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. あの夏を忘れない 34
~Cside~
あれから僕は逃げるようにユノ先輩の家から帰ってきた
酔いなんてとっくに醒めていたし、バクバクと音を立てる心臓の音だけがやけに煩くて
帰りのタクシーの中で頭を抱えて、運転手さんにまで心配されるほどだった
家に着くなり真っ先にシャワーを浴びて乾いた喉にミネラルウォーターを流し込む
真夜中過ぎの部屋はやけにシンとして………
『チャンミン好きだ、俺ともう一度付き合ってほしい』
そう言って僕を見つめる瞳に嘘なんて一つもなかった
………夢、だったのかな
まさか酔って都合のいい幻覚を見たとか、それとも僕がおかしな事を言ったとか
……いや、あれは現実だった
だって握られた手の温もりが残っているもの、長い指が僕の手を包んで、それから……///
あれが本当だとしたら、一体僕はどうすればいいんだろう
あの夏の日、別れを告げられてもずっとあなたの事が忘れられなかった
でも………また、フラれてしまったら?
そんな、悲しいことばかりを考えて、せっかくの先輩の気持ちを素直に受け止められない僕だったんだ
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