苺な彼とビールな僕

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BL表現あり^ ^


大丈夫な方どうぞ～









～Yside～






日本でのツアーが終わって韓国に戻ってきた、今度はカムバックに向けてのレッスン、そしてドラマ出演の話なんかも持ち上がっていて…



なかなかゆっくりとはさせてもらえないな…



二人で休暇を取りたいとマネヒョンに申し出てはいるけれど、なかなか実現は難しいようだ



…旅行とか行けたらな



今日はチャンミナはダンサー達との飲み会に行ってる、帰りに寄るって言ってたけど、まだだろうか




そっと窓に目を向ける




RRRRRRRRRRRRR♪




と、スマホが鳴った、チャンミナ？いや、マネヒョンからだ！



「もしもし？」



「ああ、ユノ？チャンミンが酔って潰れてるんだ、今から送ってくからドア開けてくれないか！？」


「潰れた？チャンミナが？…ああ、わかった、着いたら連絡して」




…チャンミナが潰れるなんて珍しいな




とにかく俺はマネヒョンからの連絡を待った、しばらくするとまたスマホが鳴り、エントランスのロックを解除して俺は玄関で二人を待つ



ガチャ




「ユノ、すまんな、頼むよ」




「…なんでこんなに飲んで」




「…それが…ダンサー達とその…兵役の話になってな、それで」




「兵役？そんなのいつも話してるのに」




「…まぁ、詳細はよくわからないんだけど、とにかく後は頼むよ、ずっとお前ののこと呼んでたから…」




ぐったりとしてマネヒョンに凭れかかるチャンミナを受け取った



ドアが閉まるのを待って顔を覗き込むと細い腕を絡ませて抱きついてきた




「…チャンミナ？飲み過ぎたか？」



「…ひょん…いっちゃやだ！」



目の淵にキラリと光る涙、泣いてる？




うーん、とりあえず中に入ろうか、ここ玄関だし



ぎゅうぎゅうとしがみつく細い体を離してどうにかリビングに連れて行った



ソファに座って膝をぽんぽんと叩いた




「ほら！おいで」



「…////」




俯いたままのチャンミナは黙って俺に跨って、また細い腕を俺の首にまわした



「…なんで泣いてるの？」



「…ふっ…くっ…ふ…」




そっと背中を撫でて顔を覗き込む、大きな瞳からは透明の雫がポロポロと零れていて




…綺麗だ





俺は宝石みたいな瞳にキスをした




「…チャンミナ？まだ行かないよ、それに離れてもずっと一緒だよ」




溢れんばかりの大きな瞳で俺をじっと見つめると




「…ひょん、シて/////」




そう言ってチャンミナは俺の肩に顔を埋めた

2015-11-06 17:00 ｜カテゴリ : SS ｜コメント(6) ｜トラックバック(0)