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苺な彼とビールな僕

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. 君の夢を叶えたい 4













~Cside~











『おかえりのキスは?』








背中から包み込むように僕を抱きしめる逞しい腕、耳元で囁く甘い囁き






ユノって本当に狡いって思う……///






結婚して子供だって産まれて、毎日見慣れてる筈なのにこんなにドキドキしてしまうとか






いつだって僕はユノに恋をしてるんだって実感してしまうよ///







甘いキスをたっぷりとされたら流されてしまいそうで逃げてきちゃったけど







今夜は離してもらえないかも、ね///







とりあえずはとおかずを温めて食器を食卓へと並べてみる







バスルームから出たらまずは水を飲んで、それからご飯を食べて後はデザート、かな(笑)







きっと髪も拭かずに出てきそうだから、ちゃんと乾かしてあげないと







ハルが起きてる時はどうしてもお世話ができなくなるから








できる時には色々してあげたいと思う……







そういえばお祖母様から週末は顔を見せるようにと連絡が来ていたけど







ユノは知ってるんだろうか……







独立の話に反対してるって聞いてるし、何も起きなきゃいいけど







あの二人割とよく喧嘩するから……







ぐっすりと眠るハルの髪を撫でながら、ちょっぴり不安になる僕だったんだ











































. 奥様は18才 17













~Cside~












『練習しよっか』










そう言って優しく微笑むアーモンドアイ、それってやっぱりアレの事、なんだよね///







実は僕とユンホさんはまだその………最後まではシていない






少しずつその、そういう事に慣れるために練習してるっていうか






練習って言い方はおかしいかもしれないけど、外でも話せるでしょう?なんて言われて納得したものの






考えたら凄く恥ずかしいこと、なんだよね///







ユンホさんと付き合ってる時も触れるだけのキスしかした事が無くて、初夜の晩に始めて舌を入れられて







………それだけで腰が砕けてしまった








熱くなる体をどうしていいかわからずに泣き出してしまった僕に









『少しずつ慣れていこう』








そう言ってユンホさんは優しく抱き締めてくれたから、それからはその……毎晩とまではいかないけど二人で少しずつ///









色々と考えていたら顔に熱が集まってきちゃって思わずパタパタと顔を扇ぐ







そんな僕を見てちょっぴり不思議そうな顔をするユンホさんは今日も超絶にカッコよくて







慌てて視線を逸らす僕だったんだ






















































. 君の夢を叶えたい 3












~Yside~









「ただいま~」




「おかえりユノ、お疲れ様」




「ハルは寝たのか?」




「うん、さっきまで頑張ってたけどね、無理だったみたい(笑)」




「そっか、腹減った!!」





「ん、すぐにあっためるから待ってて、わ///」







満面の笑みで迎えてくれるうちの可愛い奥さん、その笑顔を見るだけで1日の疲れも吹っ飛ぶよ







部屋に入るなり俺のジャケットを持ってクローゼットに向かうから、思わず腕の中に閉じ込めた






ギュッと抱き締めると鼻腔に広がる甘い香り、なんだ先にシャワー浴びたんだ、なんてちょっぴり残念だけど






ハルがいるから仕方ない、よな……








「………ユノ?///」




「おかえりのキスは?」




「あ……!!///」




「忘れるなんて酷いな」




「ご、ごめん///」




「じゃ改めて」




「…え?……んっ……あっ///」








啄ばむように何度か触れた唇、堪らず差し込んだ舌に深くなる口付け








ああ、このまま君をベッドに沈めてしまいたい……







俺の熱に触れた途端慌てて体を離すから、逃げられないよう壁に押し付けたけど







思い切り睨み返すから思わず笑ってしまった








「………何、ダメなの?」




「……あ、後で///」







そう言って俯いた君はスルリと腕を解くと、振り返りざまにペロリと舌を出したんだ






































. 奥様は18才 16













~Yside~










「寒くないか?」




「うん……手繋いでるから///」




「ん、二人でいるとあったかいな」








コクンと頷くふわふわの前髪、マフラーからちょこんと覗く耳は真っ赤に染まっていて







