苺な彼とビールな僕

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～Cside～








「お兄ちゃん、テーブルにこれ置いて！！」



「…えっ、ちょっと待って」



「ほら、ヒヨンも手伝って！！」



「はぁい」




そろそろユノさんとリウくんが着く頃だ、今日は店は定休日、毎年クリスマスの後の休みには家族で集まってここで食事をするのがシム家の恒例行事！



…今日は大切な人達も一緒に////



前の駐車場に車が…？窓からユノさんの姿が見える、白いシャツにセーターを重ねてダウンジャケット、ジーンズとか珍しい/////リウくんも蝶ネクタイしておしゃれしてる！！




カラン♪




「こんにちは」



「「「いらっしゃいませ～♪」」」



「ユノさん/////」



「今日はお招きありがとう、チョン・ユンホと申します、こちらは息子のリウです、さ、リウご挨拶して」



「…あ、あの…こんにちは/////」



「…リウ、随分声が小さいじゃないか」



ユノさんの後ろに回ってぎゅっと服を掴むリウくん、どうしたのかな？



「やだー！！チョーかわいい♡リウくんって言うのねー？」


「私はチャンミンの妹のスヨン、こっちがヒヨンよ、よろしくね♡」



「…よ、よろしくおねがい…します/////」



妹のスヨンとヒヨンがどんどんリウ君に迫る（笑）



「こらこら、怖がっちゃうだろ、父さん呼んできて」


「はーい」



きゃっきゃと騒ぐ妹達を追いやって二人を席へと案内した



リウくんがユノさんに何か言ってる、真っ赤な顔してほんとかわいい



「…パパ、たいへん/////」




「どうしたリウ？」



「…チャンミンがいっぱいいる////」



ユノさんがリウくんを見てクスクスと笑って僕を手招きをした



「リウは妹さん達がチャンミンにそっくりで動揺してるみたいだよ（笑）」



「…えっ！？/////」



…そ、そうだったんだ（笑）



ユノさんからはクマさん相手にこっそり練習してたって聞いてたから



もじもじしちゃって、やっぱり女の子の前だと照れちゃうんだね///





程なく父もやってきて、ひとしきり挨拶を交わすと僕らの小さな食事会がはじまったんだ

2016-01-08 17:00 ｜カテゴリ : 空色の調べにのせて ｜コメント(4) ｜トラックバック(0)