あの空の向こうに 4

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～Yside～

高校に入ってから告白されることが多くなり、女の子達と遊ぶ機会も増えていった

……今思えば、あの頃の俺は叶わぬ恋に自暴自棄になってしまっていたのかもしれない

そんな時だった、付き合ったばかりの彼女に、学校帰り公園で突然キスをされてしまう

そして偶然にもチャンミンが通りかかって……見られてしまった

ハッとして背中を向ける細いシルエット、走り去る姿に胸がズキズキと痛む

彼女にキスされたことより、チャンミンに見られてしまったことの方がショックだった

『一緒にいてもずっと寂しい』

そう言って去っていった彼女、ああ、俺はなんて最低な人間なんだろう

自分の気持ちを押し殺して、他の子と付き合ったってその子を傷つけるだけなのに……

……自分の想い

父さんや母さんには申し訳ないと思うけど、やっぱり自分に嘘はつけない

俺はチャンミンが好きだ

伝えなきゃ……！！ダメでもいい、報われなくても俺の想いは変わらないから

俺は急いで家へと帰ると、二階にあるチャンミンの部屋へと駆け上がった

幸いなことに家には誰もいなくて、ドアの前で乱れた息を整えると、震える手でノックをした

「チャンミンいる？入っていい？」

「……うん」

ゆっくりとノブを回して部屋へと入ると、そこには夕陽に照らされたチャンミンが寂しそうに佇んでいたんだ

やっと動き出します(●´艸`)ﾑﾌﾌ

ご訪問ありがとうございます*ˊᵕˋ)੭

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