ギュッと握った手は俺のコートのポケットの中に







賑やかだった店を出て夜の歩道を二人で歩く、ああ、やっと君を独り占めできるなんて







どれだけ君に夢中なんだか……







「……ユンホさん、怒ってる?」




「まさか、怒るわけない」




「……キュヒョンのことも、その」







そう言って心配そうに俺を見上げるバンビアイ、本当はね、キュヒョンにはちょっぴり腹が立っていたけれど





普段聞けない君の話も聞けたからよしとしようか







だって自分の奥さんを褒められるのはやっぱり嬉しいから







……俺の自慢の可愛い奥さん









「大丈夫だよ」




「………よかった///」




「チャンミン、帰ったらさ」




「……え?///」




「練習しよっか」




「!!!!///」







俺の言葉に小さく頷いた君は慌てて視線をそらすと、真っ赤な顔を誤魔化すようにマフラーの中に隠れてしまったんだ










































. 君の夢を叶えたい 2












~Cside~










「ちょっ!!ハル待って!!」




「やーの!!」




「こら!!ちゃんと拭いてから、ああ、水浸しじゃない!!」









バタバタと逃げ回るハルを捕まえてふわふわのバスタオルで包む






最近お風呂から出るとずっとこの調子で、いつも床がビショビショになって本当に困っちゃう






濡れた髪を拭いてどうにかパジャマに着替えさせると、ソファに座ってチューチューとジュースを飲むハルにホッと溜息をつく






……ふふ、本当にユノに似てる







この子が産まれた頃は初めての子育てに余裕なんて一つも無くて、必死に毎日を過ごしていた







でも、最近は働きにも出ているし、ちょっぴり余裕が出てきた気がする






ユノは相変わらず仕事で遅い日もあるけど、ハルをお風呂に入れてくれたり、散歩に連れて行ってくれたりと






すっかり子煩悩なパパになっちゃって、助かってるんだよね







先日改まって独立の話をされた時は流石に驚いたけど、僕はどこであろうとユノについていくだけ






だって、ユノの居場所が僕の居場所だから……









「マーマ!!」



「はいはい」







両手を広げて僕を呼ぶハルを抱っこしながら、3人でいればどこだってやっていけるって思う僕だったんだ







































. 奥様は18才 15











~Cside~










『俺達そろそろ帰るわ』








ユンホさんが話しかけた途端、立ち上がってしまったキュヒョン







ま、この状況じゃ仕方ない、よね








何故かはわからないけど女の子が大量にきちゃって、お店の中は大騒ぎになったワケだし







僕もその、追い詰められてタジタジだったし……







女の子達に悪気がないのはわかるけど、質問責めとかやめてほしいもの///








それに、ユンホさんが来てから女の子達の視線はずっと彼に注がれていて








目がハートになっちゃってるっていうか、そんなに見ないで欲しいっていうか








ユンホさんを取られたらどうしようって……







「チャンミン帰るぞ」




「………あ、はい///」




「どうかしたか?ほら、ちゃんとマフラーして」




「きゃーー!!」




「何?」





「……///」




「行くぞ」








ジャケットを着てユンホさんにマフラーをぐるぐると巻かれた僕は、シュンとしたままのキュヒョンに手を振って








多くの女の子達に見送られつつ店を出たんだ




















. 君の夢を叶えたい 1












~Yside~










「チーフ!!チーフってば!!」




「んあ?」




「全くどうしちゃったんです?らしくないなぁ」




「悪い悪い、なんだ?先方校正は終わったのか?」




「それはさっき言いました!!あとは色校ですって!!」








ぶつぶつと言いながら書類をデスクに置くテミン、全く、そんなに怒らなくても







実は少し悩んでいることがある……







ハルも随分大きくなって家の方も落ち着いてきたから、前から考えていた独立の話をそろそろと、思い始めていたのに








まさか婆ちゃんが反対してくるなんて……








元々話していたはずなのに、やっぱり家庭を持つと安定がどうのこうのとかいい始めて







そりゃチャンミンとハルには苦労をかけるとは思うけど







勿論事前にチャンミンには相談済みだし








『僕はユノについていくだけだから』








なんて笑顔で言われて堪らずギュッと抱きしめてしまって









このままベッドに雪崩れ込みたい衝動に駆られたものの、すぐにハルに邪魔されちまった(笑)









