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苺な彼とビールな僕

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. Crazy night 6


BL表現あり^ ^

R18です♡

大丈夫な方どうぞ~





~Cside~





肩を叩かれ振り向いたら

焦点の合わないほど近いリンの顔



…ちゅっ



唇に触れる柔らかい感触!!




な、ななーーーっ!/////////



まるで不意打ちのようなキス
周りにいた人達も唖然としている



「ミニ!大好きーー僕酔ったかも////」



ぎゅうぎゅうと抱きついてきた




え?…え?//////




わけもわからずフリーズしているとユノひょんが険しい顔でやってきて



ベリッ!!



無言で僕からリンを剥がした



オーナーも慌ててやってきて、酔っ払ったリンを部下に任せると


「大変失礼しました、孫がご迷惑を…」



深く頭を下げられて…



「お気になさらず、酒の席のことですので、どうぞ頭を上げてください」


ひょんが対応してくれてる…なんだかホッとした





でも…



リンって未成年じゃ…?

ってゆーか飲んでたっけ…?




疑問符が頭に大量に湧いてきた






~Yside~




まったく…びっくりさせてくれる

思わず溜息が漏れる



…が、おかげで早めに解放されたな




あまりの出来事にぐったりしたチャンミナを連れてエレベーターへ


「…チャンミナ大丈夫?」


髪を撫でてそっと前髪を梳かす、ワインのせいでほんのり染まった頬が色っぽい


腰にぐっと手を回すとビクッとして俺の顔を見た


「…ひょん、大丈夫ですから…///」



俺の腕を離そうと抵抗を試みる

…離すはずないじゃん



熱っぽく見つめると瞳を潤ませて視線を逸らした



部屋に入ると同時に背中から抱き締めて肩に顎を乗せた



「…チャンミナ…一緒にお風呂入ろう」



首筋に唇を落としてそのまま耳朶に軽く噛み付く



「…あっ///」



シャツの上から胸の突起を探し出す


少しの刺激で固く主張をはじめた…


耳に後ろから唇を落としながらその突起を摘まんだ



「…んんっ///」



チャンミナの甘い声が漏れる




…止まらなくなるな




「…お湯入れてくる、待ってて」




ちゅっ…と髪にキスして離れた

























. Crazy night 5

BL表現あり^ ^

大丈夫な方どうぞ~




~Cside~



ライブも無事に終わり、僕らは早々にホテルに戻った



会食はホテル中のレストランを貸し切ってやるらしい


あの優しそうなおじいちゃんはこのホテルのオーナーだった





へぇ…///



中華って聞いてたからもっと中国風なお店なのかと思ったら、雰囲気のいい洋風のつくりになっていた


外はテラスになってるみたいだし…



そしてあらゆるところに真っ赤な薔薇が飾られていて…


綺麗…///


僕らのカラーで歓迎してくれたらしい

薔薇のレッドオーシャンだ!!



「お待ちしておりました、どうぞ」


リンがニコニコと出迎えた



普段なら隣に座るひょんが向かい側に案内されて…


…なんか不安


ひょんの隣にはセクシーなドレスの綺麗なお姉さんが座った


ニコニコとひょんがエスコートしてる


…鼻の下伸びてるって!!



イライラする…



僕の隣にはリンが座った



「ミニ?どうかした?」



ぼくは黙って首を振った


せっかく色々と話してくれるのに全然入ってこなくて



…もう帰りたい




とりあえずワインをぐっと空けた








~Yside~



案内されて席についた、が…

チャンミナと離されてしまったな



見れば向かい側に不安な顔の愛しい人



もう帰りたいって顔に書いてある



目があって、ニコッと笑ったら大きな瞳で思いっきり睨まれた



…その目、煽られる

早く部屋に連れて帰りたい…




会食がはじまって、オーナーと話が弾んだ、ほんとうにいい方だ


「オーナー、ご相談があるんですが…」


俺はオーナーに頼み事をした



彼は最初目を丸くしたが、うんうんと了承してくれた




「…ユノ?ちょっといいですか?」


リンがテラスに俺を誘った


席を立って、チャンミナの後ろを通る



「…飲みすぎるなよ…」

周りにわからないように髪に唇を落とした



「…っ/////」



驚いて振り返る大きな瞳


…ふふ、堪らない





テラスにでるとリンが待っていた



「…ユノはミニを愛してるの?」




…は?

