. スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
. Puppy Love ~モデルな君に恋してる~ 32
~Yside~
微睡みの中唇に触れる感覚に夢のような気がして、擦り寄る体を確かめるように抱き寄せた
男同士の恋愛なんてどうしていいかわからなかったけれど
こうして抱き締めたいと思ったり、キスしたいと思ったり
女の子の時となにも変わらないんだな……
しばらく君の香りを胸に抱き締めていたけど、これはどうにも落ち着かない
……まいったな
朝だから仕方ない、俺も男だし
まあ……チャンミニもそうなんだが……
「……ん」
暑かったのかくるりと寝返りを打つチャンミニ、露わになる首筋のラインが綺麗で思わずゴクリと喉を鳴らした
吸い寄せられるように唇を寄せると、ピクンと跳ねるから堪らなくなる
「……ん…ユノヒョン?」
「おはよ、チャンミニ」
「ふふ、擽ったい///」
「いい匂いだ、甘くて優しい」
「……あ…ヒョン……あの?/////」
「ごめん、朝だからさ」
「……///」
隙間なく体を寄せているから反応しているのが当然わかってしまうよな
告白してすぐこんな調子じゃ誤解されてしまいそうだよ
「……ぼ、僕も」
「……え?」
「……お、同じ…あの///」
「チャンミニ!!」
「……わっ!!///」
体を起こして組み敷くと揺らめく二つの宝石、これはどうにも我慢できそうもない
「……触っていい?」
俺の言葉に薔薇色に染まる頬を撫でて、小さく頷く君に優しくキスをしたんだ
. 奥様は床上手 15
~Cside~
「ん、じゃあスキルアップしよう、な?」
「ス、スキルアップ?あっ、ああっ///」
そのあとのことは、実はよく覚えていない………
だってユノってば許してって言っても全然離してくれないし、膝の上で散々焦らされてそれから///
もう気持ち良すぎて目の前がチカチカしちゃって、とにかく必死にユノにしがみ付いていたことだけ覚えてる
結局……ユノにされてばっかりだったんだよね
スキルアップって言ったくせに///
大学のカフェでノートを広げたまま昨日の事を考えていたら、顔がどんどん熱くなって慌ててパタパタと手で扇ぐ
まったく、どんな悩みだよ……
でも、ユノは全く気にしていないみたいだったし、僕の考え過ぎ、なのかな……
「おい、チャンミン」
「おわっ、キュヒョン!!」
「なんだよ赤い顔して、また最愛の旦那様の事でも考えてたのか?」
………やだ、すっかりバレちゃってるじゃん!!///
そ、そんなに顔に出てたのかな?///
「はあ、幸せそうでいいな、お前は」
「キュヒョンこそ幸せでしょ?」
「まあ、求められすぎってのもね」
「そう、なの?」
盛大に溜息をつくキュヒョンをじっと見つめる
好きな人から求められる事って幸せな事だと思うのに……
「別れるのはどうかと思うからさ、ちょっと距離を置くことにしたんだ」
「き、距離?」
「うん、だから協力してくれよな?」
「あ、うん///」
にっこりと笑うキュヒョンの笑顔に、なんだか悪い予感しかしない僕だったんだ
. Puppy Love ~モデルな君に恋してる~ 31
~Cside~
『泊まっていきませんか?』
自分で言ったくせに居た堪れない
………でも今だけはユノヒョンと離れたくなかった!!
