苺な彼とビールな僕

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～Cside～





ユノに抱き締められて、熱くなった顔を隠そうと俯いたのに、耳にキスされてしまって……


もっと恥ずかしくなっちゃったじゃないか！！/////



「……ユ、ユノ！！/////」


「チャンスニ嫌？」


「……/////」


「ああ、もっとキスしたい…….でも風邪移っちゃうかな」


「……い、いいよ/////」


「……へっ？/////」


「い、いいって言ってんの！！…しないなら離れて……わっ！！/////」



離れようとした体はぎゅうぎゅうに抱き締められて、こいつってば病人のくせに本当に馬鹿力なんだって！！/////


「キスするよ？」


「い、いちいち言うな！！……んっ…」


途端に落ちてくる唇は、僕の言葉ごと飲み込んでしまうほど甘くて嫌になる


だってこれじゃまるで恋人同士みたいだし


息もできないほどの激しい口付け、苦しさで開いた隙間からユノの舌が滑り込んでくる！！


僕は思わずあからさまに顔をしかめて、ユノを思いっきり睨んでやった


「ま、まだこういうのは早いってば！！/////」


「……まだ？……って事は俺と付き合ってくれるってこと！？」


「……へっ？あ、あの？/////」


「やった！！これで晴れて恋人同士だ！！！！」


「バ、バカ！！触るな！！/////」


「チャンミン～♡」



尻尾をブンブンと振って飛びつく犬のようなユノから逃げながら、それでもちょっと幸せかな、なんて思う僕は結局ほだされてしまったみたいだ/////

2016-11-02 23:00 ｜カテゴリ : チャンスニの憂鬱 ｜コメント(8) ｜トラックバック(0)