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. 僕のお尻が狙われてます 1
~Cside~
『うん、いい尻だ』
ふと交差点で聞こえた低音ボイス、最初は聞き流していたけど、え……しりってお尻のこと?
もしかしてセクシーなお姉さんでも歩いていたとか?
気にはなるけどここで立ち止まるわけもいかないし、横断歩道を渡り切ったところでキョロキョロと辺りを見回すけどそれらしき人影もない
なんだよ、聞き間違いだったのかと気を取り直して歩き出す
やばい、早くしないとバイトの時間に遅れそうだ!!
僕の名前はシム・チャンミン
田舎から出て大学に通う傍近くのカフェでバイトをしている
カフェのオーナーが同じ大学の出身で、バイトも雇ってくれた上に住む所まで提供してくれた
親からの仕送りも微々たるものだし、まさかこんな綺麗目のワンルームに住めるだなんて!!
大学にもなんとか徒歩圏内だし、マンションはカフェと同じビルにある
こんなに優遇されたら何かバチでもあたるんじゃないかって毎日ヒヤヒヤしてるところ
時々オーナーのシウォンさんから食事に誘われるのが面倒なくらいで
こんな本ばかり読んでる眼鏡男にご馳走してくれるとか、まったく良い人にも程があるよ
「チャンミン遅いぞ!!」
「す、すいません」
この店の店長であるヒチョルさんはオーナーの弟で、口は悪いけど割といい人だったりする
でも、僕ってばいつもトロいって怒られてばかりなんだよね
パタパタと店の奥へと入ると、不意にカフェエプロンが飛んできて思わず顔面でキャッチをした
「ふへっ?///」
「それ使え!!新しいやつ」
「あ、ありがとうございます///」
「いいから早くしろって」
「は、はいっ!!///」
僕は慌ててロッカーにリュックを詰めると、エプロンを結びながら厨房へと向かったんだ
. 家政婦さんは恋人 10
~Cside~
「チャンミン さん、こっちもお願いするわ」
「あ、はい」
「ありがとう、あなたが来てくれて本当に助かるわ~だって孫を預かっているでしょう?私も歳だし、あれこれ忙しくて」
そう言ってにっこりと笑うソク夫人、今日はイ主任に頼まれてこちらのお屋敷にヘルプにやってきた
前任者が急に入院してしまい、人手が足らなくなっての主任の苦肉の策で、ユノさんは気に入らないと随分拗ねていたけど……
偶には違うお屋敷の家政婦も新鮮でいい、よね
こういう時つくづく思うのは自分がこの仕事が本当に好きなんだってこと!!
家を綺麗にしたり部屋を片付けたり、その家に合わせた料理を作ったり
ユノさんちでは結構ゆるゆるに働いているから、身が引き締まるっていうか、リフレッシュするっていうか
だって途中で襲われちゃったりもするし///
ソクさんのお宅はかなり大きなお屋敷で、本来はご夫婦で二人暮らしらしい
でも、今はお孫さんを預かっていて生活のリズムが乱れて困っているんだそう
しかもかなりのやんちゃ君な感じ、かな?
