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苺な彼とビールな僕

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. JELLY LOVE 27












~Cside~









「だから送らなくていいって!!」





「なんで?バイクの後ろ怖いの?」




「ち、違っ!!///」




「だったら遠慮すんなって、ほら、ちゃんとメット被って?」








そう言ってにっこりと笑うユノ君に小さく溜息をつく







そう、また僕は酔ってユノ君の家に泊めてもらったんだよね







昨日一緒に飲んでいた事は覚えてる、待ち合わせ場所でヒチョルさんに会ったりして焦ったけど






ユノ君と一緒にいると居心地が良くってつい油断しちゃうっていうか、なんていうかその……







安心して身を委ねられるっていうか///







空きっ腹だったし、緊張もしていたせいか酔いもすぐに回って、その後は正直あんまり覚えていない






ただ、優しく髪を撫でられていたことだけ……///







しかもまた下着姿で寝ちゃってるし、今度はしっかりと抱きしめられたままとか!!








しかも何故か付き合うことになっているらしく……









「チャンミンいい?ちゃんと掴まっとけよ」




「わ、わかってるよ!!///」




「ぷっ、振り落とされんなよ」




「だ、誰が!!うわあっ!!///」









送ってくれるというユノ君にしぶしぶバイクに乗せられた僕は、急発進したユノ君の背中に思い切り顔を打ち付けてしまったんだ






























. 旦那様は発情期 26











*ほんのりR18です♡


~Yside~









まさかこんな風に求めてくれるようになるなんて……!!







