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. SILVER MOON 32
~Cside~
突然の僕の言葉に抱きしめる力が強くなる、ちょっと苦しいくらいなんだけど、怒っちゃったかな
「日本?なにそれ?どっか行っちゃうってこと?」
「…ユノ」
「こんなに好きにさせといて放置かよ…」
腕を解いて振り向けば傷ついた顔、そりゃそうだよね、ユノが怒るの無理ないよね
「ごめん…」
頭をガシガシと掻いてちょっと大袈裟に溜息をつく、ユノの切れ長の瞳は鋭く僕を睨んだ
…嫌われた?呆れちゃった?
「俺諦めないから!!」
「…え?/////」
「どっか行くとか、付き合えないとか言われても諦めないから!!」
「ユノ…あの…んっ……やめ…んんっ…/////」
「やめない!!」
「……んっ…ぁあ…ん…/////」
再び壁に押し付けられて降ってくる口付けは、噛み付くように獰猛で、エロくてちょっと立っていられないほど、なんとか身体を離した途端、僕はヘナヘナとその場に座り込んでしまう
「ね、絶対逃がさないから覚悟して?」
顎を掬われてまっすぐに見据えられ、殺し文句を投下してユノは出て行ってしまったんだ
. 『Aliさんの画像で妄想☆萌え大喜利』のお知らせ
皆様こんばんは♡このブログの管理人紫苑☆です
今回は素敵な企画に参加させていただくことになりましたのでお知らせです⑅◡̈*
題しまして
『Aliさんの画像で妄想☆萌え大喜利』
です(*´∀︎`)人(´∀︎`*)
発起人は皆様よくご存知のえりんぎ様とあゆ様です!!
『ホミンを愛でるAliの小部屋』のAli様から画像を提供していただき、それを元にお話を書くという企画でございます\♡/
ホミンで大喜利\( ˆoˆ )/
お題はこちら↓↓↓↓
私のブログでもタイトル画やバナーをお願いしているAli様、何時もながら素敵なホミンですね♡
この柔らかな世界観、とても癒されます!!
Ali様いつもありがとうございます(*´ー`*人)
❁Ali様のブログはこちら↓↓↓↓
ホミンを愛でるAliの小部屋
参加されるブロガー様はこちら¨̮♡
↓↓↓↓
❁あらた様 Coloful
❁あゆ様 With love… TVXQ
❁えりんぎ様 HOTミンな関係
❁じゅりこ。様 ホミコネ隠れ部屋
❁にらい様 にらいのブログ U-know夢で逢えたら
❁ホランイ様 なまらMEN恋
❁百海様 東の遊覧船
❁ゆんちゃすみ様 TVXQ ~Vertigo~
❁紫苑☆ 苺な彼とビールな僕
※名前は五十音順です
ブログ名から飛んでみてくださいね⑅◡̈*
❁更新日
4月2日(土)
※前編、後編の二部体制の場合は2日と3日に渡ります¨̮♡
❁更新時間
それぞれのブロガー様で違いますので、事前告知で確認をお願い致します¨̮♡
私のブログでは23時の更新を予定しております♡
前後編の予定ですので『SILVER MOON』は2日間お休みとなります*ˊᵕˋ)੭
なんかとんでもない大物ブロガー様がずらりと並ぶ中、ちょこんと隅から参加させていただきます( ꒪⌓꒪)
すっげぇやっべえ大丈夫か私(.;゚;:д:;゚;.)←滝汗
とにかく!!楽しんでくださいませね•*¨*•.¸¸♬
. 空色の調べにのせて ~ピアノの行方~ 3
~Cside~
ユノさんの顔を見た途端視界が揺れて涙が頬を伝うのがわかった
…泣かないでおこうって思ってたのに
『ユノさん、ユノさん』
名前をひたすら呼ぶことしか出来ない僕に優しくキスをくれるあなたは、何度か唇を重ねた後、体を離してにっこりと笑った
「おかえりチャンミン」
「…ただいまユノさん/////」
…やっと言えた!!あなたの胸に帰ってきたんだ
「ああ~?こんなとこでちゅーしてるぅ!!」
リウ君の声でハッと我に帰る、後ろには苦笑いするスホさんも一緒だ/////
…忘れてた!!/////
「と、とりあえず中に入られたらどうですか?/////」
