苺な彼とビールな僕

-------- --:-- ｜カテゴリ : スポンサー広告 ｜コメント(-) ｜トラックバック(-)

～Cside～







………やっぱり何かおかしい





食事の後2人で食べた苺のタルト、口の周りにクリームをたっぷりとつけたユンホ先生が可愛くて思わず拭いてあげようとしたのに、慌てて顔を背けられてしまって……




それって嫌だったってこと、だよね





僕に触られるのが嫌、なのかな？


それとも付き合ったら僕のことが嫌いになっちゃったとか






その後は普通に見えたけど、本当はどう思ってるんだろうって





帰り際はぎゅっと抱き締めてくれたからキスもしてくれるのかと思ったのに、そのまま逃げるように帰ってしまったし




………やっぱり男だからそういう気持ちにならないってこと？





土日もぐるぐると考え込んじゃって迎えた次の週、いつもと変わらないユンホ先生に不安ばかりが募ってしまって





保健室のデスクでついつい考え込んじゃって、生徒にまで心配かけるとか




僕ってばいつのまにこんなにユンホ先生のことを///






「シム先生、悩みなら相談にのりますよ？」


「シウォン先生……」


「ユノと何かありましたか？」


「あ……いえ///」





放課後現れたシウォン先生に随分と心配されたけど、まさかこんなこと相談できるわけない、よね




黙ってしまった僕にシウォン先生は僕の背中を優しくポンポンと叩くと





『あいつ鈍感だから言わなきゃわかんないですよ』





そんなアドバイスを貰って、ちょっと泣きそうになってしまった僕だったんだ

2018-04-01 17:00 ｜カテゴリ : 熱血！！ユンホ先生 ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)