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苺な彼とビールな僕

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. 王子、再び 9








~Yside~






留学の話を聞いてからは焼肉なんてそっちのけで、セキュリティをどうするかとか、俺がずっとついてやれるのか、とかずっと考えていた




ああ見えて王子であることは変わりないのに、全く無自覚というか、小悪魔というか




店を出てから後ろにいると思った王子は、何故か拗ねてしゃがみ込んでしまって




大方俺が怒ってるとでも思ったんだろう(笑)




長い足を抱え込んで丸くなる姿はまるで子供のようなのに、見上げた瞳はまるでキラキラと輝く宝石のようで



「ユノのバカバカ!!////」



手足をバタつかせながら、それでも離れようとしない細い体を担ぎ上げたままホテルへと入った




フロントの奴らが目を丸くしていたけど今はそんなことになんて構ってられない




早々にエレベーターへと乗り込んで部屋へと辿り着けばもう我慢の限界で




「………んっ……ユノ////」




扉が閉まると同時に壁に押し付けて、拗ねた唇は言葉ごとキスで塞いでやった



最初は驚いて身を固くした君も、深くなるキスに立っていられないのか俺の服をぎゅっと掴んで




「………ユノ……も、無理////」


「ん、ベッド行こう」




ふわふわの髪が揺れて小さく頷くのを確認すると、俺は王子を抱き上げてベッドルームへと向かったんだ


























ご訪問ありがとうございます*ˊᵕˋ)੭

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