ああ、恥ずかしくて顔が上げられない、どうしよう、こんなワガママ呆れちゃったかな
そーっもユノヒョンを盗み見る、ユノヒョンは手を口元に当てて赤くなっていた
「チャンミニ….やばいよ?」
「……ユノヒョン?///」
ふわりと視界が遮られ僕はユノヒョンの腕の中
トクトクと聞こえるのは心臓の音……?ヒョンもドキドキしてるの、かな
「すげー緊張してる」
「…ぼ、僕も///」
「ね、抱きしめて寝ていい?」
「!!!!……はい///」
それから僕らは交代でシャワーを浴びて、じゃれ合うようにベッドへと入った
クスクスと笑いながら顔じゅうにキスをして、二人で抱きしめあって眠ったんだ
朝起きたら目の前にユノヒョンの顔があって、驚いて声をあげそうになったけど、慌てて口を押さえて我慢した
伏せるとわかる長い睫毛、綺麗な鼻筋にぷっくりした下唇
幼い頃から憧れていたその人が目の前で眠っているなんて
半開きの唇を指でなぞると、不意に抱き寄せられてまた腕の中
もしかしてまだ寝ぼけてる?ちゃんと僕だってわかってるのかな
「……チャンミニ」
名前を呼ばれて胸がじわりと熱くなる、どうしよう、心が溢れてしまいそう
……好き
まだ夢の中にいるであろうヒョンの胸に擦り寄って、この幸せを噛み締めるように目を閉じたんだ
. 二人の未来 8
*R18です♡
~Yside~
「チャンミン、改めて俺と結婚して欲しい」
「………はい///」
細い体を抱き上げて向かったのは2人のベッドルーム
ここで毎日愛を確かめ合ってきたが、今夜は何度目かの特別な夜になりそうだ
二度目のプロポーズはシャワーを終えてから
だって返事の後は直ぐに抱きたくなるに決まってる
花束の中に顔を埋める君は薔薇よりも綺麗で、いつだって見惚れてしまうよ
「愛してるよチャンミン」
「ユノさん、僕もです///」
「ん、ちゃんと言って?」
「…………ユノ、愛してます///」
「いい子だ、ご褒美をあげよう」
「え………あっ///」
シーツの上でまるで宝物を開けるようにバスローブを剥ぎ取った
ほんのり染まった肌に一つ一つ唇を落として赤い印をつけていく
君が俺のものである事を示すように
「………ユノさ…待って……あっん///」
「黙って感じて?」
「……や……僕も……///」
「今はダメだ」
「………あっ……ああっ///」
ピンと尖った胸の突起を甘噛みして、左手は熱を持ち始めた君のソコへと
ほら、もう蜜を垂らして俺を待ち望んでいる
先端の窪みをつるりと撫でると、恥ずかしいのか両手で顔を覆ってしまった
「チャンミン、顔見せて?」
「………や……意地悪だ///」
「もっと意地悪するよ?」
「なっ………….あっ、ああっ!!///」
跳ねる体をがっしりと掴んで、体の中心で揺れるソレをねっとりと咥え込んだんだ
. Puppy Love ~モデルな君に恋してる~ 30
~Yside~
『好きだ』
俺の言葉に涙をポロポロと零しながら応えてくれる君
ただ、愛おしくて
腕の中で震える体、濡れる頬を撫でて優しく口付ける
一度見開いた瞳はふわりと閉じられ、濡れた睫毛が妖艶に揺れていた
……これ以上はやばいな
もう一度腕にしまい込み、ずっと背中を撫でて泣き止むのを待った
ふと体を離すと不安げに見上げるバンビアイ
「……ヒョン?あの…///」
「ん?」
「……やっぱり夢みたいで、あの……だから」
「だから?」
「さ、さっきのもう一度……///」
……愕然!!
潤んだ瞳で、でも恥ずかしそうに視線を泳がせてそんな事言うとか!!
