ユンホ君のいちごのパンツ 4

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～Cside～

普段はあんまりくっついて来ないのに、帰る前だけ僕にぎゅって抱きついてくるユンホ君

いつも皆の中心にいてリーダーのような存在だから、小さいけどしっかりしてるって思ってたけど

……こういうの嬉しいな/////

園児の中でも懐いてくれない子もいるし、直ぐに泣いてしまう子もいるけど

こうやって気を許して甘えられるのはとても心地が良かった

あれから暫くして僕はテスト期間に入り、園にお手伝いには行けなくなってしまったから、きっと寂しがっているだろうな

そんな事を考えながらの学校の帰り道、家の近くの公園で1人遊ぶ子供の姿、ブランコに乗ってなんだか寂しそう

あ………あれは？

「ユンホ君？」

「シムせんせい/////」

「どうしてこんなとこに？おばあちゃんが心配するでしょう？」

確かユンホ君の家はここからはすこし離れた場所だった筈、まさか1人で歩いてきたの？

「………せんせいこないから」

「うん？」

「……ドンへが……このちかくでシムせんせいみたっていってたからっ……」

ああ、そういえばドンへ君は僕と同じマンションの別棟だったっけ

ここは大きなマンションが立ち並んで大人でも迷子になりそうな所なのに

「おばあちゃんには言ってきたの？」

「………/////」

「言ってないんだ、きっと心配してるよ？」

蹲み込んで顔を覗くとアーモンドの瞳に涙をいっぱいに溜めて

「………ぎゅってしてほしくて/////」

「ユンホ君……」

「せんせっ…ふっ…く」

僕はユンホ君の小さな肩を抱き寄せて、震える体をぎゅっと抱き締めてあげたんだ

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