苺な彼とビールな僕

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～Cside～





ユノのマンションに来るのはもう何回めだろう……



黙って僕の手を引くユノは、ほんのり桜色に染まっていて、接待で飲まされたのかな、あんまり飲めないくせに



エレベーターを降りて、タワーマンションの最上階にあるユノの部屋へ



僕達が想像も出来ないような豪華なマンションで、最初は圧倒されてしまったけど



「ほら、入って？」


「ありがと/////」


「ビール飲む？俺はもう酒はいいや」


「飲まされたの？」


「ん、少しね、ね、チャンミンキスしていい？」


「……！！/////」



普通に会話してるのに突然そんなこと言われると、なんだか戸惑ってしまうのに


それに、そんなこと聞かなくても……/////



気付けば目の前には熱く光るアーモンドアイ、なんだよ、聞いたくせにキスする気満々じゃないか！！



「い、嫌って言ったらどうするんだ/////」


「ん、それでもするよ」


「……そんな……んっ、ユノ……/////」



僕の小さな講義なんてユノのキスに飲み込まれてしまって、腕だって掴まれて逃げることすらできなくて



何度か啄ばむように口付けられて、体だって火照ってきちゃうし、もうほんとに勘弁してほしい/////



「で、話って？」


「……あ、あの、シウォンさんのことなんだけど/////」



あっさりと離れた体をちょっぴり恨みがましく思いながら、僕はシウォンさんの話を始めたんだ

2017-01-01 23:00 ｜カテゴリ : チャンスニの憂鬱 ｜コメント(6) ｜トラックバック(0)