「ああ、スホ、すまなかったね、お迎えご苦労様だった」
どんな時でもユノさんは冷静でかっこよくて、僕はやっぱり見惚れてしまうんだ
僕達は顔を見合わせて、でも繋いだ手はそのままでリビングへと向かった
ヨンさんが作った御飯を食べるのも久しぶり、なんだか凄いご馳走でスホさんも一緒に食べていってもらうことにした
「チャンミン♪チャンミン♪チャンミン♪」
すっかりご機嫌のリウ君にべったりとくっつかれて少し食べにくいんだけど(笑)
向かい側に座ったユノさんの優しい笑顔が素敵で僕はお箸を持ったまま固まってしまう
話さなくても伝わる思い、あなたの側にいられることの幸せを実感するっていうか、すっかり食べることも忘れて見つめ合っていたみたいで
『シム先生、胸がいっぱいなのは分かりますが社長の顔を見てもお腹は膨れませんよ?』
なんてスホさんに言われてしまって/////
久しぶりの皆んなで囲む食卓は和やかな雰囲気で過ぎていったんだ
. SILVER MOON 31
~Yside~
自分でもモテるほうだと思う、いつも告られて付き合ってたし、彼女が俺に愛想尽かしても去る者は追わずって感じだった
…だからこんなに不安になるのは初めてで
『俺のこと好き?』
なんて、カッコ悪いセリフ俺に言わせるなんて、どんだけチャンミンって凄いんだろって思うんだ
…マジで惚れちまってるよな/////
こんなに至近距離で見ても見惚れてしまうほど綺麗なバンビアイ、流石にちょっと怒ってる?だって怒りのオーラが浮かんでる、ツノでも生えそうな勢いなのに、やっぱり可愛いだなんて
「チャンミン?」
おデコはコツンと当たったまんま、睨み合う俺達は遂には吹き出してしまった、男同士でこんな狭いとこでほんとなにやってんだか(笑)
パッと体を離して逃げるから、今度はふわりと後ろから抱きしめた、抵抗なんてしないで?この腕の中に閉じ込めておきたいんだ
「…ユノのこと…好きだよ/////」
「…ん、知ってる」
「…なっ!!/////知ってるなら聞くな!!」
「チャンミンの口から聞きたかったから」
「……/////」
赤くなった耳にキスしたいけど、肘鉄が飛んできそうだから我慢した、肩に顎を乗せて顔を覗き込めば真っ赤になって顔を逸らす人
「…でも付き合えないよ」
「どうして?生徒と先生だから?」
耳元で話すから感じちゃう?体がピクピクと跳ねてるのバレバレなんだけど
「……僕、半年したら日本に行かなきゃいけないから」
やっとこっちを向いたと思ったら、チャンミンはとんでもなくつれない返事を返してきたんだ
. 空色の調べにのせて ~ピアノの行方~ 2
~Yside~
今日は待ちに待ったチャンミンの帰国の日、ずっと…話そうと考えている事があった、だが研修を終えて間もない君にどうやって切り出そうかと考えていたところなんだ
…そんなに焦らなくてもいいはずなのに
まったく、俺って君に関してはまったく余裕がないんだと実感してしまうよ
空港にはスホとリウで迎えに行って貰い、俺は抜けられない仕事をどうにかこなして自宅へと急いだ
ソワソワと落ち着かない俺の様子にイトゥクも苦笑いで
『社長?もういいですから帰ってください』
なんて言われてしまって、社長の威厳なんてどこへやら、だ(笑)
車から滑るように降りてエレベーターへと乗り込む、久々の再会にこんなにも胸が高鳴るなんて
玄関の前に立つと一つ深呼吸をした、どうにか平静を装ってドアを開けようと手を伸ばすと不意に扉が開いた
「ユノさん!!!!」
迷わず俺の胸に飛び込む愛おしい人、力一杯抱きしめて君の匂いを吸い込んだ
「チャンミンおかえり」
「ユノさん、ユノさん!!/////」
涙を浮かべて俺の名前を呼ぶ君、どうしよう、愛おしくて堪らないよ
暫くお互いの温もりを確かめ合った後、柔らかな頬を包んで、おかえりのキスをしたんだ
. SILVER MOON 30
~Cside~
ユノがシウォンさんに連れられて店に入ってきたのはほんの数分前だった
………それがどうしてこうなった?
