. スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
. 恋人の条件 9
~Cside~
急いで店を飛び出すと、タクシーを走らせて向かうのは愛しい恋人の待つ家
……ユノはもう帰っているはず
車窓から流れる景色を眺めながら、やっぱり想うのは君のことばかり
先のことばっかり考えて、ユノの為なんて言いながら自己防衛していたのかもしれない
もしかしてそれでユノを傷つけていたのかも……?
転がるようにタクシーを降りて、開いたドアから見える灯りに胸がキュッと音を立てる
「ユノ?ただいま」
そう言って駆け込んだリビングで、まるで猫のように丸くなって膝を抱える君
「……チャミ?」
「ユノ、ユノ!!/////」
駆け寄る僕を受け止める胸はどこまでも温かくて、僕を安心させてくれるのに
………そんな、切ない顔しないで?
「…何回もメッセージ送ったのに」
「……うん/////」
「で、電話だってかけたのに」
「うん、ごめん/////」
「………逢いたかった/////」
「……わかってる/////」
今にも溢れてしまいそうなアーモンドアイ、そっと口付けると骨が軋むほどに抱き締められて
「……チャミ、チャミ!!」
何度も名前を呼びながら擦り寄る君が愛しすぎて、結局、何も言えなくなってしまった僕だったんだ
ご訪問ありがとうございます*ˊᵕˋ)੭
ポチッとしていただけたら妄想がばびゅんと爆走いたします\♡/
にほんブログ村
- 関連記事
-
- 恋人の条件 11 (2017/07/08)
- 恋人の条件 10 (2017/07/07)
- 恋人の条件 9 (2017/07/06)
- 恋人の条件 8 (2017/07/06)
- 恋人の条件 7 (2017/07/04)
. トラックバック
この記事のトラックバックURL:http://yukision.blog.2nt.com/tb.php/1553-0cb17912