空色の調べにのせて～リウの帰還～ 2

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～Mside～

リウにからかわれて、悔しくて思わず自分の部屋に逃げてきてしまったけど

……言われた通りなんだから仕方ない/////

リウが帰国するのが嫌なわけじゃない、別にそのまま帰ってこないわけじゃないし……でも、やっぱり寂しくて堪らない

それに……韓国には、リウの長年の想い人であるチャンミンがいて

あっちに帰って、もしかしたらチャンミンの方がやっぱりいいって思ってしまうんじゃないかって

僕のことなんて忘れてしまうんじゃないかって……

……きっと、僕にはまだ自信がないんだ

とても長い年月リウはチャンミンを思ってきたわけだし、そりゃあ僕だって…幼い頃からリウのことが好きだったけど

とても、敵わない気がして…

「ミヌ、入るよ？」

コンコンとノックをしてリウが部屋に入ってくる、僕は慌ててベッドの中に潜り込んで身を隠した

「……こら」

ふわりと頭を撫でられて胸がぎゅっと苦しくなる、泣きたくなんてないのに勝手に涙が溢れてくるんだ

「………/////」

「ミヌ、一緒に帰らない？」

……え？

リウの言葉にシーツの中で暫く考えてみる、一緒にって……？僕も……？

突然視界が明るくなったと思ったら、ばさりとシーツを捲られて、目の前にはリウの優しい顔があって

「……泣き虫」

「……なっ！！/////」

「な、一緒に帰ろう？」

ふわりと抱き締められてリウの腕の中、やっぱり何も言えなくなってしまう僕なんだ/////

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