苺な彼とビールな僕

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～Cside～










「は、花火大会、ですか？///」





「ああ、二駅ほど離れたところなんだけどさ、ポスター貼ってくれって言われてさ」




「た、楽しそう！！」




「だろー？店でも出さないかって言われたけど色々手間だし、普通に皆で遊びに行くのもいいかって思ってさ」




「あ、でも、ユンホさんに聞いてみないと///」





「はは、だな、ユノのやつに聞いてみないとな」







そう言ってクスクスと肩を揺らすドンへさん、朝一に開店の準備をしているところで声をかけられて






どうしたのかと思ったらお祭りとか！！







家の近所にある夏祭りなら行ったことあるけど、花火大会とか見たことないし






すごーく昔に家族で花火をしたことがあったような……






いったいいつのことだったのか、僕はずっと缶詰の中にいたからわかんないけど








ユ、ユンホさんは行くって言ってくれるかな？



僕ってば何故かトラブルに巻き込まれることが多いから迷惑かけちゃうし








で、でも、おっきな花火見てみたい///







うん、帰ったらユンホさんにお願いしてみよう！！







ユンホさんの大好きなイチゴのデザートも買って帰っちゃおうかな







可愛くおねだりしたら聞いてくれるかも！！









僕は花火大会のポスターを店の壁に貼りながら、ユンホさんが許してくれるようこっそりお祈りをしたんだ

2019-07-19 17:00 ｜カテゴリ : 鈴カステラの缶詰 ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)