なんでも寮でトラブルを起こして謹慎中なんだとか
「お婆様!!見て見て!!僕当たったんだよ!!」
「まあまあ、そんな大きな声を出さなくても」
「あ、ごめんなさい、昨日ね、サイン会の当選発表だったの、でね、見て!!見事当選したんだって!!」
いきなり部屋に飛び込んで来たと思ったらスマホを片手にソク夫人に詰め寄る美少年
確かテミン君って言ったっけ……
美麗な見た目と違ってかなり自由な感じでソク夫人もタジタジって感じだけど
キッチンでお茶をいれながら微笑ましい二人を眺めていると、ついつい会話が気になっちゃう
いけないいけない、こういう時は別の部屋にでも行って用事を済ませた方がいいかも
「あの憧れの『U.K.』に会えるなんて最高だよ~」
「えっ!?」
ドアノブに手を掛けた瞬間に聞こえてきた名前に、思わず声を上げて振り返ってしまう僕だったんだ
. 家政婦さんは恋人 9
~Yside~
「それで、ヘルプはどこになったの?」
「あ、はい、ここから割と近くなんです、だから昼間にちょこっと抜けて行ってきます」
「そっか、明日からだっけ?」
「はい、あ!!ちゃんとご飯は用意していきますから安心してください」
そう言って小さくガッツポーズを決める俺の恋人、あんまり可愛すぎて今すぐ抱き締めたくなっちまうよ
明日からはヘルプに入るって話だからこんなにゆっくりはできないかも、俺もまた打ち合わせで出掛けなきゃいけないし
休憩中と称してやっと隣に座らせたものの、落ち着かないのか全然目を合わせてくれないし
「チャンミン 、こっち向いて?」
「は、はい///」
そっと肩を抱き寄せると跳ねる体が堪んない、そんなに慌てなくても襲ったりしないのに
ああ、でも、できることならこのまま押し倒して……
「ユ、ユノ、さん?///」
「休憩中はキスしていい?」
「!!!!ダ、ダメ、です///」
「ちょっとだけ、ね?」
「……ま、待って………んっ///」
逃げようとする体を抱き寄せてねっとりと口づける、最近本当にエロくなった気がする
深くなる口付けにトロリとするバンビアイ、蕩けそうな仕草に体は熱くなるばかり!!
「休憩延長」
「えっ?///」
「ごめん、止まんない」
「………ちょ………あっ……や///」
「チャンミン可愛い」
「あ………ああっ///」
エプロンの隙間から指を滑り込ませて、主張を始めた胸の突起をキュッと抓ってやったんだ
. 俺の最強様 ~あなたに触れたくて~ 27
~Cside~
ユノと一つになった次の日、僕達はお昼までホテルで過ごし、コ叔母さんに挨拶をして大邱を後にした
コ叔母さんはどうやらユノを随分と気に入ったらしく、大量のお土産を送っておいたとご機嫌な様子だった
そういや僕が仕事の話をしてる間もなんだか2人で盛り上がっていた気がする
やたらと好青年だって褒めていたし、よっぽど印象が良かったんだろう
でも、ベッドの上では結構意地悪だったりしたのに………
やだ!!思い出したら体の芯が熱くなっちゃう///
そんな事を考えながら電車に揺られていると、ふと視線を感じて振り返る
寝ていると思ったユノはいつの間か起きてこちらを見つめていた
そ、そんなに見つめられたら余計に恥ずかしくなっちゃうよ///
「何考えてたの?」
「べ、別に何も///」
「ふうん?なんだか顔が赤いけど?」
「そ、そう?そういやちょっと暑いかも///」
アーモンドの瞳から慌てて目を逸らすと、誤魔化すように窓の外を見る
空はもう既に夕暮れ時で、車窓から見える景色は茜色に染まっていた
「なぁチャンミン、今度はさ、光州も経由して来ようか」
「えっ?///」
「………俺の爺ちゃん達にも紹介するよ」
「!!!!は、はいっ///」
思わぬユノの言葉に動揺した僕は、この後コーヒーを溢して大騒ぎになってしまったんだ
. 家政婦さんは恋人 8
~Cside~
「それでね、ヘルプの件なんだけどこのお屋敷に行ってほしいんだ」
「は、はい」
「あ、そういやユノには言った?」
「はい、話してあります」
「ならいい、アイツ煩いからなぁ~前もクレームの電話バンバン入れきてさ(笑)」
そう言って大袈裟に顔を顰めるイ主任に思わず笑ってしまう
そういや前もこんな事あったっけ、あれはチェさんのお宅に呼ばれて通っていた頃
あの時も色々と大変だった気がする………
