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苺な彼とビールな僕

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. 鈴カステラ危機一髪 14






*R18です♡

~Yside~





「……あっ…ユンホさん、ダメ…」



やっと腕の中に帰ってきたのに、身を捩って逃げようとするから両手を掴んでシーツへと縫い付ける、ほんとに今日は寿命が縮む思いだった



「逃げるな、ちゃんとお前に触れたい」



大きな瞳をゆらりと揺らし、伸ばした手で俺の頬を確かめるようになぞる指、焦ったく重ねた唇の隙間へと舌を這わせて甘い声を飲み込んだ


ちゅっちゅっと水音が響いて、とろりと蕩けた顔で俺を見上げる鈴カステラ


「……ユンホさん、あの…」


「ん?」


「へ、ヘンタイさんにシャツをプチプチされた時、ユンホさんの顔が浮かんで…グスッ…」


「もう忘れろ、怖かったな」


「……はい…あっ……ん…」



パジャマ代わりのブカブカの俺のTシャツ、ペロンと捲ってピンクの突起を舌で転がし、ピクピクと跳ねる体に舌を這わした


「……あっ…ドンへさんが……いる…のに……」


「寝てるから平気だよ、力抜けって」


「……ん……やっ…/////」



チャンミンのソレは既に熱を帯び、先端からは甘い蜜を溢れさせて…


堪らず口に含むと俺の髪を掴んで引き離そうとするから、そのまま左手でスライドしてやったんだ


「……やぁっ!!……あっ……ユンホさ…あ…」


「ん、イケよ」


「……あっ、あああっ!!/////」



口内に迸るチャンミンの熱を受け止めて、震える唇に口付けたその時!!



「……ご、ごほんっ!!/////」



静まり返ったコテージに、ドンへの咳払いが響き渡ったんだ


























. 空色の調べにのせて ~海の見える丘で~ 6






~Cside~




「わあっ、うみにおりていくみたい~」



リウ君は窓を覗きながらキャッキャとはしゃいでいる、隣ではスホさんが青い顔をしてぐったりとしていた


……飛行機がダメだなんて、なんか可愛い



なんでも全身で飛行機の揺れを感じてしまうらしい、怖がりの人ってそうだよね、アンテナガンガン張っちゃって、僕もお化けとかは嫌だな(笑)


「……ん、もう着いたのか」


隣で眠っていたユノさんが目を覚ました、前半はハードになるって言ってたから少しでもやすんで欲しかったのに、日本ってこんなに近いんだ


「こんなに近いと思いませんでした」


「……ん、今回は大阪だから余計かな」


さり気なく僕の手を取ると頬にキスをする、いくらファーストクラスの機内とはいえ他の人も居るのに



「……っ!!ユノさん!!/////」


「なんだ、我が最愛の奥さんはおはようのキスも許してくれないのか?」


……最愛の奥さん!!/////


自分の顔に熱が集まるのがわかる、ユノさんはクツクッと肩を揺らして笑うと僕の手に口付けた


「……チャンミン可愛すぎだ」


「か、からかってばっかり!!/////」


「からかってない、愛してるだけだ」


「……//////」



ああ、もう、この人には本当に敵わない!!




ユノさんとスホさんはそのままプレゼンが予定されている会場へと向かい、僕とリウ君は一旦ホテルへと向かった


神戸の海沿いに建てられた高級マンションのようなホテル、最上階のスイートルームにはベッドルーム、リビング、ハーバービューのテラスがあってバスルームはジャグジーが付いてる


白を基調とした部屋の中は欧風の調度が並び、テラスにはテーブルと椅子もある、目の前に見えるのはポートタワー?



