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. やっぱり君が好き 12
~Yside~
「はい、そのまま寄って、そう、いい感じ」
監督の指示で演技の最終確認する俺とユジン、2度目のリハーサルも順調に終わり、後は本番を待つのみとなった
さっき休憩したのが良かったのだろう、彼女もすっかり調子を取り戻したようで柔らかな笑顔を浮かべている
……頼むからこのままスムーズにいってくれよ
祈るような気持ちで周りを見渡すと、撮影が延びたせいかギャラリーも増えて辺りが少しざわついてきた
近くにテレビ局もあるから関係者も見学にきているのかもしれない
カメラチェックを待っていると、ふと目についたのは木の陰に立つ男性二人の姿
ぴょこんと頭1つ飛び出たあのシルエットは
………まさか、チャンミン?
いや、なんでこんなところに?
しかも隣にいる奴は誰だ?
暗闇に目を凝らしてみるがこちら側の照明が明るくて顔までは認識できない
気にはなったがまさか直接見に行くわけにもいかないし、マネージャーに伝えるわけにもいかない
それに、もしかしたら他人の空似なのかも…
そう自分に言い聞かせて、演技に集中するしかない俺だったんだ
. あなたの胸で眠りたい 18
~Yside~
昨日チャンミンを抱いた………
ずっと抑えていた感情を抑える事が出来ずに加減してやれなくて
最後は打ち付けるようにお前の中に熱を放った
余韻を残して微睡む君は朝から艶っぽくて困ってしまう
「………ユノ」
「どうした?」
「………お腹すいた///」
「昨日ドンへの店から色々と貰ってある、食べるか?」
「うん!!」
さっきまでは気怠げにしていたくせに、食事と聞いて俄然張り切るお前に思わず笑ってしまうよ
まだまだ子供だ……
料理を温めてインスタントのスープを用意してやると、シャワーを浴びたチャンミンが濡れた髪のままテーブルについた
「わ……凄い!!」
「カフェメニューだそうだ、豪華だな」
「た、食べていいの?」
「もちろん」
「……いただきます///」
そう言って口いっぱいに料理を頬張る恋人の姿に思わず顔が綻ぶ
まったく、その細い体のどこに入っていくんだか(笑)
熱いコーヒーを飲みながら二人で過ごす遅めの朝食は、陽の光のようにキラキラと輝いていたんだ
. やっぱり君が好き 11
~Cside~
「あれ、先輩……?先輩じゃないですか!!」
「へっ……うへっ?」
「いやあ偶然だなぁ!!なんでこんなとこに座ってるんです?またテレビ局の見学ですか?」
不意に声をかけられて思わず変な声が出てしまった僕
眩しいほどの笑顔を向けられてドギマギしちゃったけど、よくよく見れば後輩のミノじゃないか!!
「なんだミノか……」
「なんだ、じゃないですよー!!こないだはろくに話も出来ないままチョンさんに連れてかれちゃって!!」
ああ、そうだった、この前テレビ局に来た時迷子になって、ミノに助けて貰って、それから……
よくわかんなかったけど不機嫌そうなユンホさんにいっぱいキスされたんだった
「何赤くなってんです?久しぶりに僕に会えて嬉しいんですか?」
「……なっ!!///」
「ふふ、冗談ですよ!!でもまさかここで会えるなんて、チョンさんが外で撮影してるって聞いたから覗きに来たところなんです」
「………え?撮影?」
「知らなかったんですか?すぐそこでやってますよ」
「!!ミノ、つ、連れて行ってくれない!?」
「あ……ああ、いいです、けど」
僕のあまりの勢いに驚いたミノは、戸惑いながらも僕を撮影場所まで案内してくれたんだ
. あなたの胸で眠りたい 17
