2ntブログ

苺な彼とビールな僕

. スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

. 僕のムソク様 ~あのとき~ 7








*少しR18です


~Yside~








チャンミナの顔を見て本当に大丈夫だってわかると、全身の力が抜けていくのがわかった、ほんとうによかった



「…ひょんごめんなさい///」



顔を上げると申し訳なさそうに俯くバンビアイ、髪が濡れてる?よく見れば下着しかつけてないし




「風呂入ってたの?髪が」



「…うん、ひょん…あのね…んんっ/////」




思わず後頭部を掴んで噛み付くように口を塞いだ、そんなセクシーな格好してるのに平静でいられるわけがない



壁に押し付けてチャンミナの唇をペロリと舐めて舌でノックする、あまりにも性急な俺の行動に頭がついていかないのか大きな瞳をクリクリさせて、ああ、それもまた堪らないよ



舌を絡ませると最初は躊躇していたチャンミナも次第に熱を帯びて俺を求めてくる




「…んっ…あっ…ひょ///…ちゅっ…ちょ…んん…」




俺の胸をトントンと叩いて体を離す、顔は赤く染まりハアハア息を吐く、脇腹からシャツに手を忍ばせるとピクンと体が跳ねた




「…ね、待って///ひょん撮影中じゃないの…あっ…あんっ…」




胸の突起に辿り着き指の腹で刺激すると甘い声を上げる、体を撫で回しながら首筋に舌を這わせた




「ん、夜中まで空き時間だよ、まだ時間ある」



「…あっ…じゃ…どうやって…ここまで…ああっ…やっ!!/////」




下着に手を入れてチャンミナ自身をゆるゆると扱き始める、既に形を成すソコはぬるぬると厭らしい蜜を垂らしていた




「自分の車で来た、ねえ…チャンミナいつもより興奮してる、ベッド行こうか?」



「…あっ…でも…衣装のまま…んんっ…無理でしょっ!!…髪だって…あっ/////」



「チャンミナもう黙って」



「…ちょ!!/////ひょっ…んっ…」




グダグダと抵抗するチャンミナを抱えるように寝室へと向かった、そのままベッドに組み敷いて深くねっとりと口付けたんだ













































. 僕のムソク様 ~あのとき~ 6






~Yside~









チャンミナのマンションに着くと急いでエントランスへと入る、ちょうど住人が出るところでオートロックは解除され俺は中へと入った



…助かった




慌てて飛び出したものの合鍵を持っていなかった



パーカーを着てわからないようにしているが撮影現場からそのままの格好で来てしまった、すれ違う人はチラリと俺を見る、でもそんなことにかまってはいられない!!



エレベーターに乗ってチャンミナの部屋へ、慌ててインターホンを鳴らした、一度鳴らしても出ない



…いないのか?やはり救急車で運ばれた?



今度は何度も鳴らしてみる、そうするとガチャリとドアを開けて迷惑そうな顔のチャンミナが出てきた



「…だれ…えっ!?////」



「チャンミナ!!!」



俺は呆然とするチャンミナを抱きしめるようにしてドアから押し入った







~Cside~







けたたましく鳴るインターホン、おそらくキュヒョナあたりだろうとドアを開けるとそこにはムソク様が立っていた



…えっ、えええええええええええっ!!!/////



声をかける隙も与えられず両頬を掴まれて見つめられる



…なっ、なに!?/////



「チャンミナ怪我は!?」



「…けっ、けが?」



「出血が酷かったって」



「…あ、あの、あれは誤解で…その/////」



「誤解!?じゃ、大丈夫なのか?怪我してない?」




僕の両肩に手を置き顔を覗き込まれる、コクコクと頷くとひょんは目をぎゅっと瞑って項垂れた




「…よかった」




…心配させちゃった?そんな格好して駆けつけてくれたんだ




「…ひょん、心配かけてごめんなさい」





僕は項垂れたままのひょんをふわりと抱きしめた























. 僕のムソク様 ~あのとき~ 5






~Yside~






俺は運転しながらもう一度マネヒョンに電話をかけた、チャンミナの電話は全く繋がらない、心臓がバクバクと音を立てる



今日はたまたま自分の車できていた、まさかこんなところで役に立つとは…



一旦事務所に寄るか?いや、でも入れ違いになったら困る、それならやはりチャンミナのマンションに行くべきか


さっきチラリと見たネットのニュースにはうちの事務所前に救急車がきた、と出ていた



…チャンミナなのか?



マネヒョンが大丈夫だと言うのはチャンミナが俺に口止めしてるからじゃないのか?撮影中で忙しい俺に気を使って…



「あのバカッ!!」



俺はチャンミナのマンションへと車をとばした






~Cside~







とにかく皆に謝りまくってなんとかその場はおさまったんだけど、なんと救急車が光の速さで来てしまって事務所の中はまだ騒然としていた



『本当に申し訳ありません!!』



何度も頭をさげるマネヒョン、僕も申し訳なくて救急隊員の方に頭を下げた




「…まったく、えらい騒ぎだよ」


「マネヒョン、ほんとごめん/////」


「今日の打ち合わせは延期になった、とりあえず家に送るよ、早く髪洗いたいだろ?」


「…はい/////」





家に着くと速攻でシャワーを浴びた、何度洗ってもケチャップの匂いがするような気がするよ(泣)


三回洗ってもう諦めた、今日はほんとになんて日なんだ、ユノひょんとの喧嘩に始まって…




…はあ




こんな日はビールガンガン飲んで寝てしまおう、うん、それがいい!!



