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苺な彼とビールな僕

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. 夢で逢えたら 3







~Yside~





「チョンさん随分顔色が悪いですよ?」



駅まで迎えに来てくれた取引先のテミンが心配そうに俺の顔を覗き込む


俺よりは年下だがとても優秀な新人で、何度かうちの会社にも来たことがあり面識があった



「いや、大丈夫です、すいません迎えにまで来て貰って」


「いやいや、うちの会社とんでもなく山の上にありますからね、バスだって本数少ないし、タクシーもつかまりませんから(笑)」


「はあ…」



体調が悪いわけじゃなく夢見が悪かったんです、とも言えず、とりあえず気を取り直して仕事モードへと頭を切り替える



それでも頭から離れないのは彼が俺を呼ぶ声で、細い腕を伸ばして縋ろうとするその手を取ってやりたかったのに



……目を覚ましてしまうなんて




バンビの瞳の彼がそうそう夢に出て来るわけじゃない、今回だって全くの偶然だったし、そんなに夢のことを気にするなんておかしいのかも知れないけど……



どうにか仕事を終えると辺りはすっかり夕暮れ時で、テミンが駅まで送ってくれるというので素直に甘えることにした



「それにしても何でこんな山奥に移転を?以前は市内にあったんですよね」


「ああそれは……社長が息子さんの療養の為に田舎に引越したからなんです」


「息子さん……ですか?」


「ええ、小さい頃から心臓が弱かったみたいで、確かもう二十歳くらいには……あ!!あそこが社長のご自宅なんですよ、ほらあの白い家がそうです」


「……え?」




テミンが指を指したその先には、俺の夢に出てきた白い家がそっくりそのまま建っていたんだ




















ご訪問ありがとうございます*ˊᵕˋ)੭

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comments
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2017-03-02 23:13:02 | [編集]

5034. Re: (・Д・)ノ ち***様 さん
コメントありがとうございます♡
わかりますよ!!あのpvですよね!!
本人全然出てこーへんやつ←
ああいう紗がかかった感じです(●´艸`)ムフフ
伝わってよかった♡
2017-03-04 01:46:35 | [編集]

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