付き合った頃はあんなに幼かったのに、今はこんなにエロくなっちゃって








俺色に染めてやる、なんていつの時代の言葉だよって思うのに







真っ白だったチャンミンが腕の中で大人になっていくのは、なんとも感慨深いっていうか……








「………ユ…ノ…?///」




「ん、どした?」




「………き、気持ち良く、ない?」




「まさか!!どうしてそんなこと聞くの?」




「………だって、別のこと……考えて……あっ///」




「俺はいつだってお前のことしか考えてない」




「………う、そ………ああっ///」




「わからせてやるよ」




「ユノの……エッチ///」








そう言って俺の首に腕を回すお前に口付けて、繋がったままの腰をゆっくりと深く打ち付けたんだ

































. JELLY LOVE 26













~Yside~










「そんなに怒るなよ」




「さ、触るな!!///」




「ま、怒った顔も可愛いけど」




「なっ!!///」




「とりあえずシャワーでも浴びておいでよ、それとも一緒に浴びる?」




「だ、誰が!!///」








体に巻きつけていたシーツを投げると、バタバタとバスルームに消えていく細い体







ああ、白い背中がやけに悩ましい








どさくさに紛れてキスしてやったから、顔を真っ赤にして怒っていたけど







何度かキスを繰り返すうちにとろんとしちゃって、全く可愛いしかない、よな








昨日はおとなしく腕の中に抱かれていたのに、起きた途端にこの反応とは








全く、堕としがあるっていうか、なんていうか








悩ましげな水音に気持ちは唆られるものの、がっつき過ぎるのもどうかと思うし









ここはおとなしく、でもジワジワと……









「ユ、ユノ君!!」




「んー?」





「タ、タオルないんだけど///」




「あーー忘れてた!!」




「なっ!!入ってくるなって!!」




「いいじゃん男同士なんだし」




「タオルだけでいいって!!///」









そう言ってバスルームの扉から必死に手を伸ばすあなたが可愛くて、つい笑ってしまった俺だったんだ





















. 旦那様は発情期 25












~Cside~












『帰ったらすぐにシャワー浴びよう』










エレベーターの中で2人寄り添って、ギュッと手を繋いで








扉が開くと同時に引きずられるように部屋へと雪崩れ込み、息もできないほどのキスが降ってくる









ちょっと待って、靴も脱いでないのに、なんて言えるワケもなく








玄関でとろとろに蕩かされた僕は、ユノに抱えられるようにしてバスルームへと連れていかれた







ふわふわの泡に包まれて、宝物みたいに優しく体を撫でられて







でも、肝心な所には触れてくれないとか







そこじゃないのにって思うのに溢れる蜜が止められない







ああ、こんなにも早くユノが欲しいなんて………










「………んっ……ユノ…待って///」




「無理」




「………こ、このままじゃ……僕……あっ///」





「ん、イけよ」





「……や、僕だけ………あっ……ユノも……///」





「可愛いねチャンミン」





「……あっ……ああっ///」










背中から伸びてきた長い指にソコを握られただけで、あっという間に熱を放ってしまった僕だったんだ





















































. JELLY LOVE 25












~Cside~









「………う……ん?」









朝の光に目を覚ませば見慣れぬ天井、ここって……僕はいったい……?







重い瞼を擦りつつ体を起こそうとするけど身じろぎひとつできなくて






そろりとシーツを覗けば僕の腰にがっしりと巻きつく腕!!







………これって、この腕って!!///







恐る恐る振り返れば、そこには僕の体をしっかりホールドするユノ君の姿!!