バスルームからでて髪をガシガシと拭きながら冷蔵庫を開けたその時!!




ピンポーン♪



ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン♪





けたたましくインターホンの音が鳴り響いたんだ











. 僕のムソク様 ~あのとき~ 4





~Cside~










『キャーーーー!!!』




悲鳴をあげて走り去るスタッフ、しばらくするとバタバタという足音と共に数人が部屋に入ってきた


『チャンミン大丈夫か!?』


『誰かタオル!!』


『救急車呼べ!!』



はああっ!?救急車ーーー!?



頭にグルグルとタオルを巻かれてソファに座らされる、いや、なんでこんなことになってんの?(汗)



「…ちょっ…ちょっと待って、こけたぐらいで救急車とか大袈裟な」


「だって血が凄いんだ、とにかく病院行かなきゃ!!」



…血?血なんて出てないけど



騒然とするこの部屋でぼんやりと考えていると落ちているホットドッグが目に入った



……あれ?




「ああああああああああああっ!!!」




ピタッ




周りにいたスタッフ達の動きが止まった、僕に一斉に集まる視線が痛い(泣)



「…あの、これ血じゃなくて、その…ケチャップなんだけど/////その…転んでどういうわけか、その…あ、頭に/////」




『ええええええええええええっ!?』




僕は恥ずかしくてこれ以上ないにくらい小さくなった








~Dside~







俺は市内にあるカフェで事務所のスタッフ数人と打ち合わせ中だった、後からヒョクも来る予定だ



スマホをじっと眺めていた一人が



「おい、チャンミンが怪我したらしいぞ」


「「「えええっ!?」」」



その場にいた全員が驚いて声をあげた、しーっとそいつが人差し指を立てる、離れているとはいえここは普通のカフェだった



「なんでも血がひどいらしい、病院に運ばれたみたいだよ」



…病院!?よっぽどじゃないか、ユノにも連絡入ってるだろうな



カトクにチャンミンは大丈夫か、とメッセージを送った



「あ、まだ誰にも言うなよ、詳しいことはわかってないんだ」



…あ、やべ




俺はスマホをポケットにしまったまま忘れてしまっていた

































. 僕のムソク様 ~あのとき~ 3









~Yside~









『はいOKです、お疲れ様でーす』




昼間の撮影を終え休憩に入った、今日は夜警軍のシーンの撮影、夜中まで待ち時間があるそうだ、仮眠でも取ろうかと楽屋へと向かう途中、スタッフ達から視線を感じた



「どうかした?」


「ユノさんマネージャーさんから連絡とかありました?」


「…いいや、多分ないけどなんで?」


「あっ、じゃあいいんです、すいません」


「余計なことは言わないほうが…」

「そ、そうね」




ボソボソと聞こえるスタッフ同士の会話、いったいなんなんだ?



楽屋に戻るとスマホを確認した、マネヒョンから着信はない、変わりにドンへからカトクが届いていた



『チャンミン大丈夫なのか?出血がひどかったって聞いたけど』



はあ!!出血!?



なんだそれ!!何も聞いてないし連絡も来てない、ドンへにメッセージを返したけど既読はつかない、イライラしながらマネヒョンに電話をかけた



RRRRRRRRRRRRR~♪



…でない、何があった!?クソッ!!



何度かかけ直すとやっと出てくれた、いったいどういう状況なんだよ!!



「マネヒョン!?チャンミナ怪我したのか!?」



「えっ!?どこでそれを…あ、いや大丈夫なんだ」



「怪我して大丈夫ってどういうことだよ!!」



「そんな大きな声出さなくても、とにかくあいつは無事だから、心配するようなことじゃないって、ちょっと取り込んでてな…今から家に送って行くから後でまた連絡してやってくれ、じゃな!」




ブチッ




一方的に喋って切られてしまった、頭の中を整理する



チャンミナが怪我をした?でもあいつは今日は事務所で打ち合わせのはず、さっきの電話も事務所からだった



帰りの車とか?いや、そんな早くは終わらないはずだし…



コンコン



ノックの音でハッと我にかえる、自分で思うよりずっと大きな声を出していたらしく、スタッフが開いたままのドアから心配そうに覗きこんでいた



「チャンミンさん大丈夫ですか?」



「いや、怪我したみたいなんだけど状況がよくわからなくて」



「ユノさんに連絡が入ってないのに言うのもどうかと思ってたんですが…あの…事務所で頭から血を流して倒れていたって」



…え!?



俺はスタッフの言葉に全身から血の気が引くのがわかった



「…この後の撮影って夜中からでしたよね?」


「えっ?あ、はい」


「すいません、ちょっと出てきます」


「ええっ!!ユノさん!?」




俺は返事を待たずに財布とスマホを持って外へ飛び出していた!!!























. プロフィール

紫苑☆

Author:紫苑☆
FC2ブログへようこそ!

. カテゴリ
. 検索フォーム
. ブロとも申請フォーム
. QRコード
QR