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. 王子、再び 8
~Cside~
「ユノ、待ってよ!!」
留学の話をした途端にむっつりと黙り込んでしまったユノ、絶対喜んでくれるって思ってたのに!!
店を出るとさっさと先に行っちゃうし、一生懸命追いかけてるのに全然追いつく気配もないし
なんだよ!!後ろ姿がやけに遠くに見えちゃうじゃん!!
せっかくここまで会いにきたのに、結構苦労だってしてきたのに、こんな風にされてしまうともう涙しか出てこない
「………グスッ……ユノのバカ////」
涙で滲んで前も見えないし、もう追いかけるのも疲れちゃったし、僕はその場にしゃがみ込んだ
ポタポタと落ちる透明な雫は、石畳に落ちるとあっという間に乾いて染み込んでしまう
「こら、なにしてんだ?」
「………」
「まったくしょうがない奴だ(笑)」
ぐしゃぐしゃと髪を撫でられて、腕を強く引かれたと思ったら僕はユノに担がれていて
嘘でしょこんなの信じられない!!!!
「……なっ!!ちょっ!!////」
「じっとしとけ」
「バカユノッ!!下ろせって!!……無礼だっ!!////」
「あーはーはーはー!!その意気だ、やっぱり我儘王子はそうじゃないとな(笑)」
「!!!!////」
ユノは豪快に笑って僕の背中をポンポンと叩くと、そのままホテルへと向かったんだ
ご訪問ありがとうございます*ˊᵕˋ)੭
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