「う、うわあっ!!!!///」




「………んー?」




「ユ、ユノ君!?ど、どうして!!///」




「ん、どうしたもこうしたも、俺達付き合ってんだからいいだろ?」




「………へっ?///」




「忘れたなんて言わせないよ、ちゃんと動画も撮っといたからさ」




「は、はぁ!?///」







ずりずりとベッドの上を後ずさる僕、にじり寄るユノ君は上半身裸だし!!!!///






「ち、近寄るな!!」



「なんで?恋人同士なのに」



「なっ!!///」



「俺のこと好きになって?」



「ちょっ!!離せって!!んー!!///」








壁際に追い詰められた僕はがっしりと腕を掴まれて、そのまま蕩けるようなキスをされてしまったんだ






































. 旦那様は発情期 24














~Yside~












『は、早く帰って………シたい、です///』










そう言って俺の袖口をギュッと掴むうちの奥さん、全く、どこまで俺を夢中にさせるんだか







今すぐに連れて帰りたい衝動をグッと抑えて、シウォンと話して早めに出発する事を決めた後






こっそり建物の裏に連れ込んでの甘いキスとか







………潤んだ瞳が艶っぽくて堪んない







帰りは向こうについてから一緒に飯でも、なんて話していたのに








『チャンミンが疲れたみたいだから帰るよ』








なんて苦しい言い訳をして、ああ、早く帰って思う存分抱き締めたくて







送ってくれたシウォンとキュヒョンに丁寧に礼を言うと、手を繋いで近くのコンビニへと向かう俺達






お互いに黙ったまんまで時々顔を見合わせては微笑みあって







「………お腹、空きましたか?」




「少し、な」




「ふふ、ですね、いっぱい食べたから///」




「チャンミン」




「……はい///」




「帰ったらすぐにシャワー浴びよう」




「!!!!///」









エレベーターの中で真っ赤になって俯くお前が可愛くて、握った手にギュッと力を込める俺だったんだ



































. JELLY LOVE 24













~Cside~













『俺、一目惚れしちまったみたい、俺と付き合ってくんない?』










アーモンドの瞳にじっと見つめられて、ふわふわとしてまるで雲の上にいるみたい






ユノ君は男で、僕だって男で、何をどう間違って一目惚れとか









………なんだ、僕ってば凄い夢見ちゃってるんだ









「チャンミン?」




「ふふ、変な夢だよね」




「夢じゃないよ?現実」




「んー?」




「うんって言って?」




「………へ?うん?」




「そ、答えはイエスしかない、だろ?」




「ふふ、イエス」




「ん、いい子」








僕より年下のくせにいい子だ、なんて言って頭を撫でられて







ああ、でも……気持ちいい、かも………







「………ん、もっと」




「ん、じゃあこっちおいで」








そう言ってふわりと抱き寄せられた僕は、ユノ君の胸の中であっという間に意識を飛ばしてしまったんだ






















. 旦那様は発情期 23













~Cside~










「ええ?それで2人で降りてきたんだ」




「だってキュヒョンが先に行っちゃうから!!」




「ごめんごめん、怒るなって、ほら、ホットドッグあげるからさ」




「そんな食べかけいらないってば!!」








ケタケタと笑うキュヒョンを軽く睨んで小さく溜息をつく







アスレチックのある公園を後にした僕らは、今正に足湯に浸かってまったりとしていた








さっきはユノが来てくれて本当に良かった……///







あんな高いところで1人取り残されて、あのまま動けなくなっていたらって考えるだけで怖くなる







いきなり抱き寄せられて、キスされちゃったのはびっくりしたけど







なんだろう、体の奥がジンとしちゃって、なんだか…………///







「チャンミン、どうした?」




「あ、ユノ!!///」




「なんだか顔が赤いな、足湯で逆上せたか?」




「あ………えっと///」








心配そうに僕の顔を覗き込むユノがかっこよくてドキドキと胸が高鳴る







……逆上せてるとしたらユノのせいだと思う///







隣に座ったユノは気持ちよさそうに足を揺らしていて、ああ、僕の旦那さまって本当に///








「………ユノ///」




「ん?」




「は、早く帰って………シたい、です///」




「!!!!」









僕の言葉にアーモンドの瞳をまん丸にしたユノは、ニヤリと笑って僕の肩をぎゅっと抱き寄せたんだ























. JELLY LOVE 23













~Yside~












『うちで飲み直さない?』









なんて、下心見え見えのセリフにボッと音がするくらい真っ赤になるとか







まったく、どんだけ可愛いんだよ







小さく頷いてくれたのはOKって事で、その後は有無を言わせずうちのマンションへと雪崩れ込んだ







昨日掃除しといて良かった、とか考えてる俺って、意外にも用意周到なんじゃないか






思ったより酔っていたチャンミンをソファへと座らせて、クールダウンとばかりに冷たい水を頬に当てやった






大袈裟に騒ぐあなたが可愛くて、抱き締めたい衝動に駆られたけど






やっぱりここはちゃんと伝えてからの方がいい、よな








「チャンミン」




「んー?」




「チャンミン酔ってる?」




「ん、少しだけ」




「聞いてほしいことあんだ」




「ふふ、何?」




「俺、一目惚れしちまったみたい、俺と付き合ってくんない?」




「………へ?///」









キョトンとするあなたがあまりにも可愛くて、思わずぎゅっと抱きしめてしまう俺だったんだ















































. 旦那様は発情期 22














~Yside~










こんな事だろうと思った……








はしゃぎながらアスレチックを回る2人を遠目に見ていたら、丘の上の一際高い木の上に登っていくから







きっと怖くて降りられなくなるんじゃないかって(笑)








予想はしていたからそっと追いかけていたけど、2人は全く気付かないままで






キュヒョンの奴はあっという間に滑り降りてしまって、あいつ意外と度胸あるな、なんて感心してる場合じゃなかった







必死に木にしがみつくうちの奥さん、やっぱり足がガクガクと震えているし








キョロキョロと辺りを見回して、一体どうするつもりなんだか








ここは俺の出番と名前を呼んでみたものの、震える子鹿は大きな瞳いっぱいに涙を溜めて











「ユ、ユノ///」




「バカ、泣くなって」




「だ、だって……怖かっ……んっ///」








こんな高くて狭い所でキスとかどうかとも思うけど、こんなに可愛い姿を見せつけられたら溜まったもんじゃない






出来たらこのまま抱いてしまいたい程だけど、流石にここではちょっと、ね








「ユ、ユノ!?///」




「しっかり掴まれよ」




「えっ?わああっ!!///」








ぎゅっとしがみつくチャンミンをしっかりと抱いて、滑車に備え付けられた椅子に2人で乗ると








俺達は一気に下へと滑り降りて行ったんだ




























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紫苑☆

Author:紫苑☆
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