……凄い部屋だ/////



「わあ、チャンミン、うみがちかい!!」


「ほんと、景色も最高、夜が楽しみだね!!きっと綺麗だよ」


「うん!!ぼくね、ねるのがまんするからね!!」



興奮気味に話すリウ君はテンションもマックスで、テラスからは心地よい海風が吹いていたんだ





























. 鈴カステラ危機一髪 13






~Cside~




「チャンミーーン、心配したぞおおおお(泣)」



半泣きのドンへさんに迎えられ、やっと帰り着いた僕らのコテージ、あれから警察さんとかヤンさんとかいっぱい来て、いっぱい話を聞かれてしまって


僕は晩御飯も食べてないからヘロヘロになっちゃって、全部片付いたのはもう日付が変わる前だった


「ラーメン作ってやるよ」


「ドンへさんありがとうございます♡」


「こら!!語尾にハートマーク付けてんじゃねぇ!!」


「まあまあ、減るもんじゃなし」


「減るんだよ!!ったく!!」



ユンホさんはなかなか僕を離してくれなくて、ドンへさんの前なのに恥ずかしいなって思ったけど、やっぱり嬉しいからこのままでいいやって思ったりして/////


大きなお鍋に入ったホカホカラーメン、ドンへさんスペシャルだって話してた、3人でお鍋をつっついて食べるととっても幸せでホッとした


ラーメン食べたらまた汗だくになっちゃって、もう一度シャワーから出るとドンへさんは既に夢の中だった


いっぱい運転して、いっぱいお仕事したのにいっぱい心配かけちゃったから


……ドンへさん、いっぱいいっぱいごめんなさい


僕は寝ているドンへさんにペコンとお辞儀をして布団をかけてあげたんだ


ロフトではユンホさんが待っていて、僕は階段を上ってベッドへと転がり込んだ


ユンホさんはいつの間にか僕の上に乗っかっていて、僕は恥ずかしくて枕で顔を隠したんだ


「こら、隠れるな」


「……だって、ユンホさんに見られるとドキドキしちゃって/////」


「可愛いこと言うなよ、止まらなくなるだろ?」


「……だ、ダメです、ドンへさんが……んっ…////」



僕の言葉はユンホさんの唇に塞がれて、蕩けるようなキスが落ちてきたんだ






















. 空色の調べにのせて ~海の見える丘で~ 5







~Rside~




パパのおしごとについてにほんにいくことがきまって、ぼくはチャンミンとふたりでりょこうのじゅんびをしていた


チャンミンはぼくのおようふくをきれいにたたんでおおきなすーつけーすへいれていく、まほうみたいにいっぱいはいるからとってもびっくりした


「チャンミンがいれるといっぱいにもつがはいるね」


「ふふ、そうかな?リウ君、持っていきたいものがあったら言ってね、少しぐらいならリュックに詰めてもいいけど重いし、空港でもいっぱい歩くからね」


パパがつめたらぐちゃってしてるのに、ふしぎだなぁっておもった


チャンミンはとってもきれいずきでおかたづけがじょうずなんだ……ぼくもみならわなきゃ


「そういえばスホさんも一緒に来るって言ってたよ、リウ君仲良しだから良かったね!!」


……スホもくるんだ、しらなかった/////


でも、チャンミンのほうがずっとうれしそう、はなうたうたってずっとニコニコしてるし


「最初の2日は僕と二人で大阪行こうね、USJとか行く?海遊館もいいよね、いっぱい写真も撮ろうね」


「かいゆうかん?」


「うふふ、大きなサメがいる水族館だよ、ジンベエザメって言うんだって」


「……た、たべられたりしない?」


「まさか!!とっても優しいサメさんなんだよ」


「い、いく!!」


「すぐ横が海なんだって、大きな観覧車もあるんだって」


「かんらんしゃ!!チャンミンとふたりでのる!!」



チャンミンはぼくをぎゅうってしてほっぺにちゅってキスをした、ぼくははずかしくてしたをむいてしまうんだ


さんにんでりょこうなんてはじめて、すこしだけきんちょうしちゃうな


あ……!!クマさんもつれてかなきゃ!!


ぼくはりょこうがたのしみでたのしみでしかたなかったんだ



































. 鈴カステラ危機一髪 12






~Yside~





「兄さん、また派手にやりましたね」

「なんだヒチョル今頃、遅いじゃないか、もう少しで鈴カステラのベイビーがヘンタイにやられちまうところだ」



……兄さん?相棒って言ってなかったか?



