苺な彼とビールな僕

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～Cside～









「で、付き合うことにしたんだ？」





「あ、えっと……うん///」





「まああのユノ君の推しの強さには勝てないだろうね～」









腕を組んで大袈裟に頷くキュヒョンに大きく溜息をつく







ここは大学のカフェテリア、様子のおかしい僕に気づいたキュヒョンに講義終わりに呼び止められて






な、何故か尋問されて、その……ユノとの事を話すハメになってしまった！！







まだ、誰にも言うつもりもなかったのに……







そりゃ親友であるキュヒョンにはいずれは話さなきゃって思ってたけど







中学からの同級生であるキュヒョンは、ユノの事もよく知ってるから……








………あの日、突然のキスに慌ててユノの部屋から逃げて帰った僕






不審がる両親には知られたくないと思っていたのに







『ユノ君と付き合う事になったんだって？』







なんて次の日さらっと母さんに言われちゃって///







持っていたコーヒーを盛大にこぼして大騒ぎになってしまった






しかもうちの親だけじゃない！！



ユノってば自分の親にもしっかりとカミングアウトしていたらしく






『ユノのことよろしくね』






なんて、玄関を出たところでおばさんにも言われてしまって






ああ、これってもう万事休すじゃないか！！






「でも、満更でもないんだろ？」



「………///」







当たらずとも遠からずなキュヒョンの言葉に、なんとも複雑な気持ちになる僕だったんだ

2019-11-01 17:00 ｜カテゴリ : そんなデカイの入るわけない！！ ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)