に甘いキスを落として、ゆっくりと寝かせてくれる優しい旦那様
そう、昨日僕はユノと最後まで………その、シたんだよね///
最初はどうなることかと思ったけど、僕のソコをゆっくりと解してくれたから
ちゃんと1つになる事が出来た……///
だってね、ぼんやりとした灯りの中見えたユノのソレは、見た事がない程大きくて
こんなの僕の中に入るわけないって思ったけど
ローションをたっぷりとつけて、その……前もたっぷりと触ってくれたから
それに、僕の中の良いところをユノが見つけてくれて、それからは指もスムーズに入るようになって
うわ///考えたら恥ずかしくて堪らない!!
「チャンミン?」
「うわっ、はいっ!!///」
「何それ(笑)」
「コーヒー淹れたから飲むだろ?こっちに持ってこようか?」
「……あ、はい///」
極上の笑顔で僕の顔を覗き込む旦那様が眩しくて、思わずシーツの中に隠れてしまう僕だったんだ