怪訝な顔で2人を交互に見つめれば同時に答えが返ってくる


「「あ、兄弟じゃないから」」


なんだよ、心の中読めんのかよ、んならもう話さなくてもなんでもわかるんじゃねーのかよ!!


「申し遅れました、私、イェソンと申します、うちの鈴カステラがいつもお世話になっております」


「……は、はあ」


腕の中にいた鈴カステラがちょこんと顔をあげて俺の服をつんつんと引っ張る


「ユンホさん、イェソンさんはSJ缶詰工場のオーナーなんです……あ、ヒチョルさんは工場長です」


……SJ缶詰工場、怪しい、怪しすぎる!!(汗)


「イェソンさんは僕を缶詰にスカウトしてくれた方なんです」

「……ベイビーおいで?随分とひどくやられたね、手は痛くないかい?」

「イェソンさん、大丈夫です、シャツのボタンがぶっ飛んだだけですから/////」


「オーマイガー!!綺麗な手にあざが!!僕が治してあげよう」


イェソンさんとやらはチャンミンの手首にふうっと息を吹きかけて、パチンと指を鳴らす


……指を鳴らすと能力が発揮されんだな、つーか、近くねぇか!?


「ベイビーどうだい?」


「わあ!!すごい、跡が消えてる♡イェソンさんありがとうございます/////」


「かわいい君のためならお安い御用だ、さあ、持ち主の所へお帰り」


「はい♡」


腕を広げるとチャンミンはぽふんと俺の腕の中、鈴カステラの甘い香りが鼻腔をくすぐる


「あのヘンタイは警察にお送りいたしましょう、さあ、兄さん帰りますよ」

「ああ、では私達はこれにて、鈴カステラは愛されると甘い匂いを漂わせます、どうぞご注意くださいませ」


そう言って胸に手を当て一礼すると、ヒチョルとイェソンさんはパチンと指を鳴らして消えてしまったんだ






















. 空色の調べにのせて ~海の見える丘で~ 4






*R18です♡

~Yside~




ベッドに沈む君は咲き誇る華のように可憐で……こんなこと言ったらきっとまた怒るんだろうな


何度か口付けてそっと唇を離すと、誘うように俺を見上げるから止まらなくなる


「さっき何考えてた?」


「……パク先生が、あの……/////」


「ん?」


服を剥ぎ取りながら視線はそのままに、指をつっ…と這わせるとピクリと体を震わせた


「……旅行のこと、ハ、ハネムーンねって…/////」


「俺は最初からそのつもりだったけど」


「……え?…あっ……ん…」


恥ずかしそうに顔を逸らすから意地悪したくなる、ワザと耳元で囁いてそのまま吸い付くように耳朶を甘噛みした


声を抑えて堪える姿は余計に煽られる、首筋へと舌を這わせ花弁のような跡を残していく


「……ユノさん、ダメ…で…す……」


「チャンミンエロくなったね」


「……え?/////」


「もうこんなに濡れてる」


体の中心で張り詰めた熱をゆっくりと撫でる、透明な蜜が溢れる先端をクチュクチュと擦ると、チャンミンはビクンと体を反らした


「……んっ…ユ、ユノさんのせい…です……あっ」


「うん?じゃあ責任取らなきゃね」


「……あっ……ああんっ……」


抑えきれない声がベッドルームに響き渡る、自然と揺れる腰をがっしりと掴んで君の熱を口内へと含んだ


君の手は俺の髪を掴み引き離そうと試みる、でもまだ許してはやらないよ


「……ユノさ……も…」


「ん、イッていいよ」


「……や、も……欲し……あっ」


涙を浮かべて懇願する瞳にクラクラしてしまう、いつからそんなおねだりが上手になった?


必死に伸ばす指を絡めとり、脚を広げると待ちわびたように震える蕾


ゆっくりと腰を進めると目をぎゅっと瞑り、細い体で俺を受け止めた


「チャンミン愛してる」


「……ユノさん、僕も……あっ…く……ああっ…」



君の中は温かくて心地いい……浅く開いた唇に口付けて、何度も熱を放ったんだ





















. 鈴カステラ危機一髪 11







~Cside~





トスッ

トスッ

トストストスッ!!