それより何より仕事が手につかないのは、思い通りにいかないジレンマで







この俺が珍しく、最近眠れないからなんだ



























































. 奥様は18才 14














~Yside~










「へえ、そんな風に噂になってたんだ」




「そうなんです!!すっごい可愛い新入生がいるって、だから皆気になっちゃって、あ!!変な意味とかじゃなくて!!」





「ふうん、可愛い、ね?」





「ユ、ユンホさん、もう……あの///」








そう言って服の裾をツンツンと引っ張る可愛い俺の奥さん






自分のことを言われているのが恥ずかしいのか終始俯いていたのに






そんな風に見つめられたら堪んないな……







最初は俺達は見世物じゃないと怒るつもりだったけど、自分の嫁を褒められるのは決して悪い気分じゃない







それにチャンミンの大学での様子も聞くことができたからよしとしよう








さっきチャンミンからチラリと聞いた話ではスヨンがキュヒョンのお目当ての子らしいが







………この状況じゃあ難しそうだ








それに、当の本人は俺が来たことで萎縮してしまって小さくなっているし







チャンミンをダシに使おうとしたのは違いはないから自業自得かな









「キュヒョン」




「ひえっ、はいっ!!」




「なんだよそれ(笑)」




「す、すいません」




「俺達そろそろ帰るわ」




「あ!!はいっ!!」








思わず立ち上がって返事をしたキュヒョンに、思わず吹き出してしまった俺だったんだ


















































. 君といたいから 34












~Cside~










「………え?お見合い、ですか?」




「ああ、あくまで噂だけどね」




「そう、なんだ……」




「会長が推してるんじゃ社長も断れないかもね」




「………」









そう言って僕を見ながらコーヒーを啜るヒチョルさん、突然休憩室に入ってきたと思ったらそんな事……







この人ってば時々爆弾落としていくんだよね







社長と出張に行ってから一週間、あれから普段通りの生活が戻ってきた






あのホテルで過ごした時間は夢だったと思えるほど幸せだったけど






現実は厳しいっていうか、なんていうか







お見合い、とか








「落ち込んでるチャンミンも可愛いね」




「お、落ち込んでなんて!!///」




「またまた~俺が慰めてやるって……うおっ、い、いててっ」




「ヒチョル、イェソンが呼んでるぞ」




「し、社長!!」







ヒチョルさんの奇声に顔を上げれば、そこには社長の姿があって








あ……ダメ、泣いてしまいそう









バタバタと逃げていくヒチョルさんの足音、ふわりと香るあなたの香りに思わず視線を逸らしたのに









「何で泣いてる?」




「な、泣いてなんて!!///」




「泣き顔も可愛いな」




「!!!!///」




「で、次はいつうちに来てくれるの?俺の恋人君?」








そんな僕の顔を覗き込む優しいアーモンドアイ








ああ、この人には敵わない


ずっと好きでいさせて


ずっとあなたの側に…







「う、浮気者は嫌いです///」



「ふふ、じゃあ俺を夢中にさせてくれないと、ベッドの上でね」



「!!!!///」








そう言って不適に笑うあなたを思い切り睨み返したのに







こんなシチュエーションも嫌いじゃない、なんて








僕も相当にやられてる、よね///







































. コメントお礼と雑談











皆さんこんにちはの管理人紫苑☆です\( ˆoˆ )/


本日はまとめてコメントお礼と雑談を少し←
お話は夕方17時に更新予定です


お時間のある方のみご覧ください◡̈⃝⋆*





まずはコメントお礼を!!


A*様
葉*様
あ***様
y***様
c*****様
y***様



いつも温かいコメントありがとうございます!!
とても励みになっておりますよ~


いや、ほんまね、コメ欄閉じてるくせにこーゆうの凄い嬉しいんですよね!!←




またムフムフとお待ちしておりますので*ˊᵕˋ)੭








いやあ、明日コン終わってしまいましたね~

私は京セラは全日参戦だったのですが、抜け殻感半端ないです




燃え尽きました(つェ⊂)

そしてホミンロスが半端ない。゚(゚´ω`゚)゚。




やっぱり三日間も続けて会いにいくと後が辛いですよね





贅沢な悩みです、はい(。-_-。)






今回はミーグリなど予定してなかったのですが、偶然にも読者様とお会いする事が出来まして♡







『ずっと読んでます』


『毎日の癒しです』






なんて言われると天にも登る気持ちでして←


お会いできた方々、本当にありがとうございました!!




がっかりされてないかしら←





次のツアーではお土産付きのミーグリとか出来たらと思っております、はい‹‹\(´ω` )/››





お土産はもちろんお話です!!


いらんとか言わんとってね←






その際には事前にお知らせさせていただきますので!!←







今回は風邪をひいてしまいカスカスの声での参戦となり、同行者のオンニ達には大変迷惑をかけてしまいました





基本テンション高いんですが、声でないとやっぱり駄目ですよね←何がwww








さてさて、次はアンコンにペンミに忙しいですが、皆さま風邪などひかないようにお気を付けくださいませ






は?お前に言われたくない?←www







はい、まずは自分が風邪を治します←治癒力低めwww









ではでは










紫苑☆でした•*¨*•.¸¸♬

























. プロフィール

紫苑☆

Author:紫苑☆
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