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. 愛の詩をきかせて ~仔鹿君の憂鬱~ 48
~Cside~
次の日の朝は早くに目が覚めてしまって、僕はこっそりベッドを抜け出してテラスから庭へと抜け出した
この辺りは山が近いせいか朝は霧に包まれていて、朝露が葉を濡らして少し肌寒い
……これでよかったのかな
そんな不安な考えばかりがよぎる、ユノさんのご両親を悲しませてしまったよね、きっと
それでもあなたから離れることが出来ないなんて、僕ってこんなに欲張りだっただろうか
キュヒョンに言ったらまた呆れられてしまうかもしれない
ぼんやりと朝焼けの空を眺めていると、誰かがこちらへとやってくるのが見えた
……ユノさんのお父さん…?
僕の姿に気付いたのか一瞬動きが止まって、でもまた真っ直ぐにこちらへと歩いてくる
「随分早起きだね、確か……シム君だったか」
「あ……早くに目が覚めてしまって、あの……歩いたりして大丈夫ですか?」
「ああ、少しいいかな」
「あ……はい」
ユノさんのお父さん、チョン・ヤンヒョンさんは一つ息を吐いて真っ直ぐ僕に向き直った
「聞いているかもしれないが、私はユンホとはうまくいってはいなくてね」
「……」
「どうやったら分かり合えるのか、この歳になってもまだわからないでいる」
「……あの/////」
「君はユンホを幸せにできるのか?」
僕を見るヤンヒョンさんの瞳は悲しそうに揺れていて、胸の奥がぎゅっと苦しくなる
「……僕、僕は男です、でも……ユンホさんを愛しています、まだ出会ったばかりで先のことなんてわからないけど、きっと、ユンホさんが僕のことを愛してくれる限りは側にいて、幸せにします!!」
「……」
「で、でもっ……その、今は学生でお金もないからっ……金銭的にはどうかと思うけど、その……働き出せば、ちゃんと稼いでユンホさんを養えるぐらいは!!/////」
僕の言葉に目を丸くするヤンヒョンさん、僕なんか変なこと言っちゃった……?/////
「……ぷっ、そうか、ユンホも頼もしいパートナーに出逢ったものだな」
堪えきれず吹き出してしまったヤンヒョンさんは、僕の背中をバシバシと叩いて大声で笑ったんだ
ご訪問ありがとうございます*ˊᵕˋ)੭
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comments
5301. 管理人のみ閲覧できます - さん
5320. Re: わぁ(((o(*゚▽゚*)o))) ち***様 さん
コメントありがとうございます(●´艸`)ムフフ
実はこのお話はユノ社長とお父さんのお話が書きたくてかいたんですよね♡
ちょっと抜けてるけど純粋な仔鹿君のこころ、きっとお父さんに届きますよね!!
実はこのお話はユノ社長とお父さんのお話が書きたくてかいたんですよね♡
ちょっと抜けてるけど純粋な仔鹿君のこころ、きっとお父さんに届きますよね!!
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