苺な彼とビールな僕

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～Yside～







『ユノ、会いたいです』





そんなメッセージが届いたのはちょうどコラボイベントが終わった後のこと



そんな風にあいつが言ってくるのは珍しい……



いつだって俺の仕事を優先して考えてくれていて、寂しいなんて口にしたことはなかったのに




ジェソクさんから聞いたアリスの話も気にはなっていたけど、チャンミンになんて言っていいかもわからずそのままになっていたから



もしかして何かあったのか……？




イベント終了後は打ち上げへとなだれ込むから、声を聞くなら今しかないとスマホをタップした



『………ユノ？////』


「ああ、声が聞きたくて」


『イベントは？電話してて大丈夫なの？』


「さっき終わった、これでやっと帰れる」


『そう……お疲れ様////』



聞こえてくるのは愛しい人の声、ああ、今すぐに抱き締めたいのに



「何かあった？」


『ユノ、あのね……あの』


「ん？」


『な、何でもない//////』


「何だよそれ（笑）俺も早く会いたい」



『……//////』



「早く、抱きたい」



『！！！！バ、バカ//////』



「なるべく早く帰るから」



『………はい//////』





電話の向こうで真っ赤になっているであろうお前の姿に、自然と緩む口元を抑えきれない俺だったんだ

2017-08-01 17:00 ｜カテゴリ : 俺の婚約者殿 ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)