苺な彼とビールな僕

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～Cside～










「ユ、ユンホさん、そんなこと僕がしますから……あ、いたた///」





「バカ、今日は無理すんな、ちゃんと飯ぐらい作れるよ」




「……ユンホさん///」








昨日の花火大会で色々あって、ヘトヘトになって帰ってきたのにいっぱい愛されて






流石に今朝は起きれなくなっちゃって///







ユンホさんも僕も今日はお休みだから朝はゆっくりとしていたけれど






お腹だって空いてきたし、お洗濯だって残っているし






動けない僕に変わってこまごまと世話を焼いてくれるユンホさんに感謝しかない、よね///







不器用ながらに家事をこなす逞しい後姿にうっとりと見惚れてしまう






だって僕の為に動いてくれてるんだもの///






お陰で今日もピンクの缶詰からは鈴カステラがポコポコと生まれて







時々形の違うのが混じっていたり、少し歪だけどひょっとしてハートの形、なのかも///






ふふ、僕のユンホさんへの愛の証なんだ、きっと








「ん？何笑ってんだ？」




「あ、ユンホさん見てください！！これハートの形に見えませんか？」



「ああ、確かに、なんだ、勝手に出てくんのか？」



「はい！！きっと僕の想いが形になっちゃったんです！！///」







うんうんとうなずく僕に怪訝そうな表情のユンホさん






……僕、何かおかしいこといったっけ？







「お前、ちょっと可愛すぎだな」




「へっ？あ///」




「飯は後だな」




「ちょ！？ユンホさん……ああっ！！///」








ニヤリと笑ったユンホさんに担ぎ上げらた僕は、そのままベッドへとコロコロ転がされてしまったんだ

2019-08-23 17:00 ｜カテゴリ : 鈴カステラの缶詰 ｜コメント(4) ｜トラックバック(0)