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. 鈴カステラの缶詰 11
*ちょっとR18です♡
~Cside~
「……あっ…ああっ…や……出ちゃう/////」
ユンホさんの左手は僕のソレを執拗に扱き始めて、クチュクチュと音を立てながら追い詰めていく
右手で胸の突起を抓られて、耳の中にはぴちゃぴちゃと水音が響く、こんなことされるのは初めてで僕は頭が真っ白になってしまった
あっという間にユンホさんの手の中に熱を放ち、あまりの恥ずかしさにぎゅっと目を閉じると啄むようなキスが降ってくる
「おまえ可愛すぎ」
「……あ…僕ばっかり…ユンホさんは?」
力の抜けてしまった僕の手を取って、ユンホさんは自分の熱を握らせる、それは僕のソレとは比べものにならないほどに大きくてドキドキしちゃう/////
「一緒に擦って?ね」
「……はい…んっ/////」
ユンホさんのソレをしっかりと握らされて一緒に扱きあげると、ユンホさんは程なく熱を放った
こんなにドキドキしたのも初めてならこんなに気持ちよかったのも初めて…/////
「ごめん、止まんなかった」
「いえ…/////」
ユンホさんは僕を腕の中に閉じ込めたまま、優しいキスをいっぱいくれたんだ/////
. 空色の調べにのせて ~心の扉~ 8
~Yside~
なんとか今日の仕事を終えて自宅にたどり着く、送ってくれたミノに労いの言葉をかけ、エレベーターへと乗り込むとホッと溜息をついた、今日はリウもチャンミンもうちの実家に行っているから珍しく一人だ
『ご飯は冷蔵庫に置いてます、遅くてもちゃんと食べて休んでください、そのまま寝ちゃダメですよ!!』
そんなメッセージがスマホに届いていた、送ってくれたのは昼頃だったか、全く見れていなかったな
カードキーでロックを解除すると中から灯りが漏れる、誰かいるのか?パタパタと足音が聞こえて実家にいるはずのチャンミンがリビングの扉からひょっこりと顔をだす
「ユノさんおかえりなさい」
「チャンミン!!どうして?」
「ふふ、帰ってきちゃいました、やっぱりユノさんが心配で」
「…そう、だったのか、リウは?」
「リウ君は実家です、スホさんにも残って貰ったので僕は電車でかえってきたんです、さあ、お腹すいたでしょ?早くはいって」
誰も居ないと思っていたから面食らってしまったというか、口元が緩むのが止められない、やはり誰かが家で迎えてくれるというのはこんなに満たされるものなんだ
…それが最愛の人となれば尚更に
「チャンミン、ありがとう」
「…そんな、僕は何もしてませんから/////」
俺の言葉に目を丸くして、頬を染める君、疲れた体に染み渡る君の愛が嬉しくてつい抱き寄せてしまう
「…ダ、ダメ…んっ/////」
「ダメなの?」
「…だ、だってご飯……あっ/////」
「チャンミンが食べたい」
「…僕じゃお腹いっぱいになりませんよ?/////」
眉を下げて困った顔の君もやっぱり可愛くて堪ないよ、でも少しは言うことを聞かないと怒らせてしまいそうだ
「じゃあ、後で一緒にシャワー浴びて?」
「…ユノさん…明日も仕事ですよ?」
「わかってる、早く休むから、ね?」
「しょうがないワガママ社長さんですね?/////」
「そう、君だけ限定のね」
離れようとする細い腰をグッと抱き寄せて、甘い果実のような君に唇を寄せた
. 鈴カステラの缶詰 10
~Yside~
ドンへの店で知り合った女の子との初デートの予定だったのに、鈴カステラの登場ですっかり頭から抜け落ちてしまってた
インターホン越しに彼女を追い払い、ベッドルームへ戻ると不安げに涙を溜めるバンビアイ
今はお前のそばにいたい、だなんて、ちょっとクサい台詞がサラリと口をついて出てきちまう
後ろから抱き締めて安心させるように細い体を包み込む
「……ユンホさん…」
「ん?」
「……僕、なんか作ります、お腹すいたでしょ?/////」
「ああ、そうだな……って、あれ…?」
貸してやったパジャマ代わりのTシャツとハーフパンツ、サイズがでかいんだろう、随分と下がっちゃってるけど…なんかその…ケツ見えてないか?
