苺な彼とビールな僕

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～Cside～






テミン先生とジョンイン、思ってもみなかったことだけど今までのテミン先生の様子を見れば納得のいく話だった


…パパラッチも原因だろうけどテミン先生はジョンインを庇ってる感じかな、そしてジョンインは意地を張ってる？



せっかく相思相愛の二人なのに、上手くいって欲しいって思う僕はおせっかいだろうか？



…どうしたら



僕はユノと相談して二人を会わせる作戦を立てた、二人じゃ心許ないからユノの悪友のドンへ君にも手伝ってもらうことにしたんだ



まずは放課後テミン先生を呼び出して社会科準備室に来てもらう、ユノにはジョンインに伝言を頼んで少し遅れて準備室へ


僕とユノはジョンインが来る前に二人で抜け出し、囮になってパパラッチを引きつける、その隙にジョンインは社会科準備室へ、僕らもずっと尾けられるのは勘弁だから頃合いを見てドンへ君にパパラッチの邪魔をしてもらうことにした


…上手くいくかな



「なあ、チャンミン、なんでそんなにテミン先生の為に色々するわけ？」



ちょっと不機嫌そうにユノが聞いてくる、もしかして妬いてる？クスリと笑うとプイとそっぽを向いてしまうから手を握った


「…ユノ？テミン先生は僕らのことも黙っててくれたでしょ？それに相談にも乗ってくれたし、だから、ね？協力して？」


「き、協力はするけどなんか気に入らないだけ！！」



時々すごく大人っぽいのにこういう時は子供っぽい、やっぱり笑ってしまう僕にジロリと睨みをきかせてくる


「ユノ、この件が無事に終わったらゆっくり話ししよう？ね」



僕はユノの手を頬を当てて、そのまま掌にキスをしたんだ

2016-04-01 23:00 ｜カテゴリ : SILVER MOON ｜コメント(0) ｜トラックバック(0)