君の前では俺の理性の糸なんて簡単に切れてしまうみたいだ
「こら、そんなこと言って……責任とれよ?」
「……せ、責任?…んっ……あ…///」
不思議そうに首を傾げるバンビアイ、両頬を包んで最初は啄むように、段々と深く熱く口付けた
「……んっ……はっ…ん…」
静かな部屋に漏れるのは苦しげな吐息と水音だけ、ああ、このまま2人蕩けてしまいそうだ
ちゅっと音を立てて離れると、熱っぽい瞳で俺を見つめる君
「……ユノヒョンのキスエロい///」
「ふふ、知らなかった?俺ってチャンミニが思ってるよりエロいんだよ?」
「……ぼ、僕もそうかも///」
自分で言ったくせに頬を赤く染め、俯いてしまうなんて
……先が、思いやられるな
「そろそろ帰るよ、このままじゃほんとに襲ってしまいそうだ」
ここからなら家まで歩いて帰れる、どうしてもチャンミニを家の中まで送らないと心配で、タクシーをこっちにつけてもらったから
「…ユ、ユノヒョン……待って!!………あの、泊まって行く?///」
チャンミニはそう言って俺の服を掴むと、耳まで真っ赤に染めて俯いてしまったんだ
. 奥様は床上手 14
*ちょっとR18です♡
~Yside~
「………だ、だから…キュヒョンに……そうだんされて、あっ……はっ……ぁあん///」
「ふうん、それで?」
「そ、それから……あっ……じぶんで……も……色々……んんっ///」
「うん?調べたんだ?」
「………う、うん……///」
今正に俺は尋問の真っ最中、膝の上で甘い声を上げる奥さんの体をさわさわと撫で上げる
下半身はしっかりと密着したままだから、お互いのソレは痛いほどに膨らんで
擦れる度にピクピクと跳ねる体が堪んない
肝心な所には触れずに質問を重ねていくと、まあ、大体の事情はわかってきた気がする
「………あっ……ユノ……もう///」
「まだダメだ」
「そ、そんな……」
散々焦らされて辛いのかもじもじと腰を揺らしての上目遣いとか
しかも隠し事ってのは俺達の夜の営みについてだとか!!
「チャンミンは俺に満足してないの?」
「えっ!?ま、まさか!!そんなわけない!!絶対そんな事ないよ!!」
俺の言葉に慌てて否定する君が愛おしい、そんな顕な姿で必死の表情とか
余計に煽られて困っちまう
「ならいいけど、うちの奥さんは積極的だな?」
「………だって、僕、何も出来ないし、ユノに満足して欲しいから///」
「ん、じゃあスキルアップしよう、な?」
「ス、スキルアップ?あっ、ああっ///」
捲り上げたシャツから覗く可愛い突起をジュッと吸って、跳ねる体を強く抱きしめたんだ
. Puppy Love ~モデルな君に恋してる~ 29
~Cside~
ユノヒョンに手を引かれ、なぜかタクシーは僕の家へと向かっていた
繋がれた手の温もりから伝わるあなたの気持ちにじわりと胸が熱くなる
……もしかして、もしかしたら?
やっぱり黙ったままで部屋へと入り、そのままポスンとソファへと座らされる
そしてユノヒョンは僕の前で跪き、ぎゅっと手を握ってこう言った
「……俺の思ってること聞いて」
「………ヒョン?」
切なそうなアーモンドアイ、こんなに至近距離で見られたら目を逸らすこともできなくて、小さく頷くのが精一杯だった
「自分の気持ちがね、理解できなくて…心にもない事を言ってしまった、ごめん!!」
「………え?」
「でもさ、さっきはっきりわかったんだ」
「…ユ、ユノヒョン?」
「チャンミニが好きだ」
「……あ…///」
「幼馴染みとしてじゃない、俺の恋人になってくれないか?」
……これは現実?
僕は夢を見ているのかな、あんなに憧れだったユノヒョンが目の前にいて、僕のことを好き……好きだって言った!!
思わず両手で自分のほっぺを抓ってみる、痛いって事は現実なのかな?
本当に?僕のことを?
