苺な彼とビールな僕

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～Yside～





いく日ぶりかに触れた肌は、まるで果実のように甘くて艶やかで……


俺の手の中で弾けてしまった君は、耳まで赤く染めてシーツに顔を埋めてしまった


離れていたことを忘れるほどに君を愛したいのに、そんな風にされるとやっぱり意地悪をしてしまうのは俺の悪い癖


「チャンミン顔見せて？」


「……や………意地悪なユノさんは嫌いです/////」


「ん？嫌いになった？本当に？」


「…………うそ……お願い、早く……/////」



切羽詰ったように細い腕を伸ばしてキスをせがむから止まらなくなる


明日は午後から仕事にしておいて正解だな、やっぱり朝まで離してやれそうもない


耳元で囁くのは愛の言葉で、絡め合う指、重なる体は一つになって蕩けあって……何度となくお互いを求めあったんだ








「パパ、おねぼうさんだね～」



次に目を覚ましたのはちょうどリウが保育園に行く前で、ベッドの脇にちょこんと肘をついて覗き込む小さな顔をふわりと撫でた


「ん、リウおはよう、もう行くのか？」


「うん、きょうはね、かえってからソラちゃんちにいくの、おやくそくしてるの」


「そうか、夜は早めに帰るから一緒にご飯を食べような」


「うん！！」


「リウ君遅刻するよ、早く早く、ユノさん、リウ君を送ってきます」


「ああ」



……眠りについたのは朝方だったのに、少し顔色が悪いのは寝不足のせい？いや、俺が無理をさせてしまったからか



チャンミンも今日は休みをとっているし、たまには二人で二度寝してみるのもいいかもしれない

2016-12-02 17:00 ｜カテゴリ : 空色の調べにのせて ｜コメント(4) ｜トラックバック(0)