~Cside~
「…ん……」
「起きたか?」
「……ユ、ノ……?」
「体平気か?」
………体、体ってなんだろう
眠い目を擦って必死に頭を働かせる、あ、そうか僕、昨日………ユノと最後まで///
「………っ!!」
「バカ、起きなくていい」
感じたことのない痛みに起き上がれずにベッドに倒れこむ
そっか、僕ユノのものになったんだ……
声も出せずにいる僕を抱きしめるユノの腕はどこまでも優しくて
……まるで宝物みたいじゃないか///
ユノに初めて抱かれた後、僕はそのまま意識を失って、ユノがその……後始末をしてくれたらしい
だって起きた時には体は綺麗になっていたし、下着だってつけていたし
考えただけで恥ずかしいけど、今朝のユノはとびきりに甘くて僕は蕩けてしまいそう///
喉乾いてないか、とか
シャワー浴びるか、とか
腹減ってないか、とか………
色々と言われたけど頭が回わんなくて、ただ厚い胸に擦り寄った
腕の中から見上げたユノの顔は見たこともないくらい緩んでいて…
やっぱり何も言えなくなってしまう僕だったんだ
. やっぱり君が好き 10
~Yside~
『すいません、私緊張しちゃって///』
そう言って恥ずかしそうに笑うユジンはそっと目を伏せた
ま、確かに美人だとは思う
モデル出身とはいえなかなかの演技力で注目の女優だそうだが
どこをどうしたってうちの恋人君には敵わないな、本人は全く自覚していないようだが
「あの……チョンさんは……」
「ん?」
「こ、恋人とかおられるんですか?」
「ふふ、どうして?」
「……慣れてるっていうか、その……///」
デッキチェアに座ったまま上目遣いで俺を見る彼女、視線に熱っぽさを感じるのは気のせいだろうか
……これはあまり良くない傾向、だな
「ユジン、そろそろいけそうか?」
「あ、はい」
監督が声をかけてくれて助かった、ま、ドラマの共演者同士では良くあること
恋人の存在を公表してはいないものの、それとなく匂わせておいた方がいいのかも
こんな事を言っては失礼かもしれないが、売名行為という事もあり得る
そんな事になっては思い込みの激しいチャンミンの事だ、俺の前から姿を消してしまうかもしれない
……それでなくても自分は俺に似合わないと思っているらしいのに
「ユノさんもお願いします」
「ああ、今行く」
後ろをチラチラと振り返りながら前を歩くユジンを見ながら、小さく溜息をつく俺だったんだ
. あなたの胸で眠りたい 16
*R18です♡
~Yside~
正直自分でもこんなに余裕がないとは……
触れるたびに赤く染まる肌、ピクピク跳ねる体にカケラほどの理性も吹っ飛んじまいそうだ
まだ若いからと躊躇していたわけじゃない、俺がお前に溺れてしまいそうで怖かった
こんなにも人を欲しいと思う日が来るとは……
腕の中で甘い声を上げる体を貫くと、痛みに耐えきれず眉をひそませるから優しく口付ける
この指も髪もこの体も全部俺でいっぱいにしてやりたい
俺なしでは生きていけないほどに……!!
「チャンミン」
「………ん、くるし……デカすぎ…だっ///」
「ふふ、口の減らないやつだ」
「動くぞ、しっかり掴れ」
「………えっ?………あっ、ああっ!!///」
細い腰をがっしりと掴んでゆっくりと馴染ませていく
壊さないようにそっとそっと
艶やかな頬をつたう透明な雫、あまりにも綺麗で見惚れてしまうよ
「…………ユ…ノ……?///」
「チャンミン愛してる」
「………んっ……も……むり……///」
不安げに見上げるバンビアイに何度も口付けて、その中に自分の熱を放ったんだ
. やっぱり君が好き 9
~Cside~
……確かこのスタジオだった、よね?
