苺な彼とビールな僕

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～Cside～




ユノさんと別れてアパートの部屋に入ると、なんだか一気に力が抜けちゃって、ペタンと床に座り込んだ


あれって…どうゆう事だろう？


ユノさんにお礼を言ったあと、ふわりと浮いた腕が僕の後頭部を引き寄せて、ハグされて髪になにか触れたような気がした……あれは、もしかしてキス？


……ま、まさかっ…なに考えてんだ僕！！/////


軽くハグされただけなのに、キスとかバカな事考えちゃって、ああ、もうなんか心がついていかないよ



でも、楽しかったな……



ユノさんといると時間が驚くほど速く過ぎていく、それにバイトの時とは違うあなたを見る事ができて



自分の膝を抱えてコテンと頭を乗っけてみる、目を瞑ると浮かんでくるのはユノさんの笑顔ばかり



僕、男なのに、男の人好きになっちゃったのかな、こんなの初めてでどうしていいかわからないよ


普段もトロい僕が恋愛とか、無理な気がする


やっぱりキュヒョンに連絡してみよう、呆れられるかもしれないけど何かいいアドバイスをくれるかもしれない


ぐるぐるとそのまま悩んでいるとスマホの画面に表示されるメッセージ



あ……ユノさんからだ！！



『おやすみチャンミン、今日はありがとう、良い夢を』



…あ、家に着いたんだ、返信しなきゃ、えっと……ええっと…


『おやすみなさい』


シンプルな言葉しか浮かばなかったけど、愛を込めてバンビのスタンプを送る


バンビの背中に小さくLOVEの文字が隠れていること、気付いて貰えるといいな……

2016-09-02 17:00 ｜カテゴリ : 好きになってもいいですか？ ｜コメント(6) ｜トラックバック(0)