「チャンミン、……お前まさかノーパン!?////」
「……あ!!…あのっ……昨日洗濯して外に…あっ…ユンホさんっ…やだっ…/////」
サイズの合わないハーフパンツはいとも簡単に抜け落ちて、逃げようとする細い体をがっしりと掴んだ
小さくて形のいい尻が露わになって、またしても俺の理性は吹っ飛んじまう
「飯は後だ」
「……えっ!?…ユンホさ……あっ……ダ…メ…」
「ダメじゃないだろ?」
「…あっ……ああんっ…/////」
俺はチャンミンのソレを左手に包み込むと、ゆっくりと上下にスライドしてやったんだ
. 空色の調べにのせて ~心の扉~ 7
~Sside~
今日はシム先生とリウ様を送ってチョン家のご実家へと来ていた、シム先生が社長のパートナーとなられてからは「チャンミン様」と呼ばせていただいてたんだが
『恥ずかしいからやめてください/////』
って丁重にお断りされてしまって(笑)
…まあ、シム先生らしいっていうか
でも名実共に社長のパートナー、という訳ではなさそうなんだ、なかなかすんなりとはいかないな
しかも反対、というかいい顔をされていないのはシム先生のお父さんがだそうで、やはり自分の息子の将来を心配されてのことだろう
チョン家はファラン様の力で会長も何も反論できなかったみたいだけど
社長と直接話をされたらきっとシム先生のお父さんも納得されると思うけど、これがまたうまくいかない、ちょうど新しいプロジェクトの真っ最中で、社長は連日遅くまで残って仕事をされていて、休日も返上で働いておられる
僕達は交代で運転手をしているから恐らく社長よりは疲れていないんじゃないかな、社長は早くこの件を片付けたいのだろう、冷静な方にしては珍しく焦っておられるようにもみえた
どうしたもんか…
一人でうーん、と腕を組んで悩んでいるとキョロキョロと周りを見渡してリウ様が近づいてくる、いったいどうしたんだろう
「ねえ、スホ、おねいがあるんだけど」
「ど、どうしたんです?そんな小さな声で」
反射的にしゃがんでリウ様の声に耳を傾ける、リウ様は手を当ててぼそぼそと僕にある提案をしてきた
「ええっ!?」
「ね、スホ、ぼくのおねがいきいてくれるでしょ?」
「…でっ、ですがっ!?(汗)」
「…いうこときいてくれないとこのあいだこんびにのていいんさんをなんぱしてたのイトゥクにしゃべっちゃうから」
…どっ、どうしてそれを!!/////
「ふふん、ぼくがといれをかりてるときだったよね?ちゃんとみてたんだから」
「…リ、リウ様っ!!/////」
「だったら、ね?いいでしょ?だいじょうぶ、しかられるのはぼくだから、ね?」
「……うっ(泣)」
ああ、子供のくせに未来のチョングループを背負う威厳というか、したたかというか……僕はリウ様の言うことを聞かざるをえなかったんだ(泣)
. 鈴カステラの缶詰 9
~Cside~
何故だかわからないけど僕はユンホさんに組み敷かれてキスをされていた
缶詰を開けた瞬間から僕はユンホさんのものだから、何をされてもいいって思ってたけど、この身体の疼きはいったい…?/////
僕のことを気にいった、なんて言ってたけどホントかな?彼女さんと間違えてたんじゃないのかな?