居ても立っても居られずに家を飛び出したのはいけれど
本当にここで撮影が行われてるとしたら、一体どうやって中に入るんだよ……
僕って本当にバカだ
スタッフの出入り口には出待ちの子達がいたけど、恐らくは別の人目当てみたいだったし
ユンホさんのファンだったら一目でわかるんだよね、うん
スタジオの周りをウロウロとしてみるけど、警備員がきっちりと入り口を守っていて忍びこむ隙もない
まさかユンホさんに今どこですか?なんて聞くわけにもいかないし
この辺りはテレビ局やスタジオが集まっていて、隣接してる公園でも撮影が行われていたりするけど
そんなにうまいこといかない、よね
「……はあ」
トボトボと公園を歩いてベンチへと腰掛ける、僕って一体何やってるんだろう
ほんと恋人失格だよ………
夜の公園で大きく溜息をつくと、真っ暗な空を見上げてユンホさんの顔を思い浮かべたんだ
. あなたの胸で眠りたい 15
*ちょっとR18です♡
~Cside~
「………あ……も、ダメ///」
「ん、何度でもいけよ」
「………や、僕ばっか……///」
「お前は俺に可愛いとこ見せてりゃいいんだよ」
「……へ、変態……あっ///」
もう何回イカされただろう………
帰るなりキッチンで襲われて、そのままユノの口に熱を吐き出して
呆然とする僕をあっという間にベッドへと運ぶと、今度は身体中にキスが降ってくる
息もできないほどの口付けを繰り返し、文句すら言わせて貰えずにトロトロに蕩かされて
でもね、僕に触れる指は泣きそうな程に優しくて
「……最後までシテいいか?」
こんな状態でそんなこと聞くとか狡いって思う……
だってそんなの否定できるわけがないのに!!///
「チャンミン?」
「………///」
恥ずかしくてとても頷けそうにないから黙ってその首に腕を回した
返事の代わりはキスでわかってくれる、よね?
軽く触れた唇、見つめるアーモンドの瞳がゆらりと揺れて
そのまま僕に覆い被さる体の重みに、あなたこと以外何も考えられなくなる僕だったんだ
. やっぱり君が好き 8
~Yside~
「えっと、ユンホは自然な感じで、ユジンは後ろから抱きついて、そう」
監督の指示で動線を確認する俺と相手役のコン・ユジン
新人女優である彼女にとって初めてのキスシーンらしく、俺が見てもガチガチに緊張しているのがわかる
スタジオを出て夜の公園でのキスシーンは、今日のメインの撮影でもあるのだが
………これは長引く予感しかしない
年はチャンミンと同じくらいかそれより下、容姿も可愛らしく挨拶もきっちりとしていたからとても好印象だった
でも………
睫毛の長さとか肌のツヤ感とか、悪いがチャンミンの方が優ってるとかそんなことばかり考えてしまって
相変わらずの溺愛ぶりに自分でも呆れてしまう……
緊張気味の彼女が落ち着くのを待って、とりあえずはリハーサルから始めたわけだが
顔を近づけると真っ赤になって俯くから、監督に何度も怒られて撮影が中断してしまった
ここは声の一つもかけておいた方がいいのかも……
デッキチェアでしょんぼりとする彼女にミネラルウォーターを差し出して微笑みかける
愛想笑いにも程があるけど、それでも彼女は嬉しそうにペットボトルを受け取った
「あ、ありがとう、ございます///」
「いや、大丈夫?」
「すいません、私緊張しちゃって///」
困ったように俺を見つめる彼女の瞳に、何か別のものが潜んでいた事をまだ気付けないでいる俺だったんだ
. あなたの胸で眠りたい 14
*ちょいR18です♡
~Yside~
しのごの言う唇を塞いで甘い口付けを繰り返す、何もわからないほどとろとろに蕩かせてしまおうか
ご飯食べるって言ったのにとか
シャワーも浴びてないとか
そんな事より今はお前が欲しくて堪らない
キッチンで背中からシャツを捲ると手を差し込んで、可愛い突起を軽くつまんだ
「………やっ///」
「嘘、感じてる」
「………やめ………あっ///」
耳にキスをしながら可愛いく主張を始めた突起を強弱をつけながら刺激する
嫌がってる割には無意識に腰を揺らして、素直じゃないのがまた堪らない
ズボンのベルトに手をかけると、ハッとして振り返るからそのままくるりと体を返した
両腕をシンクについて閉じ込めると、真っ赤になって俯いてしまうお前
「ふふ、エロい格好」
「……なっ!!///」
「下も脱がせていい?」
「!!!!エ、エロオヤジ!!///」
「お前限定のな」
ムッとして睨み返す瞳があまりにも綺麗で、への字に曲がった唇に軽くキスをする
視線はそのままにベルトに手をかけて一気に下着までずり下ろすと、ふるりと揺れるソコは既に蜜を垂らしていて……
「体は素直だな」
「……い、言うな!!………あっ///」
必死に逃れようとする細い腰をがっしりと掴んで、ふるふると揺れるソコを口の中にねっとりと含んだんだ