随分またストレートだな…





「愛してるよ、唯一無二のパートナーだ、誰にも譲れない」



にっこりと、でも威圧的な笑顔で返した



リンは一瞬驚いたがすぐふわっと笑って



「…そこまでハッキリ言うとは思わなかった…」



視線をチャンミナに向けた



「…でも、ミニは隙だらけだよ?いつでも誰か狙ってる…そう、僕みたいに…」



…やっぱりか



クスクスと笑って



「そんなに警戒しなくても邪魔はしないよ…」


そう言って席を離れたリンはチャンミナの方へ向かった




まったく…

チャンミナとはまた違うタイプの小悪魔だな、計算しつくしてるような…



ぼんやり見ていたら


そっとチャンミナの後ろにまわって、肩をトントンと叩いた



…ちゅっ…



ガタガタッ!



耳まで真っ赤になるチャンミナ!!




…っ!!




あいつ!!
チャンミナにキスしやがった!!!!




. Crazy night 4


BL表現あり^ ^

大丈夫な方どうぞ~




~Yside~




ライブ当日、朝から記者会見だのインタビューだのバタバタと仕事をこなす



それにしても暑い…

気温がそこまであるわけじゃないのに

ぼんやりしていると




「…やっぱり浮腫んでる…」



楽屋でチャンミナが俺の顔を覗き込んだ



…ちゅっ



「…っ///!!!!」




驚いて後ろに下がりガタガタと椅子にぶつかった




クスクスと笑うとキッと睨んだ



「誰か来たらどーすんですか!?」



耳を赤くしてブツブツと文句を言う




「…だって夜まで待てなくてさ」




からかい半分もあるけどこれは本音



ボッと音がするほど赤く染まったチャンミナは、両手で頬を挟んで



「…あの…夜は僕がしますから…//////」



そう言って出ていってしまった



…は//////





…あいつほんと小悪魔だな//////





~Cside~





熱くなった体を冷まそうと少し外に出た



外っていっても中庭という感じ

中は騒然としてるのにここは別世界のように静かだ


「ミニ!!」


どこからともなく聞こえた声、リンはまたふわふわと僕の隣にやってきた



…だからこの距離感///



冷まそうと思った顔がまた赤くなる



「ミニ?真っ赤だね?大丈夫?」


…は、離れてくれたらね///



心で思ったけど口には出さず、さりげなく距離をおいた



ニコニコとライブが楽しみだとか、ご飯は中華だとか話すリンを、弟が居たらこんな感じかと思いながら聞いていた



「チャンミーン?そこにいるのか?」



マネヒョンの声、行かなきゃ!




「リンまたね」




そう言って離れようとすると頬にふわっとした感覚




…キスされた!?////////////



「…ミニってかわいい」



そう言って走っていってしまった



呆然とその後ろ姿を見送った



…なんなんだいったい///






もやもやとしながら急ぎ足で楽屋に戻った…




ひょんはソファーで横になっていて



…//////



もう起こさなきゃ…でも、なるべくギリギリまで寝かせてあげたい

少しでも浮腫みが取れるといいけど…



そっとブランケットをかけた瞬間




ガバッ!!!




「…わっ///」


「チャンミナ捕獲ーー!!」



デカイ2人がドタンバタンやってるとマネヒョンがやってきた



僕らの様子に呆れた顔で



「ほら、いくぞ!!」




僕らは顔を見合わせて笑って、そしてステージに向かった







. Crazy night 3


BL表現あり^ ^

R18です♡

大丈夫な方どうぞ~






~Yside~




ベッドに組み敷いて唇を落とす



「…んっ…ひょん?今日はだめっ…」



なんとか逃れようと体を捩る



返事の代わりにチャンミナの耳に舌を差し込んだ



「…んんっ…///…だ…め…」



それでも抵抗しようとする細い腕をベッドに押し付ける



チャンミナの中心をぐっと膝で刺激した



「…ひょん!!!//////」



…今日は手強いな



「…チャンミナ…最後までしないから…ね…触らせて?」



頬を撫でながらお願いしてみる…




チャンミナは眉を下げて瞳を逸らした





~Cside~




…触らせて…だなんて!!!



