苺な彼とビールな僕

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～Y side～







『じゃあ後は2人で楽しんでらしてね～』







俺達を散々買い物に連れ回した挙句、ばあちゃんは次の日、山盛りの荷物を持って帰って行った




………ったく、どうしようもねぇな（笑）




ハネムーンについてくんのもどうかと思うけど、まあ、旅行自体が結婚祝いだって言ってたから、それはそれでよしとするか





「お祖母様帰っちゃいましたね」





なんて、寂しそうに窓の外を眺めるお前にちょっぴりイラついてしまうよ






「なんだよ、俺と2人じゃ気に入らない？」


「そ、そんなこと言ってませんよ/////」


「ふうん？」


「ただね、お祖母様と話してるとユノが子供みたいで可愛くて（笑）」





何を思い出したのか俺の顔を見てクスクスと笑うから、背中からぎゅっと抱きしめて首筋に噛み付いてやった





「……いたっ！！ユ、ユノ……ちょ/////」




驚いて振り向いたところで唇を塞いで、抗議の言葉なんて聞いてやるつもりなんて更々ない




「………や……はな……ん/////」


「やだ、やっと2人きりになったのに」


「……ずっと2人でいるのに…あっ/////」


「ん、今日はこのまま部屋にいよう？」


「………バカ/////」







押し返す腕を掴んで抱き寄せると、俺を睨みつける可愛い奥さんに優しくキスをしたんだ

2017-11-01 17:00 ｜カテゴリ : 俺の婚約者殿 ｜コメント(-) ｜トラックバック(0)