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苺な彼とビールな僕

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. 愛の詩をきかせて ~仔鹿君の憂鬱~ 47







~Yside~





目の前で倒れる父さんを見て不思議な気持ちになった



実の父親とはいえ愛情なんてないと思っていたのに、すぐさま体が動いて大きな体を受け止めていた



オロオロとする母さんをパクさんへと託し、父さんを担ぐようにして寝室へと運んだ



……痩せたな



初めて会った時は圧倒的な威厳と傲慢さで、こんな奴の血が流れているのかと自分が嫌になったけど



年とともにそんな感情も麻痺してしまったのか…




一度倒れてからは体調を崩しがちで、会長となった今は主に家で仕事をすることが多くなった父



薄れる意識の中握られた手は冷たくて、やはり俺に似ていると思ってしまった



あわや入院かと思ったが、そこまで酷くはなかったようで、ホッとしている自分に驚いてしまうよ



こんな感情を抱くようになったのはやはり仔鹿君の影響かな……



愛することは容易いようで、俺にとっては難しいことだったから



部屋に戻るとやっと二人きりになれたのに、君は父が倒れたのは自分のせいだと思い込んでいて



まったく、君はどこまでも俺を夢中にさせる



沈み込む君は撫で肩を一層落として、まるで小さな子供のようにポロポロと涙をこぼすから



堪らずその雫を唇で拭うと、濡れた瞳がやけに色っぽい



「チャンミン愛してる」


「……僕も、あの…愛してます/////」


「ん、聞こえない」


「!!/////も、もう言いません!!」


「ふふ、仔鹿君は気が短い(笑)」




頬を膨らませ抗議する可愛い人、細い腰に手を回すと、隙間なんてないぐらい強く強く抱き締めたんだ























ご訪問ありがとうございます*ˊᵕˋ)੭

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comments
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2017-04-15 17:12:09 | [編集]

コメントありがとうございます(●´艸`)ムフフ
ついつい心配ばっかりしてネガティヴな仔鹿君です
まさに愛おしさしかありませんね♡
私も押し倒したいです←
2017-04-16 14:24:10 | [編集]

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