苺な彼とビールな僕

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～Cside～








ユンホさんのマンションからトボトボと歩いて、あちこち彷徨っては見たものの行くあてなんてもちろんなくて






結局は自分の家に帰ってきてしまった






かなりの距離を歩いたから足はガクガクだし、お腹だってペッチャンコだし






そういえば昼から何も食べてなかったっけ……






家に帰ったらラーメンでも食べよう、いつもは入れない卵とか今日は入れてもいいかもしれない




そうしたらこの気持ちも少しはマシになるのかも……








ユンホさんあれからどうした、かな






ぼんやりとしながら階段を上がると、部屋の前で黒い影がゆらりと動いた






誰かいる………？






キャップを深く被り腕を組んだまま俯くその人は、僕が会いたい人に凄く似ていて、まさか……！？






「………ユ、ユンホ、さん？」



「おかえりチャンミン」



「…ど、どうしてここに？」



「よかった無事で」



「………わ///」







ふわりと笑ったユンホさんにあっという間に引き寄せられて、何も聞けないまま腕の中に閉じ込められてしまったんだ

2018-08-02 17:00 ｜カテゴリ : 僕の彼氏は有名人 ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)