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苺な彼とビールな僕

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. You Are My Destiny6 (おまけ)



~Kside~


最近僕の親友に悩みを相談されたんだけど、まあ、鈍感とゆうか、ほんとにどーでもいいような問題で


それでも眉毛を下げてシュンとした親友を見るのはこっちとしても辛いわけで


アドバイスっていうよりは、ちゃんとユノヒョンと話をしろって言ったんだけど




…あれから連絡がない




まあ、大丈夫とは思ってたけど…







その日事務所で親友に会う機会があった

打ち合わせをしているスタジオに入り、彼を探す



…あれ?



僕の親友はニコニコとスタッフと話をしていて



なんか…雰囲気が違う?
瞳はキラキラ輝いて肌もツヤツヤだし、一目でなんかあったんだと理解した


「チャンミナ?」


声を掛けると照れ臭そうに笑って



「キュヒョナ、こないだはありがとう」

だって…




はぁーー



悩みは解決したんだ…
ふーん



ゲームの話や漫画の話なんかして、今度いつ飲みにいける?なんて言ってたら




…きた!!!



颯爽と部屋に入ってきたのはユノヒョン

親友を変えた張本人!!



…っと

親友の顔がさらに変わった



瞳はさらにうるうると潤んで、キラキラの笑顔でユノヒョンを迎えた



途端に甘くなるこのスタジオ

雰囲気がガラッと変わった



なによりユノヒョンのチャンミナを見つめる視線

顔中に愛おしいって書いてある



なんだかこっちが恥ずかしくなって慌てて退散した



はぁーー



わかってても目の当たりにするとそれはそれでショックなわけで


あー
別に嫉妬とかじゃなくて



これから先また、親友からたっぷりと相談をもちかけられる予感が



はぁーー







僕も彼女ほしい!!!

いや、この場合彼氏か?





ないない!!!







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SMTお疲れ様でした(*´艸`*)
ちゃーたん帰っちゃいましたねー

エンディングでカンタパイセンとちゃーたん間違えちゃいましたwww


まさか居ないなんて思わなかったwww





. You Are My Destiny5



~Yside~



ー僕にもっと触ってください




だなんて、どこで覚えたんだそんな殺し文句




ぎゅっとつぶった目の淵にはキラリと光る涙が見えて、思わずそれを拭うように口付けた





…と、驚いた瞳がこぼれそうに開くのに見惚れながら今度は桜色の唇にキスをした




一度啄ばむように触れた唇…
ちゅっ…と音を立てて離れて、今度は角度をつけて強く押し付けた





「…んっ…」




チャンミナの甘い息が漏れる



堪らず口を開けたその瞬間、舌をねじ込んだ






ねじ込んだ舌はチャンミナのそれを絡めとり、感覚を確かめるように何度も深く深く





甘いな…






身体が熱くなる






初めての口付けにジリジリと後ずさるチャンミナをいつの間にか壁に押し付けて、更に深く唇を味わった







「…っ…んっ…ひょっ…んっ…」






やばい…
止まらない





「…んっ…まっ…って…っ…」






俺の体を弱々しく押し返そうとするから、更に体を押し付けた








自分の熱がわかるように…






~Cside~





僕は何をしてるんだろう…





気付けば壁に縫い付けられ何度も深くキスされていて





キスの合間に漏れる声は、まるで女の子みたいで…///






逃げようと身を捩れば更に強く、ひょんの中心の熱を押し付けられた




…っ

当たってるってっ…///




「…っ…ひょんっ!!」




思わず出た声が思いのほか大きくて





やっと離れたひょんの顔が不敵に笑った






ドクン…






「ごめん、なんか俺余裕なさすぎよな」




雄の色気を放つその表情に見惚れた









「早く心の準備しとけよ」







愛おしそうに頬を撫でて僕から離れた








ああもう…この人は…






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昨日のちゃーたんやばかったですねええ。゚(゚´Д`゚)゚。

今日も行ってきますよー










. You Are My Destiny4



~Cside~



怒ってると思ったのに



目があった瞬間に視線を泳がせて僕に背を向けるひょん



ズキッ…



なんで僕を見てくれないの?
なんで僕に触ってくれないの…?



思わずその広い背中にしがみつく




ビクッ




ひょんの体が強張って、全力で否定されてるような気がして



胸が痛くて…

涙が溢れそうで…



「…ひょん…どうして僕のこと避けるの?僕…なにか…しました…か?」



やっとの思いで出た言葉
きっと声は震えていた



驚いたように振り返ったひょんの黒目がちな瞳が切なくて…





僕はまた俯いてしまった






~Yside~




背中に感じる温もりをそっとはがして、チャンミナの顔を覗き込む


ああ…




誤解させてしまった

違うのに…
違うのに…!



俺の可愛い弟は、悲しい顔をして目を潤ませていた



思わず手を伸ばして体を引き寄せた



俯いてしまった肩をそっと抱きしめて髪にキスをした





「…ひょん?」




ごめん、俺…おまえを泣かせた



もう隠しきれない



伝えたい…





「チャンミナ…好きだ…おまえのことが好きなんだ…」


「…え?」



驚いて顔を上げると、キラキラとした涙が頬を伝う




…綺麗だな





「ひょん…?好きって…あの?」




こぼれそうな瞳で見つめるおまえ




「…ん?わかんない?LOVEのほうだよ…チャンミナ、好きだよ」




あ…しばらく固まったと思ったら




ぼっ、と音がするくらいに赤くなった




「え…え…あの?…嫌われたとかじゃなくて…?え…?」



あわてて逃げようとするこの愛しい人

ぎゅっと抱きしめてまた腕に閉じ込めた



「好きだから、遠ざけてた…ごめん…つい…さ、こうしたくなるじゃん?」



俺の肩に顔をうずめて表情はわからないけど、耳が見たことないくらい赤い…




これは…イエスのサイン?




