苺な彼とビールな僕

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～Yside～






シムせんせいがきのうからえんちょうほいくにいなくって、つまらないからきゅうしょくをたべてすぐにいえにかえったのに



あたまにうかぶのはシムせんせいのかおばっかり



せんせいのたまごだから、ずっとえんにいるわけじゃなくって、おとなりのこうこうにかよってるんだってパクせんせいにおしえてもらった



そういえばドンへのいえのちかくにシムせんせいはすんでるっていってた



あえるかもしれない……！！



ちょっととおいけどあそこならあるいてでもいける、ドンへといつもあそぶこうえんだし、おれはいえをとびだすと、こうえんにいってブランコでせんせいをまってたんだ



でも、ずっとまっててもせんせいがこないから、かなしくなってなみだがこぼれそうになった



「ユンホ君？」



うえをむいてなみだがこぼれないようにがんばってたら、シムせんせいのこえがして



あんなにあいたかったのに、なみだであんまりかおがみえなくなっちゃっておれはしたをむいてしまった



こんなとこまできておこられるっておもったのに、シムせんせいはおれのことぎゅってしてくれたんだ




「ユンホ君送ってあげるよ」


「………かえりたくない」


「ユンホ君……」


「だ、だってかえったらまたあえなくなっちゃう！！/////」


「じゃあ僕のテストが終わったら遊びに行こう？ユンホ君の行きたいところ連れて行ってあげる」


「……テスト？」


「うん、今はね、テストがあるから幼稚園のお手伝いもできないんだ、でも今週で終わるから、ね？」


「………行く/////」


「うん、じゃあ約束」




せんせいはこゆびとおやゆびをたててにっこりとわらうと、ゆびをくっつけてやくそくしてくれたんだ

2017-05-09 17:00 ｜カテゴリ : SS ｜コメント(2) ｜トラックバック(0)