今は恋人としても落ちいてきたっていうか、その、アッチの方も少しずつ進んでるし///
ユノさんの方は準備万端でいつでも来いって感じはするけど、僕の方がまだ………
「そういやユノのやつサイン会なんだって?」
「そ、そうなんです、毎日なんだか忙しそうで」
「ああ、ボアのやつが張り切ってたからな、アイツが盛り上がると誰も手をつけられない」
「そ、そうなんですか///」
書類に目を通しながら話すイ主任は苦笑いを浮かべる、だって3人は昔からの知り合いで友達なわけだし
当然仲も良くて色々なエピソードとかあるわけで………
僕にはわからないユノさんの昔の話
ちょっぴり寂しくなっちゃうな……
僕ってこんなにやきもち妬きだったんだ
「有名作家の恋人は苦労が堪えないな?」
「えっ!?///」
「覚悟しといた方がいいぞ」
「………///」
楽しそうに僕を茶化すイ主任を軽く睨んで、大きく溜息をつく僕だったんだ
. 俺の最強様 ~あなたに触れたくて~ 26
~Yside~
「チャンミンおはよう」
「おはよ、ございます///」
「よく眠れた?体は平気?」
「あ、えっと、大丈夫です、いたた……///」
甘い甘い恋人の時間、朝の光の中目覚める君をこうして見れるなんて……
気怠げに髪をかきあげる仕草とか、シーツから覗く艶やかな肌だとか
うん、全部俺のもの………!!
二人で目覚める幸せを一人噛み締めていると、不信に思ったのか腕の中から見上げるバンビアイ
やばい、それの目線は腰にくる!!///
「ユノ?///」
「はあ、もう可愛すぎだから」
「へっ?///」
「存在自体が罪だな」
「えっ?えっ?ちょ!!擽ったいって、ユノ!!///」
シーツの中で弄るように脇腹に手を伸ばす、擽ったさで逃げる体を後ろから抱き締めて拘束してやった
当然ながら俺のソレは元気にチャンミンの腿に当たっているわけで、きっとチャンミンのソレも………
「ユ、ユノッ///」
「ふふ、そんなに慌てなくても今日はシないよ?」
「…………///」
「チャンミン?」
「い、今は無理だけど………帰ったら、その///」
「バカ、煽るなって!!」
俺の言葉にキョトンとする君にキスをして、シーツごとその体を強く抱き締めたんだ
. 家政婦さんは恋人 7
~Yside~
「も、もう知りません!!///」
結局俺の手の中に熱を放ったチャンミンは、あの後バスルームに逃げ込んで暫く出てこなかった
極度の恥ずかしがりなのはわかってた筈なのに、煌々と電気をつけたままの行為は刺激が強すぎたのか
ちょっと暴走しちまった、かな?
ともあれ少しでも前に進めたのは良かったと前向きに考えてみる
それもこれも君が魅力的だから………
次の日からは警戒されちゃってかなり気を使う羽目にはなったけど(笑)
「ねえチャンミン、こっちのスーツはどうかな?」
「サ、サイン会ですか?」
「そう、眼鏡もかけようかって思ってるんだ、どれがいいと思う?」
「わ、いっぱいある///」
「だろ?眼鏡結構好きなんだよ、チャンミンもかけてみる?」
「えっ?だ、大丈夫です、あの///」
幾つかある眼鏡の一つを手に取って渡してみる、ああ、おずおずと耳にかける姿もやけに艶っぽい
そして予想通り眼鏡も凄く似合ってる!!
てか、なんかエロく見えちまうのは溜まってるから?///
じっと見つめると慌てて視線を逸らす君、真っ赤になった耳が可愛くて堪んない!!
「チャンミン?」
「あの、あんまり見ないで、その///」
「ん?なんで?」
「と、溶けちゃいそうです///」
「は?///」
「視線が甘くて、その///」
「!!!!チャンミン!!///」
あまりの可愛さに堪らず抱き着いてしまって、またしても逃げられてしまう俺だったんだ
. 俺の最強様 ~あなたに触れたくて~ 25
*ほんのりR18です♡
~Cside~
「チャンミン、力抜いて?」
「………ん、無理………あっ///」
「そう、いい子だ、上手だよ」
「……や……怖い///」
「素直に感じたらいい、もっと気持ちよくするよ?」
静かな部屋にクチュクチュと響く水音、もう、どれくらいこうしているんだろう
ユノの指が僕の中を掻き回して、最初は違和感しかなかったはずなのに、段々と違う感覚が生まれていく
揺らされているのは僕の体?いや、僕自身がユノを求めて腰を揺らしている
僕ってこんなだった?