「…んっ…ユノっ…んんっ…はな…せ…!!/////」
店のバックヤードで冷たい壁に押し付けられて、噛み付かれるようにキスが降ってくる、両手はしっかりと掴まれて身動きも取れず、逃れようと顔を逸らすのに器用に口を塞ぐ赤い唇
…高校生のくせにキスがエロ過ぎる!!/////
息もつかせぬ口付けに、隙間をぬってユノの舌が滑り込む、これ以上はダメだって!!
「…んっ…ちゅっ…ユ…ノ…ちゅっ…やめ/////」
「やめない、チャンミン不足すぎだから!!」
「…な、何言って/////…んっ…ぁあ…」
段々と体の力が抜けて立っていられなくなってくる、それに気づいたユノはやっと身体を離して僕の顔を覗き込んだ
「…チャンミン俺と付き合って?」
「…な、何言って…んっ/////」
「俺のこと嫌い?」
「…だからっ…なに…んんっ…んー!!/////」
人が話そうとすると口を塞ぐから全く会話になってない!!もう頭きた!!
「…ちょっ!!/////」
抑える力が弱くなったと思ったら、おデコをコツンと合わせて黒目がちな瞳で上目遣い、なにそれちょっとズルくない?
「ね、チャンミン、好きって言って?」
切なそうに見つめるアーモンドアイ、僕はやっぱり目が離せなくなってしまったんだ
. 空色の調べにのせて ~ピアノの行方~ 1
~Cside~
約三カ月のウィーンでの研修を終え、僕は愛しい人達の待つこの国へと帰ってきた、長時間のフライトで固まった体をうーん、と伸ばす
帰ってから暫くはバタバタしそうだな…
『チャンミンおかえりなさい!!』
空港で真っ先に出迎えてくれたのはリウ君、ユノさんは仕事で来れないからわざわざスホさんに運転を頼んで…ほんと申し訳ない気持ちでいっぱいだった
『シム先生おかえりなさい』
笑顔で迎えてくれる二人の顔に、ああ、帰ってきたんだって実感したんだけど…
…ほんとは早くユノさんに抱きしめて欲しいだなんて////
ウィーン滞在中、ユノさんは僕を二度も訪ねてくれてたんだ、一度目はリウ君と一緒に誕生日を祝いに、二度目は単身で…それは、とても幸せな時間で…
そ、その話はまたいつか/////
結局、その日はユノさんの家に送ってもらって…と言うか、スホさんはユノさんから僕を家に連れて帰るように言われていたらしい
『社長命令ですので』
…だなんて、職権乱用もいいとこじゃない?/////
まあ、ほとんどの荷物は航空便で送ってあったし、受け取りも妹に頼んでいたから、僕はスーツケース一つで帰ってきたんだけど
久しぶりに会ったリウ君は、僕にべったりとくっついて離れなくて(笑)僕はそのサラサラの髪を撫でてぎゅっと抱きしめてあげた
…寂しい思いさせちゃってごめん
久しぶりに吸う母国の空気は少し暖かくて、なんだか不思議な感じがしたんだ
. SILVER MOON 29
~Yside~
ドンへと別れて一旦家に戻り、着替えて外に出たはいいけど、げっ!!あれは…
パパラッチの連中がバズーカ持ってウロウロしてやがる!!
しかもあんな目立つ格好で…いくらなんでもやり過ぎだろ、人の私生活暴いて何が楽しいんだか!!
ひとこと言ってやろうとそいつらめがけてバキバキと腕を鳴らしたところで後ろからがっしりと掴まれた
「シウォニヒョン!!」
「…お前はここにいろ」
シウォニヒョンは眼光鋭くパパラッチ達のところへと向かった
…こええ
普段温厚なシウォニヒョンだけど怒るとすげぇ怖いんだって!!あいつらびびって腰が引けちゃってし、みるみる間にパパラッチ達は尻尾を巻いて逃げ出した(笑)
それに理事長だし、当たり前に説得力あるよな、つーか、なんでここにいたんだ?