「ひいいいいっ!!!!」



僕の上に乗っかっていたヘンタイさんはパチン、と音がすると床へと勝手に転がった、そしてバタンと壁に張り付くように飛ばされてナイフのようなものが腕や手のすぐ側へと投げられたのがわかった、え……?ゆっくりと顔を上げるとそこにいたのは


「……イ、イェソンさん?」


「鈴カステラのミルクを絞ろうとはいい度胸だ」


トストストスッ!!


「あんぎゃああああああ!!」


股間スレスレにナイフが投げられて布一枚がペロンと剥がれていく、あまりにすごいテクニックに思わず拍手……あっ、僕縛られてたんだった(泣)


ゆっくりとこちらを向いたイェソンさん、ハァ、と大きく溜息をついて目頭を押さえる


「……鈴カステラのベイビー、なんでこんなとこで襲われてるんだ?ん?」


パチン、と音がして腕のロープが外れた、やっと自由がきくよ、ホッとして起き上がった瞬間バタンとドアが開いた!!


「チャンミン!!!!」


必死の形相で飛び込んできたのはユンホさんとヒチョルさん、僕は思わずユンホさんの胸に飛び込んだ


「……うっ…ユンホさんっ……こ、怖かった……グスッ…えっ…グスッ…」


「良かった無事で、ったく攫われてんじゃねー!!なんもされてねぇか?大丈夫だったか?」



ユンホさんの優しい声に堪えていた気持ちが溢れだして涙が止まらない



「……だ、大丈夫です……グスッ…ごめ…なさ……」


「ほんとに良かった…で?この人は?」



ユンホさんは僕の背中を撫でながら顔を覗き込む、あ……そうだ僕、お礼も言ってない


「……あ、イェソンさん、助けてくださってありがとうございます…あの…」


「イェソンさん、俺からも礼を言わせてください、チャンミンを助けてくれてありがとうございます」




僕を胸に抱いたままぺこりと頭をさげるユンホさん、僕も慌てて頭をぺこりと下げたんだ






















. 空色の調べにのせて ~海の見える丘で~ 3





~Cside~




「パク先生、あの、本当にいいんですか?」



子供達が帰った後の片付けをしながらパク先生に話しかける、一週間以上も休みだなんて教室に迷惑がかかってしまうんじゃないかって



……ユノさんは大丈夫って言ってたけど



「あら、その時期は研修生が入るから大丈夫よ、お手伝いしてもらえるし、それにシム先生にはいつも融通をきかせてもらってるしね」


「……なんかすいません」


「いいのよ、日本のお土産期待してるから、うふふ♡ハネムーンよね、ハネムーン!!」


「……へっ?/////」


「若いっていいわねぇ、ほんと♡」



そう言ってパク先生は鼻歌を歌いながら別の教室へと移動してしまった


……ハ、ハネムーンだなんて/////



た、確かにユノさんの家で一緒に住み始めてから初めての旅行になるけど、リウ君もいるし…その、まさかユノさんもそのつもりで?/////


そんな事を考えているとなんだか仕事も捗らなくて、ぼうっとしちゃって、でも、もしそうなら嬉しいな、なんて


……リウ君にまで顔が赤いって言われてしまうし





1日の終わりの2人の時間、リビングで寛ぐユノさんがいて、部屋には子供がすやすやと眠っている


……こういうのを幸せっていうんだ、きっと



「チャンミン?」


「……うわっ!!はいっ!!/////」


「なんでそんなにぼんやりしてるの?」


「……え?…べ、別になんでも……んっ…」



読んでいた本を置いて、背中から抱き締められる、それだけで僕の身体はすぐに熱くなってしまうんだ


「ふふ、もっと赤くなった、なんで?」


「……な、なんでって、それは/////」


「それは?」


「……あっ…や……/////」



ユノさんの指はスルリと脇腹から滑り込み、容赦なく僕の体を撫で始める、胸の突起を弄ばれて思わず声が漏れてしまう


「嫌じゃないだろ?」


「……んっ…あっ…」


