苺な彼とビールな僕

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～Cside～




「あっ、ユンホさん海が見えてきましたよ～♪」


「こら、あんまり身を乗り出すと危ないぞ」


「はーい♡……わっ！！/////」



ハンドルを握りながらグイ、と横に引っ張られ、僕の体はユンホさん腕にピッタリと…/////


ユンホさんの温もりが伝わって今更だけどドキドキしちゃう、最近は忙しくてあんまりかまってもらえなかったから



「何赤くなってんだ？」


「………だって/////」


「そんな顔して…襲うぞ！！」


「…っ！！……ユ、ユンホさん！！/////」


「ぷっ、いいから大人しくしとけっての！！」


「…はい♡」




相変わらず口調はキツめだけど、僕を見る目はどこまでも甘くて優しくて


やっと貰えた貴重な休み、今日は泊りがけで海へとやってきた


ドンへさんの知り合いが海沿いでペンションを経営していて無料宿泊券を貰ったんだ


ユンホさんは何故だかすごく不機嫌そうだったけど、僕が行きたいって言ったから聞いてくれた


だって、海って初めてなんだよね！！/////



水着も買ってもらったし、あんまり泳げなくて不安だから浮き輪も♡海ではお魚さんが見えたりするのかな


ユンホさんと砂浜でトンネル掘ったりとか

夕陽を追っかけたりとかとか♡


花火もいっぱい持ってきたし……ドンへさんがマンネリ化しない為にも雰囲気作りは大事だって話してた、だって…いつまでもユンホさんに好きでいて欲しいから/////


……僕、がんばっちゃう♡



ああ！！ホントにホントに楽しみなんだけど！！




車の窓から見える海はキラキラ輝いていて、僕達を歓迎してくれているみたいだったんだ

2016-08-04 17:00 ｜カテゴリ : 鈴カステラの缶詰 ｜コメント(10) ｜トラックバック(0)