苺な彼とビールな僕

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BL表現あり^ ^


大丈夫な方どうぞ～








～Yside～






新しい担当…彼はシム・チャンミンと言った




スラリと伸びた手足にスーツがよく似合う、大きな瞳とツヤツヤの白い肌が印象的だ




綺麗な子だな…




俺を見て熊だって！なんで室内に熊がいるんだよ、大きな瞳をくるくるさせちゃって（笑）




まあ、無理もないか…執筆に集中してる間はいつでもこんな感じ、いや、普段も変わらないかな




「…ユノ、ほんとにすまん、新人が失礼なことを…」



「ほら、シム！お前も謝れ！！」




申し訳なさそうに頭を下げる編集長とシム君、そんな大袈裟な



「あ、気にしないでいいから、適当に座っといて」



…あ、座るとこないな、いつも片付いてないけど今は絶好調に汚い俺の部屋、思わず3人で苦笑いした



「…あの、もしよかったら僕片付けますけど？」



おずおずと上目遣いのバンビアイ



…えっ！！それは嬉しいけど



「い、いいのかな？トゥギヒョン？」



「おお！！使ってやってくれ、今日は顔合わせ程度だと思ってたから、シム！頼むな！俺はそろそろ会社にもどるから」


「はい、では夕方に会社に戻ればいいですか？」


「今日は直帰でもいいぞ、思う存分片付けてやってくれ！！」


「は、はぁ…」



じゃっ！と、トゥギヒョンはさっさと帰ってしまった




…えーと




「…あ、あの先生はお仕事再開してください、僕リビングとキッチン片付けますから」




言ってるそばからスーツのジャケットを脱いで片付けはじめてる、お願いしてもいいのか？実はすごい助かる！！俺ときたら掃除や片付けが大の苦手なんだ



「ん、じゃあお願いします、なんでも適当に使ってくれていいよ、なんかあれば声かけて」



「はい！」



俺は書斎に戻ってパソコンに向かった




…どれくらい時間がたっただろう、ふと気付くともう夕暮れ時じゃないか、そういやシム君どうしたかな…




…ガチャ




夕焼けでオレンジ色に染まる窓




シム君は空を見つめていた、綺麗な横顔、そのシルエット、まるで絵のようなその光景に思わず見惚れてしまう




彼はまるでスローモーションのようにゆっくりと振り返り、キラキラと光る大きな瞳でにっこりと笑った




…ドキン、と心臓が跳ねた





「チョン先生？」






…あれは





天使…！！






俺はその場で動けなくなってしまった

2015-10-01 17:00 ｜カテゴリ : 天使かもしれない ｜コメント(4) ｜トラックバック(0)