もう触ってるじゃん//////

僕だってほんとは…!



ひょんはこうなったら絶対にひいてくれない…



「…ひょん?今日はもう遅いし…ひょんを寝不足にしたくないんです」



必殺上目遣いでウルウルと懇願する



「…///」



ひょんは黙ってしまったけど体は離してくれない…



「…ね?じゃあ僕がしましょうか?///」



ひょんは一瞬ビクッとして口元に手を持っていった




わ…赤くなってる///




「…だめだ!…おまえにそんなことされたら…すぐにイっちゃうよ//////」



…//////



僕は小さく溜息をついて

「…最後まではダメですよ///」



ひょんの背中をそっと抱きしめた…






結局ひょんに身体中を散々舐められて撫でられて…口でイカされて…///



それでもまだ離してくれないひょんに肘鉄を食らわしてやった



ベッドを抜け出てミネラルウォーターを冷蔵庫から出しひょんに渡す




「…ねぇ?ひょんは…大丈夫?」




「…ん?明日チャンミナがいっぱいしてくれるんでしょ?」



…そ、そんなこと言ったっけ?///




ニヤニヤと意地悪な顔で笑ったひょんは、ミネラルウォーターを一気に飲み干した







. Crazy night 2



BL表現あり^ ^

R18です♡

大丈夫な方どうぞ~



~Yside~




ウロウロと落ち着かないチャンミナを捕まえて背中から抱きしめた



このまま押し倒したい…



真っ赤になった耳朶に唇を落として、耳の中に舌を差し入れた



「…んっ…あ…ひょん…だ…め///」



ピクリとして俺から逃れようとする



意地悪くぴちゃぴちゃと耳の中を犯した



「…あっ…あっ…んっ…」



チャンミナの力が抜けてきた

シャツのボタンに手をかけようとしたその時



ピンポーン





クソッ…タイムリミットか…




ヘナヘナとその場にしゃがみ込むチャンミナ



「…バカひょん///」




そう言って可愛く俺を睨んだ






そのあとは分刻みのスケジュールで…
やっと解放されたのは夜になってからだった


「今回のこっちの主催者の一人に会ってほしいんだ、明日は会食があるし」



マネヒョンによると、なんでもお孫さんが俺らのファンらしい…



会食ってなんだよ、ライブ後も仕事かよ



ハア、と溜息を漏らして



とりあえずチャンミナとホテルの一室に向かった




主催者の年配の男性は、人のいいおじいちゃんって感じで好感の持てる人だった

孫は…


なんて言うか、モデル並みに綺麗な男の子だった



多分10代だよなぁ…




キラキラとした目でチャンミナを見つめていた





~Cside~




やっと仕事から解放されると思ったら、今度は主催者へのサービスとか



人と話すのが苦手な僕は、ひょんの少し後ろでぼんやりしていた



僕らのファンだという男の子はリンといった



「ミニ…僕あなたのファンなんです」



ニコニコと話しかけてくるリンは、栗色の髪に栗色の瞳で…
綺麗な男の子だった

いつの間にか僕の隣にフワリと入り込み、腕に手を回して


「明日の食事会、楽しみにしています」

と、告げた




…びっくりした//////




ふう…と、胸をなでおろす僕の横で、ひょんはなんだか不機嫌な顔をしていた






もう日付も変わろうとする時間、やっと部屋に戻ってきた


ひょんは僕を抱き寄せたけど、そっと離れてシャワーを浴びた



今夜はおとなしく寝かさなきゃ…
ひょんは疲れるとすぐに顔にでる




ゲストルームの一つに僕が寝たっていいんだ…






でも、ひょんがそんなこと許すはずもなくて






気付けばクィーンサイズのベッドに組み敷かれていた////////













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紫苑☆

Author:紫苑☆
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