苺な彼とビールな僕

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～Yside～






「これが俺の初めて出たドラマ」


「わあ////」


「こっちは結構セリフもらえたやつ」


「こ、これ知ってます////」


「そう？じゃあこれは？」


「も、持ってます！！あ……あの、中古だけど……すいません////」






さっきまでキラキラと大きな瞳を輝かせていたのに、今度はしゅんとして眉を下げてしまうとか




中古でも気にしないのに（笑）




「持ってくれてるの、嬉しいな」


「………フ、ファンクラブも入ってます////」


「ん、出待ちもしてた（笑）」


「あ……すいません////」


「マナーをきちんと守ってくれてるから大丈夫だよ、さあ、ピザでもとろうか、サラダは買ってあるんだ、袋から出すだけだけどね」


「……あ、あの、僕お手伝いします！！////」


「ありがとう、頼むよ」




小さくガッツポーズをする君が可愛くて笑ってしまったけど、それを見てキョトンとする君がまたたまらないよ





「………ぼ、僕、何か変なことしましたか？////」


「いや、君といて楽しいよ」


「………ふぇ？////」





俺の言葉に暫くフリーズしてから、火が付いたように真っ赤に染まる君に、またしても笑ってしまった俺なんだ

2017-10-01 23:00 ｜カテゴリ : 僕の彼氏は有名人 ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)