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. 王子の気持ち 22
~Yside~
「はあ!?アルバイト!?」
「うん、駅前のラーメン屋さん、ちょうど募集中なんだって」
仕事から帰ってくるなり飛びついてきて何を言い出すかと思えば!!
おかえりのキスもそこそこにニコニコとして嬉しそうに俺の手を握って
随分と可愛いけどこれは許してやるわけにはいかないな
アルバイトだなんてとんでもない!!
「ダメだ!!」
「ね、ユノ聞いて?」
「ダメなもんはダメ、お前自分の立場わかってんのか!?」
「で、でも!!」
「でもじゃない、末の王子とはいえ王族、情勢は安定してるとはいえ一般人とは違うんだ」
ぐっと黙り込んでしまう王子、本当にろくなことを思いつかない
ついこの前だって変な輩に絡まれていたのに……
ジャケットを脱ぐと少し乱暴にソファへと投げる、チラチラと俺の様子を伺うけどここで許してしまったら後が大変だ
「とにかく今はダメだ、まだこっちの生活にだって慣れてないし、先々考えていけば…」
俺の言葉に涙を溜めて下唇を噛みしめる王子、ああ、頼むからそんな顔はしないでほしいのに
「ち、ちょっとぐらい聞いてくれたって!!」
「チャンミン」
「ぼ、僕にだってやりたい事があるのにっ……ユノのバカ!!」
「おい」
「も、もういい!!自分の部屋に帰る!!」
そう言って涙をポロポロと零した王子は、部屋を飛び出してしまったんだ
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