じわりと涙が浮かんで視界がどんどん滲んでいく、ユノヒョンは抓ったまんまだった僕の手をふわりと解いた
「こら、跡になるだろ?」
「……うっ…く……ユ、ユノヒョ…ふっく…」
「チャンミニの気持ちも聞かせて?」
「…ぼっ……ぼく…もっ……ふっ……ユノ…ヒョ……うっ、くっ…好き、好きっ……」
精一杯の告白は、全く言葉にならなくて、それでもあなたには伝わったみたい
ぐっと腕を引かれてユノヒョンの腕の中
僕を抱きしめる腕はどこまでも優しくて、嬉しいはずなのに涙がポロポロと溢れてしまうんだ
「ふふ、チャンミニ泣きすぎ」
ユノヒョンは僕の髪をくしゃりと撫でて、そっと顔を覗き込む
恥ずかしさに俯いてしまう僕の頬をふわりと包んで、甘い甘い口付けをくれたんだ
. 二人の未来 7
~Cside~
「チャンミン、改めて俺と結婚して欲しい」
「………はい///」
ユノさんの言葉に胸がいっぱいで何も言えなくなってしまう
僕も大好きですって、心から愛してますって伝えたいのに
抱えた花束に顔を埋めて甘い香りを吸い込むと、視線の先にはそれより甘いあなたの顔があって
驚いて後ずさる僕の腰を抱えて不適に笑うとか
もう……心臓が飛び出してしまいそうだよ///
「さて奥さん、俺にもプレゼントをくれないか?」
「えっ?///」
ユノさんの突然の言葉に呆然とする僕
どうしよう、何も用意していないのに………
「ユ、ユノさん、あの、わっ///」
「ふふ、何慌ててるの?」
「だ、だって急に!!///」
急に視界が歪んだと思ったら僕はユノさんに抱き上げられていて
こんな状況で冷静になんていられるわけがないのに!!///
「もうシャワーも済ませた事だし」
「で、でも///」
「俺の人生最高のプレゼントは君だ」
「………ユノさん///」
ああ、どれだけ僕を夢中にさせれば気が済むんだろう………
あなたの腕の中で幸せを噛みしめながら、その胸にそっと寄り添う僕だったんだ
. Puppy Love ~モデルな君に恋してる~ 28
~Yside~
チャンミニを追って店を飛び出したものの何処に行ったのかさっぱりわからない
とりあえずと駅へと向かって走り出す
暫くして目線の先に現れたのは歩道で揺らめく細い影、背中を丸めてフラフラと歩く姿
チャンミニだ、見つけた!!
慌てて駆け寄ったのに角を曲がったところで誰かに路地に引きずり込まれるのが見えた
……やばい!!
反射的に走り出して路地へと滑り込めば腕を掴まれるチャンミニ
咄嗟にそいつから引き離すと自分の腕に閉じ込めた
睨みをきかせるとそいつは舌打ちして去って行ったけど
ああ、何もなくて本当に良かった
ぎゅっと抱き締めるとチャンミニの甘い香りが鼻腔をくすぐる、いつの間にこんなに好きになってしまったんだろう
早く伝えたいのに胸がいっぱいで離してやれそうもないなんて……
路地裏で見つめあう俺たち二人、このままじゃ埒があかないから手を繋いだままタクシーに乗り込んだ
『伝えたい事がある』
そんなことを言っておいて車の中では黙ったまんまで、繋いだ手から伝わる温もりだけが頼りで
俺ってほんと不器用だな、なんて自分に苦笑いしてしまう
同じく横で黙ったまんまのチャンミニは、耳まで真っ赤になってるし
二人を乗せたタクシーは夜のネオン街を通り抜けて、チャンミニのマンションへとたどり着いたんだ
. 奥様は床上手 13
~Cside~
「何か俺に言いたいことがあるんじゃないか?」
不意に抱き寄せられたかと思ったら、グッと顔を覗き込まれて心臓が飛び出してしまいそうになる
いくらキュヒョンの事とはいえ、その……ソッチの話をしていたから恥ずかしくて仕方ないのに
そしてまさか僕らの夜の営みのことを考えていたとか言えるわけないし
面と向かって話す事じゃないと思うんだ、うん///
でも……ユノはどう思ってるんだろう
僕でちゃんと満足してくれてるのかな、足らないところがあったら直さなきゃいけないし
僕、まだうまく出来ないし///
「こら、なんでどんどん赤くなるんだ?」
「………ユノ、あの、あのね///」
「うん?」
「いや、やっぱりいい!!///」
「は?こら、ちゃんと言えって」
「ちょ……ユノ!!ん///」
必死に離れようとするのに話して貰えなくて、首筋をペロリと舐められた!!
そ、そんな事したら!!///
「お仕置きだな」
「えっ!?///」
「言うまで許してやらないよ?」
そう言ってニヤリと笑うユノの笑顔に、体の奥がジンと熱くなる僕だったんだ