「チャンミナ、こんなこと言う俺は嫌か?」




顎をすくって上を向かせた





チャンミナは潤んだ瞳でふるふると首を横に振った





「…ぼっ、僕は…男だしっ…でもひょんのこと好きでっ…あの…LOVEかどうかわかんないけどっ…ひょんに抱きしめてもらうとドキドキしてっ…あの…あのっ」





ああ…必死で伝えようとしてくれる

胸が熱くてたまらない

愛しさがこみ上げる…




そして目をぎゅっとつぶって





「だからっ…僕…ひょんにもっと触って欲しいんですっ」





クラッ




目眩がした




マジかよ…

小悪魔…






…無意識に煽ってんのか?










はぁ…なんか幸せだけど前途多難だ‼︎








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やっと両思い;^_^A

書いてる私もなんだかぐったりwww


. You Are My Destiny3



~Cside~



最近ひょんに避けられてる気がする

仕事のときは普通だし、会話もあるんだけど…


そう…‼︎
目線が合わないんだ

それに僕に触ってこない…
スキンシップが激しい人なのに、最近まったく触ってこない…


どうして…


もともとスキンシップとか苦手だし、他の人とは嫌だけど


ユノひょんとは…
ひょんの大きな手で頭撫でられたりすると、なんか安心するってゆうか


僕のなんかしたっけ…

ぐるぐると考えてたら、キュヒョナがやってきた



「遅くなってごめん、ってか、なんでそんな怖い顔してのさー?」



あ、そうだった…
飲みに誘ったのは僕だった…


「人呼び出しといてなんなんだよー?またユノひょんとなんかあった?」



あれ…なんでわかるんだろ



「キュヒョナ…僕…ひょんに嫌われたかもしれないんだ…」



やばい鼻の奥がツンとなる



「はぁーーー??んなわけないだろ?ばかじゃねーの??」


盛大に驚いて見せて爆笑した



ムッとして睨むと、キュヒョナは片手をヒラヒラとふって



「そんなこと考えるの、チャンミナだけだぜ?わかってないな、ほんと」


ビールを飲みながら呆れたように話す親友、僕も二杯目のビールを飲み干した


「そーゆうのはさ、ちゃとユノひょんに聞いた方がいいよ、さっ、今日はもう帰りなって」




キュヒョナに諭されてタクシーに乗った





なんなんだよ…





少しイライラしながら宿舎のドアを開けた


…っ



そこには仁王立ちしたユノひょんが立っていた




~Yside~


チャンミナから連絡がない
カトクも電話もでないし…



なにかあったのかと部屋をぐるぐると回って考えていた…


キュヒョンかな?
飲みに行くなら連絡ぐらいしろよな




フツフツと怒りが湧いてきた





…ガチャ






帰ってきた‼︎‼︎




「おかえり、どこいってた?連絡つかないから心配したんだぞ」


チャンミナは最初俯いていたがハッとして顔をあげた




「…ごめんなさい…連絡するの忘れてました…」





ゔっ…??




酒が入ったせいかつるつるの頬っぺたは桜色に染まり、大きな瞳は潤んで色気をただよわせていた





やばい…エロい…




「…ひょん?」




「あっ…無事ならいいんだよ、別に怒ってないから」




これはまずいとさっさと部屋に逃げようと背をむけた






ガシッ…




えっ?





後ろからチャンミナがしがみついてきたんだ








…俺の理性!!!!!








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. You Are My Destiny2

~Yside~

あれからチャンミンに対する気持ちは変わらないどころか益々募る一方で

かといってこの気持ちが一体なんなのか漠然としたままで…

モヤモヤと心の奥でくすぶっていたが、再始動に向けての準備で慌ただしく日々
は過ぎて行った




個人の仕事も多く、会えない日もあった




チャンミンの首筋のホクロを思い出してはチクリと心が痛んだ…



会いたい…





そして久々に2人で衣装合わせ

「ユノさんこっち向いてーーやっぱ痩せましたよね…」

スタイリストがちょっと困った顔で、俺は思わずごめん、と謝った

「ああ、謝らなくていいんです、ちょっと手直しするんでそのまま…あ、でもチャンミンさんも更に細くなっちゃってて…大丈夫ですかね?」

えっ…?まさかまた痩せたんじゃ

ブツブツ言ってたらチャンミンがやってきた

「ひょーーん、どうです僕の衣装?」

小首傾げてニコニコしながら安定の上目遣いで


やっぱ可愛い…


と、思って見ていたら呼ばれてくるっと後ろを振り向いた

と、項のホクロが見えた…

ドクン…
あ、やばいまた心臓の音が

ああ…
あのホクロにキスしたい…
触りたい、あの首筋とかたまんない
あーなに考えてんだ俺///


不埒な想いを胸にぼんやり眺めてたら



つううーーーー



「ユノっ??おまえっ鼻血…っ??」


そばにいたスタッフが駆け寄ってくる



ええええっ??
お、俺??
いや待て天下のユノユンホ、男の項見て鼻血とか…



ありえない…

ありえないって…!!



ほら、チャンミンまで目を丸くして固まってるし///////


とりあえずティッシュ鼻に詰めて椅子に座らされて、恥ずかしいのなんの(泣)




つつつっと心配そうに寄ってきたチャンミンが顔を赤らめてボソッと…



「…ひょん…溜まってるんですか?」



ああもう誰か助けてーーー




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