こんなにも一つになりたくて堪らないとか
「ね、ユノ……もう///」
「ん、俺もそろそろ限界」
お互いがお互いを求め合い、一つになりたいと願うのは当然のこと
だって僕達は唯一無二の存在で、これから先ずっと一緒に生きていくのだから
「………んっ……ユノ///」
「チャンミン愛してる、この先ずっと変わらない」
「僕……も………あっ、ああっ///」
ずっしりとしたユノのソレが体の奥を貫くと、痛みと共に広がる幸福感にギュッと目を閉じる僕だったんだ
. 家政婦さんは恋人 6
*ほんのりR18です♡
~Cside~
「………んっ……あっ///」
「ん、気持ちいい?」
「や………聞かな……で………あっ///」
何がどうなっているのかまったくわからない
肌蹴たシャツの間からチラリと見えるのはユノさんの頭で、僕は胸を舐められてただ甘い声を上げることしかできない
必死に首を横に振るのに全然やめてくれないし、体の芯だけがやけにジンジンと熱くなって
太腿にふれるユノさんのソレも、その、すっかりヤル気になっちゃってるっていうか///
このままそうなっちゃう感じ?まさか最後まで………とか?
あ………でも僕、シャワー浴びてない!!///
そう思って体を起こそうとするけど当然ユノさんの力に敵うはずもなく
ああ、どうすれば………
「チャンミン、どうしたの?」
「え?あ…!!あの///」
ぐるぐると考えていると怪訝に思ったのか目の前にユノさんの顔!!
わあ、そんなに近くで見つめられたら!!///
「チャンミン?」
「あ、あの、嫌とかじゃない、けどその……///」
「うん?」
「シ、シャワーも浴びてないし///」
「そっか、でも、もうこんなになってるよ?」
「えっ?あ、ああっ!!///」
「俺に任せて、ね?」
そう言ってニッコリと笑うユノさんがあまりにもかっこよくて、結局は抵抗出来ない僕だったんだ
. 俺の最強様 ~あなたに触れたくて~ 24
*ほんのりR18です♡
~Yside~
「もう我慢の限界」
「えっ?///」
「チャンミン、今夜俺のものになってくれる?」
「ユ、ユノ///」
腕の中でコクコクと頷く君が愛しくて仕方ない
強張る体を安心させるようにキスをして、身を寄せ合いながら部屋の中へと戻った
ちょっとカッコ悪い告白だったかもしれない、でも、これが俺の正直な気持ちだから
君が欲しくて堪らなかったから……
パジャマがわりに来たTシャツ、無防備すぎるその身体をベッドへと横たえて上から見下ろした
君に触れるのは初めてじゃないのに、半端ない緊張に襲われて小さく息を吐く
いや、緊張してるのはお互い様
おでこをコツンと当てて微笑みあって、唇が重なればそれが始まりの合図
捲ったTシャツから溢れる小さな突起、つるりと撫でるとピクピクと体を逸らすから止まらなくなる
「………んっ…ユノ///」
「チャンミン、力入りすぎ」
「だ、だって………どうすればいいか……あっ///」
「ん、全部俺に任せて?」
「………ユノ……んっ///」
一枚ずつ衣服を剥ぎ取って生まれたままの姿でもう一度抱き合った
ルームライトに照らされた白い肌に目眩がしそうだよ
「………あ、あんまり見ないで///」
「無理」
「ユ、ユノ………んっ///」
不安げに見あげる瞳にキスの雨を降らせて、しっとりと汗ばむ肌に舌を這わせたんだ