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. うちの家政婦さん 40
~Cside~
……これからどうしよう
街灯の下、ベンチの上で膝を抱えて丸くなる僕は途方にくれていた
膝の間に顔を埋めて込み上げてくる涙を必死に堪えて下唇を噛む
辺りは真っ暗闇で車すら通らなくて、さわさわと草の揺れる音だけが寂しげに聞こえていて…
と、その時、パタパタと足音がして誰かがこちらへと近づいて来た
「や、やっと見つけた!!」
優しい声にハッとして顔を上げると、そこには肩で息をするチョンさんの顔があって
「……チョンさん///」
「急にいなくなるからすげー心配した」
「……す、すいません…僕………」
「とにかく無事でよかった、さ、帰ろう?」
「………いえあの、僕、あの………お、お邪魔なら帰りますから」
「なに言ってんの、邪魔なわけないじゃん」
「………でも///」
「少しここで話そうか」
そう言ってチョンさんは僕の隣へと腰掛けた、改めて見つめる横顔はいつも通りかっこよくて直視できない
ああ、やっぱり僕はこの人が好きだ///
そんなことを考えていると、だんだんと顔に熱が集まってくるのがわかる
……よ、夜でよかった///
黙り込んでしまった僕に、チョンさんは優しく微笑んでぎゅっと手を握った
「チャンミン聞いて欲しいんだ」
「………はい///」
「俺、最初会った時からずっと………」
そう言いかけて黙ってしまったアーモンドの瞳は蕩けるように甘くて、僕は息を詰めてその唇を見つめたんだ
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