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. 結婚なんかしたくない 4
~Cside~
「まあまあ二人とも落ち着いて、ほらお茶淹れますから」
ソンさんは呆れたように溜息をつくと、手際よくお茶を淹れてくれる
母さんが亡くなる前から通ってくれてるだけあって、僕にとっては親戚のおばちゃんのような人で
いつだって僕の味方をしてくれる人、なんだよね
「で、父さん、どういうことなんです?」
「チャンミン、落ち着いて聞いてほしいんだが………」
それから父さんが話したことは、僕の人生の中で全く聞いたことのない話だった
なんでも遥か昔に祖母が良家の男性と出逢い、叶わぬ恋に身を焦がしたとか
身分違いの恋に、いつかきっと両家の縁を結ぼうと誓い合い泣く泣く別れた二人
お互いに別々の人生を歩むことになった……
うちのお婆ちゃんは早くに亡くなったから、その約束もうやむやになっていたはずなのに
つい半年ほど前にその方が亡くなって、遺言にそう記されていたらしく……
「と、言うわけでお前には許嫁がいるわけなんだ」
「い、いいいい許嫁!?」
「そう、そして先方から正式な婚約の申し込みがあったと言うわけなんだ」
「そ、そんな!!全く会ったこともないのに婚約とか!!相手の方も彼氏とかいるかもしれないじゃないですか!!」
「いや、その心配はない」
「なんで!!」
「お前の相手は男性だからだ」
「は、はあああああああ!!!!///」
「まあ、坊ちゃん!!しっかり!!」
父さんの言葉に驚いて立ち上がった僕は、あまりのことに脳震盪を起こしてしまったんだ
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