名前を呼ばれて落とされる口付けは甘くて、僕は必死に舌を絡ませたんだ
体を撫でられて次に起こることを期待してしまうなんて、僕はどうしちゃったんだろう
もっと、もっと、って思ったところでインターホンが鳴り響いた
僕らは顔を見合わせて、途端に恥ずかしさでお互い目を逸らす、少し待ってて、と僕をベッドに残したままユンホさんは玄関へと向かって行った
「ちょっとユノ!!今日約束してたの忘れたの!?」
「……ああ、そうだったかな、ごめん、ちょっと親戚の子預かってんだ」
「ええ?じゃあ今日のデートは!?」
「悪い、また今度な、じゃ!!」
「ちょっと!!ユノ!?ちょ…」
インターホン越しに聞こえた会話、やっぱり彼女さんいたんだ、当たり前だよね、ユンホさんかっこいいもんね
「……グスッ」
「なんでまた泣いてんだ?」
ユンホさんはベッドに座る僕の横へとやってきて、背中から僕を抱き締める
「……か、彼女さんと約束してたのに…グスッ」
「約束はしてたけど彼女じゃねえよ」
「……で、でも」
「今はお前といたいんだって」
「……ユンホさん…グスッ」
抱き締めるユンホさんの腕はとってもあったかくて、僕はそのままぎゅっと目を瞑ったんだ
. 空色の調べにのせて ~心の扉~ 6
~Cside~
あれから何度か実家を訪ねたけれど、父さんはユノさんの話題になると黙り込んでしまって
…はあ
つい、溜息がでてしまう、ユノさんはゆっくりわかってもらえばいいって言ってくれるけど、本当はとても気にしていて
スホさんに聞いてみると、僕には言わずに父に何度も会いに行っているみたいだった
仕事も忙しいのに、僕のために…いや、皆んなのためになんだよね、周りのこともちゃんと見てる、そういう人なんだ
「チャンミンどうしたの?」
リウ君が心配そうに僕の顔を覗き込む、ああ、そうだった、今日はチョン家の実家にリウ君と来ていたんだった
「リウ君、ごめんね、ちょっと心配なことがあってね」
「ぼく、そうだんにのるよ?まかせて?」
小さな胸をトン、と叩く頼もしい彼、そんな様子が可愛くて思わず笑ってしまうんだ
「わ、わらうとこじゃないもん、しんぱいなこともはんぶんこしたらきっとだいじょうぶになるよ?」
…はんぶんこ、君は本当に優しい子だね
「ふふ、わかったよ、あのね、僕がお父さんを怒らせてしまってね、お話を聞いてくれなくて困ってるんだ」
「チャンミンのおとうさん?こっくさん?けんかしたの?」
「そうだね、僕が悪いんだけどね…ユノさんは悪くないのに」
「パパもけんかしたの?」
「ううん、喧嘩したのは僕だけど、パパは僕とお父さんを仲直りさせようとしてくれてるんだ、ほんとに優しいよね」
「ふうん、チャンミンのパパはやさしくない?」
「ううん、そんなことないよ、とっても優しい人だよ」
「そっか、じゃあきっといまはおこっててもおはなしきいてくれるよ、こんどいったときぼくがおねがいしてあげるね」
「ありがとう、リウ君」
「ぎゅーってしたらげんきでるよ?ほらね、ぎゅーって」
ああ、君がいるとほんとうに前向きになれる…
僕にぎゅうぎゅうと抱きついてくる小さな背中に手を回して、その温もりを抱きしめたんだ
. 鈴カステラの缶詰 8
*R18です♡
~Yside~
昨日の夜はあまり眠れなかった、隣ですうすうと寝息を立てるチャンミンがあまりにも可愛くて、無邪気な寝顔をずっと見ていたんだ
男になんてこれっぽっちも興味はなかったのに、隣で寝ている男にちょっとムラムラしてる俺ってどうなのって思うけど
捨て猫や捨て犬みたいにほっとけないっていうか、守ってやりたくなるっていうか…庇護欲っていうものが掻き立てられてしまうんだ
明け方になってやっと寝付いたと思ったら、腕の中にいたチャンミンがゴソゴソとし始めて、やべ……朝だからその/////
ちょっとからかうつもりだった、なのに予想外に可愛い声をあげるチャンミンに、俺も止まらなくなっちまった
「や、じゃないです…/////」
そんなこと言われちゃったら益々止まらない、抱きしめていた手を離し、上から覆いかぶさると桜色の唇に口付けた
「……んっ…」
何度か口付けた後離れる唇、ゆっくりと開くバンビアイ、その瞳はゆらゆらと揺れて明らかに熱を孕んでいて…
「そんな顔してると襲うぞ?」
「……ユンホさんになら…いい…です/////」
ああ、完全にノックダウンだな、俺はつるつるのほっぺを優しく撫でると、薄く開いた唇に深く口付けた
「……んっ…はっ……あっ…/////」
口付けの合間に溢れるチャンミンの声に俺の理性は吹っ飛んじまって、Tシャツから指を差し入れて胸の突起を探し出す
「……あっ…!!/////」
指で擦るとピクンと跳ねる体、突起は次第に硬さを増して主張を始める、太ももに感じる熱い塊を確かめたくてソコに手を伸ばした瞬間!!