シウォニヒョンはズカズカとこっちに戻ってくると腕組みして今度は俺を睨みつけた
「…で、お前はどこ行くんだ?」
「…えっ!?いや…あの」
「SILVER MOONか、ったくしょーがねぇ奴だなお前は!!」
「…っ!!!/////」
「今夜は特別に保護者同伴だ!!有り難く思え!!」
「えっ、えええええええええっ!?(汗)」
シウォニヒョンは俺の腕をがっしりと掴むと、タクシーを拾ってさっさと乗り込んだんだ
. 空色の調べにのせて ~リウの翼~ 13
リウの番外編です*ˊᵕˋ)੭
~15years after~
~Rside~
チャンミンに好きだって伝えて、ずっと俺の胸の中にあったわだかまりが取れた気がした
初めから叶うはずのない恋、わかっていたからこそ心に秘めていた
だけど素直になることで新しい一歩が踏み出せる
…ジンウに報告しなきゃだな
あれから普段通りの日常が戻ってきた、相変わらずチャンミンは俺の世話を焼いていて、父さんはゆったりと見守ってくれている
二人とも俺にとってかけがえのない家族
父さんは何も言わないけど、きっと全部分かってるんだろう
チャンミンが俺に注いでくれた愛情は計り知れないほど深くて優しくて
ね、チャンミン、俺知ってるんだ
小さい頃からの写真、母さんにずっと送ってくれてたんだろ?
保育園の卒園式
小学、中学、高校の入学式や卒業式
運動会や音楽会
ピアノの発表会にはこっそり招待してくれてたんだよな?
中学の頃、口を利かなくなった俺のことを心配して何度も相談に行ってたんだよね
あの時は悩ませてしまってごめん
チャンミンから貰った沢山のプレゼント、子どもの頃一緒に寝てたクマさんと一緒に箱に詰めて大切にしまってあるんだ
俺がウィーンで渡したアクアマリン、まだ持ってくれてるのも知ってるよ
すぐに無理して倒れてしまうあなただから、忙しい父さんに任せるのは心配だけど、アメリカに行ってからもずっと心は此処にあるから
母さんでもなく、兄弟でもない、誰よりも大切な人、今度会うときにはもっと成長した俺を見て貰えるよう頑張るよ
いつまでも俺の憧れ
チャンミン…
ずっと愛してる
. SILVER MOON 28
~Cside~
「随分としけたツラじゃねーか?」
黙々とグラスを拭き続ける僕を腕組みしてヒチョルヒョンが覗き込む、そりゃしけたツラにもなるっつーの!!
「まあ、事情はあらかた聞いてるけどな」
「…はあ/////」
「でも、お前が先に仕掛けたんだろ?」
「…ですね/////」
プッと吹き出して遂には声に出して笑うヒチョルヒョンをジロリと睨んで、綺麗になったグラスを並べて一息ついた
「珍しいね、お前がそんなに入れ込むなんて、しかも年下だなんて」
「……/////」
「まあ、何かあったら言えよな」
背中をポンポンと叩いてカウンターの反対側へと移動するヒチョルヒョン、やっぱいい人なんだよな
学校ではパパラッチだかなんだか知らないけど、広報部の生徒達に見張られてるし、仕事を早めに切り上げて店のヘルプに入ることにしたんだ
軽い気持ちで受けた臨時講師だったけど、まさかこんなことになるなんて、しかも恋愛沙汰とか(笑)
いやいやいやいや/////
とにかくユノのためにも少し間をおいて…そうすれば僕も冷静になれるかもしれない
カラン♪
「いらっしゃいませ、あ、シウォンさん!!」
「こんばんは」
入ってきたのはシウォンさんともう一人、背の高い……あれ?
「ユノ!?/////」
シウォンさんの後ろから入ってきたのは、気まずそうな顔をしたユノだったんだ