甘い刺激にふらつく体、ユノさんは僕を抱え上げるとそのままベッドルームへ向かったんだ

































. 鈴カステラ危機一髪 10






~Yside~






「……む、相棒が着いたようです、おや…鈴カステラ、縛られてのしかかられてるみたいですな」


「…なっ、なにーーっ!!!」



涼しい顔でサラリと怖いことを言う奴だ、チャンミンが縛られてるだと!?しかも、ののののののしかかられてるってどういう状況だ!!(汗)


「どこにいんだよ!!早く連れてけ!!目標は定まったんだろうがっ!!!!」


俺はヒチョルの胸ぐらを掴んでユサユサと揺さぶった!!ヒチョルは大きな瞳でジロリと俺を睨むと目の前で指でパチンと弾いた



「……いてっ!!な、何すんだ!!」



触ってもねーのに俺の体は弾かれて一瞬で車のドア側へと叩きつけられる、いったいどういう仕掛けなんだ!!


「煩い人ですね、もう着きますから落ち着いて、それに相棒がいますから大丈夫です、あ、運転手さんそこで停めてください」


車を降りると遠くにぼんやりと灯りが幾つか見える、ヒチョルは俺の腕を掴むともう一度パチンと指を弾いた



ブンッ!!



目の前がフラッシュを焚かれたように光ると一瞬にして部屋の中に移動した、ここは……コテージの中!?


「……ここは!?」


「うん?あっちでしたね、移動しましたか…ついてらっしゃい」


「……あ、ああ」



ここは黙ってこいつの言うことを聞くしかないみたいだ、俺はヒチョルの後について奥の部屋へと向かった



「あんぎゃあああああああっ!!」



ドアノブに手をかけた瞬間、この世のものとは思えない叫び声が聞こえたんだ



















. 空色の調べにのせて ~海の見える丘で~ 2







~Yside~






3人での日本行きを決めたのは随分前になるが、日程が決まるまではとチャンミンには黙っていた



俺が出張に行くと勘違いしてフリーズしてしまう君、寂しいと思ってくれることが嬉しくて……本当に俺を夢中にさせる名人だ


一緒に行くことを告げると泣きそうだった瞳はキョトンとして俺を見つめていて、少し尖った唇に口付けるとリウの大きな声が聞こえた


「あああ~またパパだけちゅーしてるう~」


腕を組んで目一杯ご立腹のリウ、俺はチャンミンから離れるとほっぺが膨らんだままのリウを抱き上げた


「来たな最大のライバル!!リウ、神戸は初めてだな、ああそうだ、大阪でたこ焼き対決するか!?」


「……おおさか?パパ!!にほんにいくの?」



途端に瞳をキラキラさせて俺をじっと見つめるリウ、そうだよ、と答えると小さくガッツポーズをする



「チャンミンにおしえてあげなきゃ、ね!!」


「リウ君、何を教えてくれるの?」


「うふふ、たこやきだよ!!にほんのたこやきおいしいんだから、くるくるってまわすんだよ~」


リウは何度か日本に連れて行ったことがあるが、たこ焼きが随分とお気に召したらしくチャンミンに熱弁を奮っていた


「……ユノさん、本当について行っても?」


不安げに見つめる瞳、仕事のことを考えてるんだろう、とても真面目な人だから


「大丈夫だよ、ホテルは神戸だけど大阪も近い、俺が仕事の間二人で大阪観光してきてもいい、神戸は3人で回ればいいし」


「……はい/////リウ君大阪と神戸だって!!楽しみだね!!」


「おーさか、おーさか♪こうべっこうべっ♪」



……ハネムーンの代わりに、なんて考えてることはまだ黙っていよう、君は喜んでくれるだろうか




はしゃいで暴れるリウを抱き締めて、もう一度君の頬に口付けたんだ


















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紫苑☆

Author:紫苑☆
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