ピンポーーン♪
ギシギシとベッドの軋む音だけが響くこの部屋に、インターホンが鳴り響いたんだ
. 空色の調べにのせて ~心の扉~ 5
~Yside~
チャンミンの実家に何度か足を運んだものの話は聞いてもらえず、お父さんの仕事先のイタリアンレストランも訪ねてみたが「仕事中だから」と、断られてしまった
まあ、考えてみれば当たり前の話だ、自分の息子の相手が同性で、おまけにバツイチで子供までいる
そして俺はチョングループの名前を背負っているわけで…反対されない方がおかしい
親というのはいつの時も子供の幸せを考えているものだから
特にチャンミンは早くに母を亡くして妹達の面倒を見てきたんだ、チャンミンのお父さんにすれば普通に結婚して幸せな家庭を築いてほしいのだろう
…どうしたものか
「社長?昼からの予定ですが…」
スホの声でハッと我にかえる、いけない、仕事中だった
「ああ、すまない、もう一度頼むよ」
「…社長、お疲れなのでは、少し休まれますか?」
「いやいや、何を言うんだ、君達も同じだろう?さあ、予定を聞かせてくれ」
「…は、はい」
とりあえずはこのプロジェクトが終わるまで動けない、か…
いや、いつまでも君の顔を曇らせているわけにはいかないな、なんとかしなくては
「一人で無理して行ったりしないで
父のことは僕も一緒に説得しますから」
チャンミン、どうやら君の言うことは聞いてあげられそうもないんだ
これは俺の中の問題でもある
やはり周りにも認められてこその二人の未来だと思うから、誠実に向き合いたいと思う
君のために
リウのために
君達を幸せにする大前提だと思うんだ
. 鈴カステラの缶詰 7
~Cside~
ユンホさんの腕の中はあったかくて、僕は久しぶりに感じる人の温もりでぐっすりと眠った
「……ん?」
眼が覚めると寝返りが打てないほどの圧迫感、なにこれ!?
ゆっくりと視線だけを後ろに向けるとユンホさんが僕の体をガッシリとホールドしていて、首筋には熱い息がかかってゾクゾクしちゃう
…や、やばい、朝の生理現象が/////
「……ん…」
無意識なのかユンホさんの手は僕の体を弄り始めて、あろうことかTシャツの中に手が…!!
「……あっ/////」
きっと寝ぼけてるんだ、彼女さんと間違えてるとか?どうしようどうしよう!!
「……んっ…/////」
こ、声が出ちゃうよ!!ユンホさん起きて!!ごそごそとどうにか足を動かして抗議をする
「……んあ?…あ……チャンミン、おはよう」
「おはよ…ございます…あの、ユンホさん…あっ…手が…」
「……ん、お前肌触りいいな、女の子みてぇ」
「……あっ…や……起きて下さいっ……あっ……」
「ん、起きてるよ、俺、お前のこと気に入っちゃったみたい」
「……へ?/////」
「嫌か?」
「……や、じゃ…ないです…/////」
僕の言葉をじっと聞いていたユンホさん、ゆっくりと僕の上に覆いかぶさると、蕩けるように甘いキスが落ちてきたんだ
. 空色の調べにのせて ~心の扉~ 4
~Cside~
ユノさんのマンションで住み始めたものの、まだ一つ問題が残っていた
…僕の父さんのこと
住んでいたアパートの契約が切れるのと、ユノさんの仕事のプロジェクトが始まるのとが重なって、引越しのタイミングが早くなって事後報告のになってしまったんだ
本当ならもっと早くから伝えておくべきだったのに、そのことで父を怒らせてしまったようで
「もう帰ってこなくていい」
電話でそんなことを言われてしまって…
妹達は前から僕とユノさんのことは気付いていたから、なんとなく父もわかってくれているような気がしていた
いや、薄々はわかってたはずだけど、ちゃんと伝えていなかった僕が悪いんだ
「俺が一度話してくるよ」
そう言ってユノさんは僕の実家へ行ってくれたけど、父さんは会ってくれなかったんだ
「ユノさん、ごめんなさい、僕がきちんと伝えていればこんなことに…」
「こんなこと、なんでもないさ、何度だって君のお父さんに許しをもらいにいく」
「……ユノさん/////」
「そんなに心配しなくても絶対にわかってもらえるようにする、ふふ、そんなに信用ない?」
「そんなこと…!!」
「ああ、そんな顔しないで、君にはずっと笑っていて欲しいのに」
そう言って僕を抱き締めるユノさんの胸はとても温かくて、不安な心を優しく包み込んでくれる
話せばわかると思うけど…一度こうなってしまうと頑固な父のこと、なかなか会ってはくれないだろう
静かだけど意志の強い人だから…
僕はピアノの前に座って、大きく溜息をついたんだ